情報量がハンパない!雑誌「ぴあ」は画期的なアーバンライフのガイドブックだった

情報量がハンパない!雑誌「ぴあ」は画期的なアーバンライフのガイドブックだった

WEBのない時代。紙媒体の時代。そして映画館が山のようにあった時代に、圧倒的な情報量で都会のカルチャーライフを制し一時代を築いた「ぴあ」はこんな雑誌でした。


NHK-FMはクラシックがメインなので、
一覧にするとハイドンと野口五郎が並んじゃったりするわけです(笑)

在京FM2局の番組表とオンエア一覧

1982年6月18日号

当時のFMでのオンエアは、AMラジオがやってたような
「楽曲のイントロに紹介アナウンスをかぶせる」
「1コーラスだけ流してCMに切り替え」がなくて、
1曲をまるまる流してくれていたので、
音源を録るのにはとてもありがたかったのです。
NHK-FMは今もそれをやってるのかなあ。

これだけじゃない。「ぴあ」のインタラクティブなあれこれ。

こういったメディア誌は、一方的に情報を掲載するだけのものがほとんど。
読者からの投書や投稿は、
あったとしても「読者からのおたより」的なものなのが、それまでの雑誌でした。

ところが「ぴあ」は、その部分の充実度がハンパないんです。

ぴあに読者から寄せる投稿窓口はこんな感じ。
「ぴあテン」「もあテン」
「YouとPianist」募集欄
「はみだしYouとPia」
投稿欄「YouとPia」

投稿欄の「YouとPia」は、一般的な「読者の声」ですね。
でも単なる感想じゃなくて、
一家言あるようなレポート的な投稿が載せられていた気がします。
まじめにブログを書いている人の記事的な感じ。

キーボード募集とか、大道具できる人~とか
練習場所貸してください!とか
いろいろありましたね。

YouとPianist ページ上部募集の欄

1982年6月18日号

「YouとPianist」募集欄は、ページの一番上に掲載されていました。
バンドや劇団のメンバー募集だったり、
譲ります・譲って下さい系の内容だったり。
知り合いはここに買えなかったチケットを「売って」と懇願の掲載をして
願いかなってコンサートに行けたと言っていました。
ヤフオクの役目もしてたんですね。

「ぴあテン」と「もあテン」

「ぴあテン」は、その年の各部門のベストテン、
「もあテン」は、各部門のオールタイムベストテンです。
そのころは、「読者や視聴者みんなで選ぶベストテン」的なものはあまりなくて
読者投票で行われるイベントはある意味「お祭り」でした。
ネット投票もできないから、みんなハガキで書いて送ってたんだよ。

年に1回投票結果を出すだけではなく、各地でこういうイベントもしてました。
投票箱も設けられてました。

ぴあテン&もあテン10周年フェアのページ

1982年6月18日号

そして「はみだし」 ぴあといえば「はみだし」

当時「ぴあ」を読んでいた人は必ず「はみだし」を思い出すはず。
ページの小口(左右ページのはじっこ)にある、1行の小ネタ投稿欄。
ここに掲載されるのがステータスだったりしました。

縦長の小口の部分の1行。
雑誌を広げなくても読める手軽さもあったかと。

はみだしYouとPia  1行の「くすっ」

ぴあ 1982年9月24日号

1行(ものによっては右はじから始まり斜め左上に矢印で飛んで左はじに改行して2行)の
小ネタを楽しみに「ぴあ」を買ってる人も多かったはず。
今でいうTwitter的なもの。即時性はないけど。
でも面白いものは集めて本にもなりました。
ブログ書籍化のハシリみたいなもんだね。

「はみだし地獄」というのも続編で出てました。

はみだし天国 はみだしYouとPia傑作選1975~1985

ぴあ はみだし天国 はみだしYouとPia傑作選/中島... - ヤフオク!

2011年7月 惜しまれつつ休刊

ぴあ [最終号]

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