個性派イカ天バンド「宮尾すすむと日本の社長」って覚えてますか?
皆さんは「宮尾すすむと日本の社長」というバンドを覚えていますでしょうか?FLYING KIDS、たま、マルコシアス・バンプなどと並ぶ「三宅裕司のいかすバンド天国」が輩出したいわゆるイカ天バンドのひとつで、「宮尾すすむ」というネーミングから記憶の片隅に残っている方も多いと思います。
 
  	なぜ「宮尾すすむ」を名乗っていたのか?
まず最初の疑問として、なぜ彼らは「宮尾すすむ」を名乗っていたのでしょうか?「宮尾すすむと日本の社長」というバンド名ですが、バンドのメンバーでキーボード担当の宮尾益実の名字が「宮尾すすむ」と同じであることがその由来で、当時放送されていたワイドショー番組「モーニングショー」において「宮尾すすむのああ日本の社長」というコーナーが非常に人気があったことから、そのままバンド名に採用することとなったそうです。
 
  	「イカ天」で突如有名バンドの仲間入り!
元々は1986年に早稲田大学の音楽サークルで出会ったメンバーにより結成された「宮尾すすむと日本の社長」。バンドとしてのキャリアを重ねた3年後の1989年に「三宅裕司のいかすバンド天国」に出場しました。そこでいきなり破竹の勢いの活躍を見せることになります。
10代目イカ天キングに君臨!
1989年7月に同番組に出演するやいなや、1週勝ち抜いていた9代目イカ天キング「骨太ロック野郎」ことダイヤモンズを撃破。10代目イカ天キングとなり、その後3週にわたり勝ち抜き、イカ天キングの称号をキープし続けました。
 
  	しかしながら、7月29日放送分で情けなさとも哀愁とも取れる独特の雰囲気を持った楽曲「夏はあきらめた」で4週目の勝ち抜きに挑んだものの、ガールズバンド「NORMA JEAN」に倒されてしまいました。ちなみにNORMA JEANはその後4週にわたって勝ち抜いています。
 
  	当然メジャーデビューの声がかかります!
NORMA JEANには敗れてしまったものの、バンドのユニークな歌詞やパフォーマンスなどが業界内で評判となり、1990年1月1日に放送された「輝く!日本イカ天大賞」では、審査員特別賞を受賞。そして、エピックソニーよりメジャーデビューの声がかかることになります。
アルバム「大車輪」がヒット!!
1990年4月、宮尾すすむと日本の社長はアルバム「大車輪」でメジャーデビューを果たしました。かねてからの彼らの持ち味である面白い歌詞や秀逸なテクニック、そしてファンキーなパフォーマンスが存分に発揮された名盤と言える出来で、業界内で高い評価を得ました。その後も90年代に2枚のシングル、3枚のアルバムを発表。
 
  	現在は何をやってるの?
彼らは専業で音楽活動をしているわけではなく、一般企業に勤めながら音楽活動をしている兼業音楽家です。ボーカルの黒沢伸さんはフジテレビで社内システムを開発する部門「システム開発部」に勤務、キーボードの宮尾さんはTBSに入社後「COUNT DOWN TV」のディレクターなどを務めています。黒沢さんによれば「小椋佳になりたい」とのことで、今後も兼業音楽家を続けていくことでしょう!
 
  	また宮尾さんは、2007年12月に放送されたTBSのイカ天特番「あの伝説の番組再び!"イカ天2007復活祭"名物バンド激レア映像 今夜限りの大放出スペシャル」の映像素材出しにも関わっています。今後もイカ天関連のお宝画像を発掘してくれるかも!?こちらもイカ天ファンにとっては気になるところです!
公式サイト
宮尾すすむと日本の社長ホームページ
黒沢伸さんのツイッターはこちら!
黒沢 伸(宮尾すすむと日本の社長)(@kuroshin2009)さん | Twitter
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