セガのイカレたアクションRPG『ヴァーミリオン』
『ヴァーミリオン』はセガから1989年12月に発売されたメガドライブ用アクションRPGです。開発の「SEGA-AM2」といえば『アウトラン』や『アフターバーナー』が有名ですね。ダークな世界観にバカゲー・クソゲー要素を山盛りに盛っており、「伝説の腹上死イベント」がクソゲーソムリエの間で有名な作品です。この記事ではそんな本作のゲームシステム、バカゲー要素の一部の紹介、作品の評価、同年に発売された他のゲームソフトなどに触れていきたいと思います。

『ヴァーミリオン』パッケージ
Amazon | ヴァーミリオン MD 【メガドライブ】 | メガドライブ
パッケージからは正統派、西洋風「剣と魔法のRPG」感が感じられますが……?
Amazonでは現在2,980円(※価格変動あり)で取引されており、メガドライブさえ現役なら買って損はない価格になっております。楽しめるかどうかは人によるかもしれませんが…。
因みに、年齢制限はありません(笑)。
『ヴァーミリオン』のゲーム内容

懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!(ムック)
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プレイ動画
バカゲー要素
町の人の台詞一つ一つとっても…?
・道具屋で品揃えだけ見て、買わずに外へ出ようとすると「二度とくるんじゃねぇ!!」
・武器屋で品揃えだけ見て、買わずに外へ出ようとすると「冷やかしならよしてくれよな!!」
・魔法屋で品揃えだけ見て、買わずに外へ出ようとすると「ふざけないでよ!!こっちも、忙しいんだから!!」
勇者様に対してあまりにも冷たい人々でした(笑)。
ノーヒントで手に入れろ!最強の剣!
本作中最強の剣「ソード・オブ・バーミリオン」は、数々の分かりにくいフラグを立てないと手に入りません。しかもほとんどの装備を失って初めて手に入れることが出来るのです。が、なんと…別に無くてもクリアできます。
語り草となっている「腹上死イベント」
本作を語るうえで欠かせない点がこちら。
ゲーム中盤、とある町で”性交渉を持ちかける婦人(既婚者)”と出逢います。
『ドラクエ1』を思い出す宿屋での一泊、昨夜はお楽しみでしたね…と思いきやHPが減っているではありませんか!その後、何度も関係を繰り返すと…最期には”断末魔の雄たけびをあげて死に至ります”。そしてレベルが1になります。さらに旦那に絞られます。もう衝撃と笑いどころとがいっぺんに迫ってくるイベントでした(笑)。
『ヴァーミリオン』の評価
1989年に発売された他のゲームタイトル
・PCエンジン『イースI・II 』(1989年12月、日本ファルコム)
・ゲームボーイ『魔界塔士 Sa・Ga』(1989年12月、スクウェア)
・ファミコン『MOTHER』(1989年7月、任天堂)

『イースI・II 』
Amazon | イース 1・2 【PCエンジン】 | PCエンジン

『魔界塔士 Sa・Ga』
Amazon | 魔界塔士Sa・Ga | ゲームソフト

『MOTHER』
Amazon | マザー | ゲーム
筆者の感想
メガドライブでRPGといったら『ファンタシースター』か『ヴァーミリオン』じゃないでしょうか。(『ヴァーミリオン』持ち上げすぎ?(笑))
…どちらも濃い。とってもアクが強いRPGでした。メガドライブ自体ヘンなゲームばかりでしたし。今回紹介した『ヴァーミリオン』はそんなメガドライブのヘンなゲームの中でもとびきりヘンな逸品です。
どれくらいヘンなのかはこの記事だけでは伝えきれませんが、クレイジーな世界観や一見まともに見える登場人物たち、そして勇者とは思えない行動や言動がちらほら伺える主人公に興味がある人は、是非、遊んでみていただきたいですね。