あがた森魚とは

あがた森魚のアルバム 近代ロック
Amazon | 近代ロック | あがた森魚 | J-POP | 音楽
あがた森魚さんは、よしだたくろうさんや、泉谷しげるさん、友部正人さんとともに"ニュー・フォーク四人の旗手"と呼ばれた方です。
ただ、あがた森魚さんの歌い方は独特で、演歌と見まがう歌唱であった為、フォーク界の異端児と呼ばれていたそうです。
本名は山縣 森雄(やまがた もりお)さん。代表曲はこの記事のタイトルにも入ってる「赤色エレジー」になります。
あがた森魚 公式ホームページ
あがた森魚OS
ヒット曲 「赤色エレジー」
漫画家の林静一さんが描いた同名劇画に、あがた森魚さんが感銘を受け、この曲が作られました。そのため、シングル盤のジャケットイラストは林静一さんが描いています。
下の歌詞サイトを見て頂くと判るのですが、この曲は一郎と幸子のエレジーにです。
そもそもエレジーとは、悲しみを歌った詩などの文学作品、楽曲で、日本語では悲歌(ひか)、哀歌(あいか)、挽歌(ばんか)などになります。
曲を聴くと判るのですが、確かに哀歌といった曲調になっており、表現が難しいのですが、僕が今まで聴いたエレジーの中で、最もエレジーの王道の様に思いました。
この曲は50万枚の大ヒット曲となり、あがた森魚さんの代表曲となりました。
あがた森魚 赤色エレジー 歌詞
あがた森魚のその他の曲
あがた森魚さんといえば「赤色エレジー」と誰もが連想するくらい、「赤色エレジー」の印象が極端に強いのですが、他の曲を聴くと、素晴らしい曲が沢山ありました。
その中から一部だけの御紹介になりますが、特におすすめなのが「百合コレクション」。下の動画ではあがた森魚さんが元ちとせさんとコラボをされており、ゆったりした曲調が素晴らしく、聴いていて大変気持ちが良いです(^^)/
是非観てくださいね!
百合コレクション
キットキット!! 遠く遠く!!
大寒町
劇画 「赤色エレジー」

劇画 「赤色エレジー」
赤色エレジー (シリーズ昭和の名作マンガ) | 林 静一 |本 | 通販 | Amazon
この漫画は漫画界の異才をあまた輩出した伝説の漫画雑誌「ガロ」に連載されていたものです。
作品の内容としては、大変暗いものであり、赤色エレジーの赤色は赤貧のことではないかと思われます。要するに、赤貧の哀歌といった意味になりますね。
あがた森魚さんの歌う「赤色エレジー」の歌詞にもありますが"幸子の幸はどこにある"という内容が延々と続く様です。まさにエレジーですね・・・
林静一とは

小梅ちゃん―初恋すとおりい
小梅ちゃん―初恋すとおりい | 林 静一, ロッテ |本 | 通販 | Amazon
林静一さんは1945年満州生まれの日本のイラストレーター、漫画家、アニメーション作家です。
「現代の竹久夢二」と評され、代表作に「赤色エレジー」やロッテのキャンディー「小梅」のキャラクターである「小梅ちゃん」があります。
多彩な活動をされている方で、特に描かれる少女の甘酸っぱい鮮明なタッチの絵が、皆さんもご存じのロッテの「小梅」キャンディーの甘酸っぱさとシンクロして、お菓子と絵のイメージがピッタリ合ってる様に思います(^^)/
「赤色エレジー」を振り返ってみて
暗かったです(笑)
エレジーだから哀愁があるのは当たり前なのですが、特に漫画の「赤色エレジー」は、私には耐え難いくらい暗い内容の様でした・・・
しかし、この記事を書いたおかげで、あがた森魚さんのその他の曲を知ることが出来たのは、大変収穫であったと思います。特に「百合コレクション」は名曲ですね(^^)/
また、漫画雑誌「ガロ」にも触れたことで、もう一度内田春菊さん、ねこぢる、つげ義春の作品を読みたくなりました(^^)/
関連記事はこちら
聴きなおしシリーズ!【1972年・昭和47年】のヒット曲ベスト10を振り返る - Middle Edge(ミドルエッジ)
遡るシリーズ!【1972年・昭和47年】のアレコレを振り返る - Middle Edge(ミドルエッジ)