ローザ・ルクセンブルグII
ロックンロールを追求し、骨太ながらもカラフルなサウンドに仕上がったセカンド・アルバム。リズミカルな歌詞、サウンドのアイデアからあふれるオリジナリティに一層磨きがかかった作品。
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名曲揃いのセカンド・アルバムではありますが、アルバムの1曲目を飾りシングルにもなった「さいあいあい」はやはり素晴らしいです。日本のロックの頂点を示す作品のひとつと断言したいです。
しかし、素晴らしいアルバムを生み出したにも関わらず、音楽性の違いからバンド内ではギクシャクしてくるんですね。実質的には本作がラストアルバムです。メンバー間のぎりぎりの鬩ぎあいがこの緊張感を生み名盤となっただけに複雑な心境です。
1986年はローザ・ルクセンブルグにとってまさに激動の1年だったのです。
Stay But Eat
年が明けて1987年は、もう解散へ一直線という感じです。7月21日にミニ・アルバム「Stay But Eat」を出します。当時のインタビューで玉城宏志が、アルバムタイトルは「捨て鉢」と読むと答えていました。もうフル・アルバムを作ることは出来なかったということですね。
Stay But Eat
「STAY BUT EAT」発売の翌月、1987年8月、渋谷エッグマンでのライヴを最後にローザ・ルクセンブルグは解散しました。あっけないほど短い歴史です。
それでも最後まで最高のパフォーマンスをみせてくれました。
解散ライブの翌月、早くもその模様を収録したライブ・アルバム「LIVE AUGUST」が発売されています。スタジオアルバムには収録されていない曲があり興味深いのですが、中でも玉城宏志、永井利充どんとと各自が作ったパートを順に歌っていく「おいなり少年コン」は最高です。
解散する理由も、この後ボ・ガンボスが結成される理由も理解で来るラストライブです。小さなホールですが、やっていることは圧倒的!伝説となるわけです。