携帯型音楽再生機器
今はスマホで気軽に音楽を楽しめる時代。同時にMP3プレイヤーにも依然として根強い需要があり、最近では、Bluetooth・バランス接続・ハイレゾ音源対応型など多種多様なモデルが発売されています。

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30年前は…
<ウォークマン>
ソニーが1979年から販売を開始したステレオカセット再生プレイヤー「ウォークマン」。発売当初こそ評判は芳しくなかったものの、営業・宣伝努力により人気が急上昇。「街中でイヤホン・ヘッドホンを付けながら音楽を聴く」という、今では当たり前となったライフスタイルの確立に大きく貢献しました。
その3年後にあたる1982年には、コンパクトディスク=CDが発売開始。レコードからCDへと音楽メディアの規格が移行する中、1984年には、ポータブルCDプレイヤー型のウォークマンが同じくソニーより登場。1987年には、ニホンザルが目を閉じてウォークマンを聴き入る同社のテレビCMが、大きな話題を呼びました。
<DAT>
1987年といえば、音声をデジタルで記録して再生できるテープ「DAT」が発売された年。従来のカセットテープよりもコンパクトで、なおかつ、アナログ音源をデジタルで録音⇒デジタル化した音源をアナログで再生できるというスグレモノで、これに対応するポータブルプレーヤーも市販されたものの、一般にはあまり普及しませんでした。
2015年6月にはソニーが、2016年6月にはマクセルが生産終了となり、現在、新たにDATテープを製造しているメーカーは存在しません。

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携帯電話
今や一人一台は当たり前で、一人で二台・三台持っている場合さえある携帯電話。近年はスマートフォンの普及が著しく、その進化はとどまることを知りません。こうしたスマホの勢いに圧倒され、10年ほど前までは隆盛を誇っていたガラケーが2017年以降、生産終了になるのではないかという話さえ出ており、改めて、携帯電話業界の移り変わりの激しさを感じるというものです。

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30年前は…
1985年、電電公社から民営化したばかりのNTTが、初のポータブル電話機「ショルダーフォン」のレンタルを開始。その名が示す通り肩にかけるタイプの電話機であり、重さはバッテリー込みで約3Kg。当時これをもっているサラリーマンは、それだけで仕事ができると思われ、飲み会でチヤホヤされました。

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しかし、3Kgもあっては気軽に携帯できません。その後、ソニーから小型のショルダーフォン「セルラーキャリーホン CP-201」が発売されますが、それでもまだ1Kg弱もあり、一般に広く普及するまでには至りませんでした。

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<初のハンディタイプ携帯電話「TZ-802型」(NTT)>
その2年後にあたる1987年。NTTより初めてハンディタイプの携帯電話が発表され、こちらは重さ約900g。現在、バブリー芸人・平野ノラがコントで使っている手作りのドデカいケータイは、おそらく、これをモデルにしたものだと思われます。しかし、依然として持ち運びに不便で、通話時間も最大60分、高額商品ということもあり、90年代中ごろまでケータイは「ポケベル」の後塵を拝し続けることとなるのでした。

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パソコン
日進月歩で進化を続けるパソコン。性能・価格・重さ・サポート体制…。現在さまざまなニーズに合わせたPCが存在するため、ある程度の専門知識がないと選ぶのは容易ではありません。

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30年前は…
操作がとてつもなく難しかった1985年以前のパソコン
もっとも専門知識が必要だったのは、昔も同様です。といっても、選択肢が多かったからではありません。あまりにも操作が難しかったために、今以上にマニアックなスキルを必要としたのです。
何でも、パソコンに何か動作させようとしたら、自分で言語や文章を入力する必要があったのだとか。要するに、エンジニア的な技能を有していないと動かせなかったのです。不便なことこの上ありません。90年代まで、パソコン=オタクの持ち物というイメージだったのも、こうした敷居の高さが関係しているといえます。

1982年に大ヒットした国産パソコン「PC-9801」
NEC
<「Windows」と32ビットパソコンが出現>
しかし、1985年。革新的な出来事が起こります。マイクロソフト社から「Windows」が、アップルコンピュータ社から「Macintosh」が発売されたのです。これにより、手入力だったところから、画面上のアイコンをクリックするという、今では当たり前の操作が可能に。特に「Windows」はこれ以降、世界中のパソコンに搭載されるようになっていきました。
また、1980年代後半には32ビットパソコンがつくられるようになり、国内メーカーでは富士通が初の32ビットCPU80386を採用した、従来と比べて2倍の処理スピードを持つ「FM R-70」を発表しています。
(こじへい)