知ってましたか?「アメリカ(バンド)」の全盛期を飾ったアルバム・タイトルは、全て頭文字が「H」なんですよ。

知ってましたか?「アメリカ(バンド)」の全盛期を飾ったアルバム・タイトルは、全て頭文字が「H」なんですよ。

「名前のない馬」や「金色の髪の少女」をはじめとして、70年代にヒット曲を連発した「アメリカ」。現在でも元気に2人組で活動していますが、3人組だった70年代の作品は、今聴いても心に沁みる素晴らしいものばかりです。そしてその素晴らしいアルバムのタイトルは全部「H」で始まるんですよ。


前作に引き続き全米4位の大ヒットとなった1975年のアルバム「ハート」です。原題には「S」がついていて複数形。
そう言えば、この頃の邦題には複数形を無視したタイトルが多かったですね。馴染みにくいと考えたのでしょうか?!

1.ひなぎくのジェーン 
2.ハーフ・ア・マン 
3.ミッドナイト 
4.ベル・トゥリー 
5.オールド・ヴァージニア 
6.谷間の人々 
7.カンパニー 
8.ウーマン・トゥナイト 
9.ストーリー・オブ・ア・ティーン・エージャー 
10.金色の髪の少女 
11.希望の明日 
12.シーズンズ

Hearts

本作をアメリカの代表作というファンが多数いる人気のアルバムです。その理由は、各曲の出来の良さもさることながら、全米1位となった「金色の髪の少女 」を収録しているためでしょう。

一般的にアメリカの代表曲と言えば「名前のない馬」と、この「金色の髪の少女 」、それに1982年に大ヒットする「風のマジック」になるのではないでしょうか?!

Hideaway

「隠れ家」と付けられた6枚目のアルバムは1976年に発売されました。

1.ラヴリー・ナイト
2.琥珀の滝
3.がっかりしないで
4.キャント・ユー・シー
5.ウォーターシップ・ダウン
6.シーズ・ビサイド・ユー
7.ハイダウェイ・パートⅠ
8.彼女はうそつき
9.レター
10.トゥデイズ・ザ・デイ
11.ジェット・ボーイ・ブルー
12.フーラヴズ・ユー
13.ハイダウェイ・パートⅡ

Hideaway

ストリングス、木管、コーラスなど重厚で品の良い、ジョージ・マーティンならではの英国サウンドを聴くことができます。
アルバムは全米11位とこれまたヒットしたのですが、時代は徐々にディスコへと移っていきアメリカもジョージ・マーティンもそぐわなくなっていきます。

Harbor

1977年発表の7作目「ハーバー」。ここにきて初めてジャケットにメンバーが写っていませんね。だからというわけでもありませんが、本作を最後にダン・ピークが脱退してしまいます。
アルバムは全米21位と健闘していますが、時代はディスコにパンク。アメリカにとっては厳しい時代となってしまい、本作以降の売り上げは低迷していきます。

1.ゴッド・オブ・ザ・サン
2.スロー・ダウン
3.ドント・クライ・ベイビー
4.シーズ・ゴーン
5.ポリティカル・ポウチャーズ
6.サラ 
7.サージャント・ダークネス
8.アー・ユー・ゼア
9.ブラウン・アイズ
10.モンスター
11.ハリケーン
12.ダウン・トゥ・ザ・ウォーター

Harbor

3人のオリジナル・メンバーによる最後の作品。これ以降もアメリカは2人で活動を続けていくのですが、やはりデビューからここまでが最盛期といっていいのではないかと思います。
アルバムタイトルの「H」も本作で途切れてしまうのですが、頭文字「H」のアルバムは、どれも今聴いても楽しめる充実した作品です。

因みに、1994年「Hourglass」、1998年「Human Nature」、2007年「Here & Now」と久しぶりに3作連続して「H」のタイトルが蘇ります。どれだけ「H」好きなんだか。。。

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