このエンジンを組んだRGOの代表、太田曰く、不満げなマサキの言葉から、「何ならコスモの20B使って3ローターブリッジポートT88600馬力といくか?」とまでいっていたが、マサキの不満の原因がどこから来るのか本当の意味がすでに分かっていたようだ。
実際のところ300Km/hからのひと伸びがあるほどのエンジンであることもマサキ自身のセリフからも判るのだが、マサキ自身は今一つ昔の感覚とのズレを感じ、その原因がどこにあるのかがどうしてもハッキリとしていない。
RX-7 タイプRB Sパッケージ
マツダ・RX-7 - Wikipedia
マーミ
マサキのパートナー(恋人?)
KCコミック湾岸ミッドナイト第六巻P199
レイナと「悪魔のZ」に繋がりがあると確信したマサキが彼女にレイナと会わせてほしいと頼むことになる。
結局、レイナと会う待ち合わせ場所で先にアキオに会ってしまうが、その気配だけで感じるものがあり、このシーンは「マサキ編」の中でもなかなか印象深いものであった。
大田 和夫
スピードファクトリー RGO代表
KCコミック湾岸ミッドナイト第六巻P162
「昔はREが一番速かったんだよ。」とロータリー一筋で車をいじり、何時しか日本でも有数のチューナーとなる。まぁ実のところはRE車が一番安く手に入れられたという現実もあったようだが。今では工場も経営が安定してきており、何時しかチューナーとしての情熱が冷めているものがあった。
しかし昔の矢田部などでのRGOドライバー、マサキの登場からその熱を取り戻してきたようだ。腕は相変わらずで、7年ぶりに組んだというエンジンも絶妙のバランスとパワーを持ち合わせていた。メカニックの山中が驚くほどポートなどあっという間に削ってしまうその腕前は、「太田マジック」と言われるほどのエンジンを組んでいく。
妻は高専機械科出身の女性で車の開発者を目指していたほどの女性。子供が一男一女、この女の子が後に物語全体の中でも重要なポジションを占めるようになるのだが・・・
今回のまとめ
今回は「平本編」(とびっきりのGT-R編)→「マサキ編」(赤坂ストレート編)までをご紹介いたしました。やはりチューンドカーのベース車としては代表的な2車種でしたね。他にもシルビアやランエボ、インプなどよく使われているようですが今後の物語の展開はどうなっていったんでしょうか?
次回は「圭一郎編」(モンスターマシン編)→「黒木編」(R200CLUB編)とチューナーたちの活躍も加速していきます。頑張って書きますのでお楽しみに!