「マイ・エヴァ・チェンジング・ムーズ」はアルバムにも収録されていますが、まったくアレジが異なります。そもそもアルバム・バージョンではポール・ウェラーは歌っていません。
アワ・フェイバリット・ショップ
1985年6月に発売された2枚目のアルバム「アワ・フェイバリット・ショップ 」をスタイル・カウンシルの最高傑作とする向きはおおいようですね。
アワ・フェイバリット・ショップ
評価が高いのはアルバム全体の統一感もさることながら「Walls Come Tumbling Down」と「Shout To The Top」という2大ヒット曲が収録されているというのは大きな要因でしょう。
「Walls Come Tumbling Down」のプロモーションビデオでは、アルバムジャケット同様に前髪の異常に長いポール・ウェラーを観ることが出来ます。
このヘアスタイル、今となっては貴重と言えますが、これはイカンと思ったのか、「Shout To The Top」ではオールバックにしています。
オールバックにサングラス、カッコよすぎですね。アクセントに市松模様がついたパーカーが最高にクール!
コスト・オブ・ラヴィング
全英アルバムチャートで2位となった1987年発売の3枚目のアルバム「コスト・オブ・ラヴィング」。日本でもバカ売れしましたが、ここから人気も評価も落ちていきます。
コスト・オブ・ラヴィング
シングルとなった「ヘヴンズ・アバヴ」のプロモーションビデオはアルバムジャケットと同じく白いGジャンにホワイトジーンズ姿を披露しているポール・ウェラーですが、ここはひとつアルバムには収録されていませんが「Solid Bond In Your Heart」を観て頂きたい!
完璧にモッズ・スーツを着こなしたポール・ウェラーとミック・タルボットが凛々しいです。
しかし、本国イギリスでのこの曲の評価は散々なもので、曰く「ザ・ジャムの時代からは考えられない駄作」とこき下ろされる始末でした。
後年、ザ・ジャムの未発表曲集が発売された際に、この曲のデモが収録されていて驚かされるのですが。。。
コンフェッション・オブ・ア・ポップ・グループ
「コンフェッション・オブ・ア・ポップ・グループ」。1988年に発売されたスタイル・カウンシルの事実上のラストアルバムです。
コンフェッション・オブ・ア・ポップ・グループ
日本ではまだ人気がありましたが、イギリスではケチョンケチョンに貶され、バンドは解散に追い込まれてしまったという曰くつきのアルバムです。
このアルバムは現在聴きなおすと悪くないです。しかし当時は失敗作とされ、次回作となる5枚目のアルバム「モダニズム : ア・ニュー・ディケイド 」が完成していたにも拘らず発売を見送られるという厳しい処置がとられ、バンドは解散してしまいました。
5枚目のアルバム「モダニズム : ア・ニュー・ディケイド 」は、2001年にナント日本のみで発売されています。
モダニズム:ア・ニュー・ディケイド
このアルバムジャケット、ハウス的というか、サイケ的というのか、最後の最後までスタイル・カウンシルのイキなセンスが貫かれていますね!