前作に引き続き全米4位の大ヒットとなった1975年のアルバム「ハート」です。原題には「S」がついていて複数形。
そう言えば、この頃の邦題には複数形を無視したタイトルが多かったですね。馴染みにくいと考えたのでしょうか?!
Hearts
本作をアメリカの代表作というファンが多数いる人気のアルバムです。その理由は、各曲の出来の良さもさることながら、全米1位となった「金色の髪の少女 」を収録しているためでしょう。
一般的にアメリカの代表曲と言えば「名前のない馬」と、この「金色の髪の少女 」、それに1982年に大ヒットする「風のマジック」になるのではないでしょうか?!
Hideaway
「隠れ家」と付けられた6枚目のアルバムは1976年に発売されました。
Hideaway
ストリングス、木管、コーラスなど重厚で品の良い、ジョージ・マーティンならではの英国サウンドを聴くことができます。
アルバムは全米11位とこれまたヒットしたのですが、時代は徐々にディスコへと移っていきアメリカもジョージ・マーティンもそぐわなくなっていきます。
Harbor
1977年発表の7作目「ハーバー」。ここにきて初めてジャケットにメンバーが写っていませんね。だからというわけでもありませんが、本作を最後にダン・ピークが脱退してしまいます。
アルバムは全米21位と健闘していますが、時代はディスコにパンク。アメリカにとっては厳しい時代となってしまい、本作以降の売り上げは低迷していきます。
Harbor
3人のオリジナル・メンバーによる最後の作品。これ以降もアメリカは2人で活動を続けていくのですが、やはりデビューからここまでが最盛期といっていいのではないかと思います。
アルバムタイトルの「H」も本作で途切れてしまうのですが、頭文字「H」のアルバムは、どれも今聴いても楽しめる充実した作品です。
因みに、1994年「Hourglass」、1998年「Human Nature」、2007年「Here & Now」と久しぶりに3作連続して「H」のタイトルが蘇ります。どれだけ「H」好きなんだか。。。