タモリ唯一の女性スキャンダル「ひとみちゃん事件」とは?

タモリ唯一の女性スキャンダル「ひとみちゃん事件」とは?

料理がうまくて、愛妻家…。そんな良き家庭人的なイメージで語られることの多いタモリ。しかし、過去に一度だけ、不倫疑惑を報じられたことがあります。今回はそんなタモリ唯一のスキャンダル“ひとみちゃん事件”について調べてみました。


エロネタ好きなタモリ

タモリといえば、かなりの下ネタ好きで有名。一説によると、「おっぱい星人」という造語をヒロミと共につくりだしたのも彼だといいます。たしかに、自分自身が「おっぱい星人」だという前提のもと、おっぱい好きの男性タレントと猥談を繰り広げたり、「敵はペチャパイ星人」と言ってみたり、「おしり星人」のサンプラザ中野と激論を交わしたりしていました。

それに、『いいとも』などでよくやっていた安産祈願のパフォーマンス。あれも、もとはといえば、テレフォンショッキングである女性ゲストがやってきた際、手元のメモ用紙に女性器のイラストを描いて見せるいたずらをしたところ、「何てもの描いてるんですか!」と咎められたので、「これは安産祈願のお守りなんですよ」とテキトーに言い訳したことに由来しています。

安産祈願|松尾翠オフィシャルブログ「~京都にお嫁にいきました~」Powered by Ameba

しかし好色家ではなく、むしろ良き家庭人

そんなエロネタをこよなく愛するタモリですが、決して好色家というわけではありません。女遊びをしているなんていう醜聞が漏れ聞こえたこともないですし、むしろ、そういう情欲とは無縁のところから物事を見ているような感さえあります。

それどころか、014年3月の『いいとも』終了後に「当分は妻との時間を大切にしたい」「夢は妻と世界一周旅行をすること」と語っていたことから、タモリ=「良き家庭人」「愛妻家」といった印象を持っている人の方が多いはず。BIG3の中でも、たけしが愛人を囲い、さんまがしょっちゅうハニートラップに引っかかっているのと比べたら、良い意味でえらい違いです。

タモリと赤塚不二夫らが結成したサークル「面白グループ」

このように、プライベートはひじょうにかたいイメージで、フェミニストからの支持も厚いタモリですが、過去に一度だけ、過ちを犯したことが公にされています。

それは今から30数年前のこと。タモリがまだ『いいとも!』を始めて間もない頃の話です。当時のタモリといえば、赤塚不二夫、コメディー作家の滝大作、放送作家の高平哲郎と共に結成した遊びのサークル「面白グループ」の一員として遊び歩いていた時期。毎晩のように新宿界隈に繰り出しては、小松政夫・たこ八郎・研ナオコ・柄本明・所ジョージ・THE ALFEEらを座興に加えて、バカ騒ぎを繰り広げていたといいます。タモリが赤塚の告別式で読み上げた弔辞の中で「深夜までどんちゃん騒ぎをし、いろんなネタを作りながら、あなたに教えを受けました」と語っていましたが、おそらく、この面白グループでの活動を指しているのでしょう。当時のタモリは30代後半。気力・体力に満ちていて、何より、芸能界での仕事が軌道に乗り出していたことあり、もっとも得意で活発な時期だったに違いありません。

赤塚不二夫対談集

Amazon | 赤塚不二夫対談集 これでいいのだ。 (MF文庫ダ・ヴィンチ) | 赤塚不二夫、タモリ、北野武、松本人志、立川談志、荒木経惟、ダニエル・カール、柳美里 通販

だからこそ、羽目を外し過ぎてしまったのでしょう。タモリら面白グループのメンバーは、ある時、青山にあるホステスが歌って踊るパフォーマンスを披露し、客も一体となって盛り上がれる盛り場へ馳せ参じました。今でいう、渋谷・六本木あたりのクラブみたいなものでしょうか。タモリがそんな場所でウェイウェイやっていたなんて、今では想像もつきません。

お店にいた20代中頃の美女“ひとみちゃん”とイイ仲に…

タモリは、そのお店にいた“ひとみちゃん”という20代半ばでスタイルのいい美人と知り合い、すぐに懇意になったのだとか。もちろん、タモリは当時からすでに既婚者。ゆえにこれは道ならぬ恋です。タモリはしのぶように、代官山の路地裏にあるひとみちゃんが住むマンションの一室へ通っていたといいます。

ちなみにこの時の格好は、レイバンのサングラスを普段用のメガネに変えて、オールバックも崩していたとのこと。夜道を歩いていても「タモリだ!」と顔を指されることもなく、容易に逢瀬を重ねることができたそうです。

所属事務所社長の直訴によって、不倫報道は“緩和”される

しかし、目ざとくも週刊誌の記者によって、この不貞の事実が暴かれてしまいます。先述したとおりこの時のタモリはまさにノリにノっていた時期。『今夜は最高!』が人気を博し、後に31年続く『いいとも』がスタートし、1983年には『第34回NHK紅白歌合戦』の総合司会も任せられています。

そんな売れっ子タレントにケチがついてはいけないと、タモリの所属事務所『田辺エージェンシー』の田辺社長が編集部へ直々に出向き、なんとかこのスキャンダルを大きく報じないでほしいと懇願したのです。社長の直訴もあって、この不倫騒動は現在進行形ではなく「過去の出来事」として誌面で取り扱われたため、さほど大きな批判を浴びることなくやり過ごすことができたのでした。

グラフNHK臨時増刊 第34回 紅白歌合戦 1983

グラフNHK臨時増刊 第34回 紅白歌合戦 1983 昭和... - ヤフオク!

こうしたゴシップ誌からの追跡もあって、タモリとひとみちゃんの関係は次第に冷めていき、いつしか自然消滅していたといいます。一見、世の中すべてを悟りきったようなふうなタモリでさえ、このような“不祥事”があったことを知ると、やはり人は誰しも完ぺきではないのだと思わずにはいられません。

(こじへい)

関連する投稿


元「純烈」の『 友井雄亮』関西ジャニーズJr.デビューから俳優としての活躍・スキャンダル・グループ脱退・芸能界引退・現在まで!!

元「純烈」の『 友井雄亮』関西ジャニーズJr.デビューから俳優としての活躍・スキャンダル・グループ脱退・芸能界引退・現在まで!!

元「純烈」メンバーでスキャンダルからグループ脱退・芸能界を引退した友井雄亮さん。友井さんデビューからスキャンダル報道・現在までをまとめてみました。


甲本ヒロトと熱愛の過去も!?野沢直子の活躍と現在は?

甲本ヒロトと熱愛の過去も!?野沢直子の活躍と現在は?

1980年代に破天荒なキャラで人気を博した女芸人の野沢直子さん。奇抜な服装や突拍子もない言動など、唯一無二の芸風を確立しました。アメリカ進出のために突然、日本での芸能活動の休止を宣言したときは驚きましたよね。その後はアメリカを拠点としていて、あまり姿を見かけなくなりました。今回はそんな野沢直子さんの熱愛の噂や現在についてもご紹介したいと思います!


ナインティナイン 岡村隆史   「天然素材」でトガり、ねるとん紅鮭団で「ほなね」、お笑いウルトラクイズで出川哲郎をシバき、一気に大ブレイク。

ナインティナイン 岡村隆史 「天然素材」でトガり、ねるとん紅鮭団で「ほなね」、お笑いウルトラクイズで出川哲郎をシバき、一気に大ブレイク。

異色の若手時代。大阪で尖ってカミつきまくっているうちに関東のテレビ局ディレクタ―に見い出され、とんねるず、ビートたけしの番組でブレイク。大阪でとってから東京へという従来の手順を踏まず、一気に天下へ。


【桑田佳祐】タモリ、さんまが歌ったシングル!?レアな楽曲提供から名曲6選

【桑田佳祐】タモリ、さんまが歌ったシングル!?レアな楽曲提供から名曲6選

人気シンガーソングライターの中では、意外にも楽曲提供の少ない桑田佳祐。ただ、少ないながらも、ジャンルを問わずバラエティに富んだ曲が並ぶのが桑田らしいところです。今回は、純粋な楽曲提供だけでなく、サザンオールスターズのアルバム曲のカバーも含めて、1980年代の名曲6選を振り返ります。


映画でヒロインも演じたニューハーフの『矢木沢まり』が懐かしい!!

映画でヒロインも演じたニューハーフの『矢木沢まり』が懐かしい!!

笑っていいとも!のコーナーに出演し脚光を浴び、映画「Mr.レディー 夜明けのシンデレラ」にヒロインとして出演していたニューハーフの矢木沢まりさんを覚えているであろうか?懐かしく思いまとめてみました。


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。