ホンダ(アキュラ)、新型「NSX」の市販モデルを初公開!
新型「NSX」
新型「NSX」
2012年、デトロイトでコンセプトカーを発表
NSXコンセプトカー
NSXコンセプトカー
そんなNSX、初代は1990年に誕生
『our dreams come true』
価格は販売当初は1グレードのみの800万円(AT仕様は60万円高)で、当時の日本のメーカーの乗用車の中では最高額だった。その後、改良や装備の追加などにより徐々に値上がりし、900万-1,300万円台となっていった。
なお販売した15年間は当時のスポーツカーの新車価格では日本車最高額だった。
エンジンは、同社のセダンであるレジェンドに搭載していた横置きV6をベースにしたC30A型エンジンで、運転席後方に搭載し後輪を駆動するミッドシップエンジン・リアドライブ(MR)を採用している。
また、当時市販自動車として類を見ない世界初の「オールアルミモノコック・ボディー」を採用した。その特殊性から、大工場での産業用ロボットによる流れ作業製作ではなく、ほとんどを手作業で行っていた。このような特色と価格帯から、日本車で唯一のスーパーカーとも評された。
『緊張ではない、解放するスポーツだ』
日本での販売店はベルノ店。日本国外ではホンダブランドのほか、北米ではホンダの高級車チャンネルのアキュラブランドから発売。日本名と同じ「NSX」の名前で販売された。欧米で2006年から始まる燃費・排ガス環境規制への対応が難しいため、欧州向けは2005年9月末、北米向け・日本国内は同年12月末をもって生産終了となった。
1990年にはNSXボディ構造が、社団法人自動車技術会の「日本の自動車技術180選」の「車体」部門で「剛性解析により理想的な高剛性設計とした」として選出されている。ベストカーのスポーツカーの企画では100点を獲得した。
【トヨタ MR2・トヨタ MR-S・ホンダ NSX】国産のミッドシップレイアウトスポーツカーを振り返る - Middle Edge(ミドルエッジ)
販売にまつわるエピソード
中古車市場におけるNSXの価格は、2005年の生産終了前後から状態の良いものには高値が付く