80年代を代表するミュージシャンが一堂に会したロック・フェスティバル「BEAT CHILD」。それは最高にして最低のロック・フェスだった!

80年代を代表するミュージシャンが一堂に会したロック・フェスティバル「BEAT CHILD」。それは最高にして最低のロック・フェスだった!

BOØWY、尾崎豊、THE BLUE HEARTS、佐野元春、RED WARRIORS、岡村靖幸にHOUND DOGなどなど80年代を代表するミュージシャンが一堂に会したロック・フェスティバル「BEAT CHILD」。出演者だけでも伝説ですが、この日は映像で見ると分かるように信じられないような豪雨なのでした!入場者は天国と地獄を同時に味わったことでしょう。


ビートチャイルド

「BEAT CHILD(ビートチャイルド)」というイベントをご存知でしょうか?
今や伝説となっている日本で最初のオールナイト・ロック・フェスティバルです。7万2千人もの観客を全国から動員して1987年8月22日から23日にかけて熊本県阿蘇で行われました。

ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987

なぜ伝説かと言えば、先ず出演者です。80年代を代表するアーティストが13組ずらりと揃っています!ちょっと考えられませんね。
そして、死人が出なかったのが奇跡と言われるほど、当日は記録的な豪雨に見舞われたということです。

ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987

こんな中でコンサートが出来るのかという状況。なぜ中止にならなかったのか不思議でなりません。

当日の天気予報は晴れ。しかし、開演前に突然スコールが会場を襲います。これで会場が泥沼化。場内は混乱してしまい、何千人もの入場者が会場に入れない中で開演となってしまいました。

会場というよりも、戦場と言いたいほどですね。それでもみんな熱かった。出演者も観客もスタッフも、関係者は全員熱かった。

THE BLUE HEARTS

THE HEARTが前座として登場した後、一番手はTHE BLUE HEARTSが務めています。
演奏したのは「未来は僕等の手の中」、「ハンマー」、「NO NO NO」、「爆弾が落っこちる時」、「世界のまん中」、「チェインギャング」、「人にやさしく」、「少年の詩」、「リンダ・リンダ」の全9曲でした。

THE BLUE HEARTS

天候は、THE HEARTの時には雨は降っておらず、THE BLUE HEARTSは小雨の中でのステージでした。

UP-BEAT~RED WARRIORS

続いてUP-BEATが、「EDEN」「Time Bomb」「Imitation Lovers」「Kiss…いきなり天国」「Kiss in the moonlight」の5曲を歌い、RED WARRIORSが4番手として登場します。

少し雨が弱まった中で、RED WARRIORSは「Casino Drive」「FOOLISH GAMBLER」「バラとワイン」「SHOCK ME」、「WILD CHERRY」の全5曲を披露。

この後、雨脚は強くなっていきます。

小松康伸~岡村靖幸~白井貴子&CRAZY BOYS

小松康伸を挟んで岡村靖幸が登場した時には雷が鳴りだすほどの大雨に。それでも岡村靖幸は、「Water Bed」「Out of Blue」「Maria」「Dog Days」「Young Oh! Oh!」の5曲を歌いきっています。

岡村靖幸

午後8時頃には再び大雨が会場を襲い、セッティングに時間がかかった白井貴子&CRAZY BOYSは、1時間以上遅れての登場となりました。しかも、雨の為に機材が故障してしまいます。
それでも、その中で以下の7曲を歌っています。「Non Age」「CHANCE!」「African Dreamer」「Rock'n'Roll Paradise」「Japanese Girls&Boys」「今夜はIt's Allright」「Next Gate」「二人のSummer Time」

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