【昭和の仕事】「香具師」ってどんなものだかご存知ですか?

【昭和の仕事】「香具師」ってどんなものだかご存知ですか?

インターネット掲示板で、10年くらい前までよく当て字で使われた「香具師」という言葉。これは昭和の職業の名前だったようです。今回、昭和の仕事について著されている書籍を読む機会がありましたので、「香具師とは何か」をご紹介します。


今回、こちらの書籍を参考にさせていただきました。

Amazon | 昭和の仕事 | 澤宮 優 | 本

Amazon配送商品なら昭和の仕事が通常配送無料。更にAmazonならポイント還元本が多数。澤宮 優作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。 戦後、高度経済成長を経験した「昭和」という時代から学ぶことは多い。著者が注目したのは忘れられた仕事の実態である。担ぎ屋、唄い屋、三助、隠坊、木地師、ねこぼくや、羅宇屋(らうや)、ポンせんべい屋、よなげや、香具師、門付け、蛇取り師、カンジンどん、まっぽしさん……。戦後引き揚げ者でもあるひとりの放浪詩人高木護の聞き書きを柱として、生きるためにやってきた仕事、さらに各地で細々と続いている職人仕事なども含めて、そこから見えてくるほんとうの豊かさと貧しさ、そして人はなぜ働くのか、その根源的な意味を問いかける。

「香具師」読み方はご存知ですよね??。

ご存知だとは思いますが、一応確認します。
「ヤシ」と読みます。
「シ」を「ツ」に読み替えて、「ヤツ(奴)」という「言葉遊び」のようなものが10年くらい前にインターネット掲示板で頻出していましたね。

「香具師」は、仕事の名前です。

香具師は、仕事の名称です。
今では、「テキ屋」(的屋)と言う言い方のほうが市民権を得ているように思いますが、縁日や祭りなどに店を出す時に、境内の店割りを行う仕事です。

屋台。

お祭りのイラスト「屋台」 | かわいいフリー素材集 いらすとや

テキ屋についてのおすすめの記事はこちら!!。

昔なつかしい祭や縁日のテキ屋の秘密💓 - Middle Edge(ミドルエッジ)

『ホットドッグ』テキ屋をテーマにしたドラマのキャスト達は・・・ - Middle Edge(ミドルエッジ)

的屋という言葉は明治時代からとのこと。

確かに今、普通に「テキ屋さん」とは言いますけど、「あの人は香具師だよ」とは言わないですよね。
「香具師」と書いて「テキヤ」と読む場合もあるようです。

香具師には守護神がいる。

守護神(画像はイメージです。)

帝釈天のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

香具師には守護神がいて、中国の「神農皇帝」という皇帝だそうです。
なので、関西では「テキ屋」と言わず、「神農さん」と呼ぶことが多いそうです。

「香具師」の名前の由来。

香具師という言葉の由来は、匂いもの、化粧品を売っていたことからのようですが、諸説あり、はっきりとはしないようです。
面白い由来の推測は、「落ちぶれた武士(野武士)が、生活の糧に匂い者、化粧品などを売っていて、こんなのは武士ではない!と、「武」の字を取られて、「野士」が「ヤシ」と呼ばれて、その野士が匂いもの(香具)を売っていたということで、「香具師」になった」という説があるそうです。

おまけ:インターネット掲示板での「香具師」の由来。

なんと、1999年から使われていたんですね。

現在最も有名なテキ屋はやはり「寅さん」でしょう。

動画はリンク切れの場合がありますので、この本に書いてあった、「寅さんの口上」を、引用させていただきます。

たたき売り(イメージです。)

バナナの叩き売りのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

スーパーやコンビニには求めようのない「物を売る芸術」らしきもの。

昭和の時代には、「物を売る」にも、上の動画で紹介したような、まさに流れるような芸術的な「宣伝文句」で、物を売ることがエンターテインメントの要素があったように思います。
しかし現在では、世の中は効率一辺倒。アルバイトが時給を稼ぐためだけに、最低限の挨拶しかしないような店員さんにたまーに当たると、がっかりしてしまう時もあります。
まだお寺の縁日や神社のお祭りなどでは、露店が並ぶ風景を見ることができます。
「ひたすら効率を求めて安く買えればいい」というのもわかりますが、「物を販売する」こと自体がエンターテインメントという時代も、またよかったのではないかな、と思います。

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