プロレス一筋26年!「大日本プロレス」登坂栄児代表に宿る在野精神の魂!!

プロレス一筋26年!「大日本プロレス」登坂栄児代表に宿る在野精神の魂!!

東京・足立区生まれの近鉄バッファローズファンだった大日本プロレス、登坂栄児代表。 野球を愛し、特撮ヒーローを愛し、ゲームを愛した登坂代表がプロレス業界に職員として身を投じて26年。いまやインディー団体の雄である、大日本プロレスを率いる登坂氏の素顔に迫ります。


ミドルエッジ読者の皆様は「大日本プロレス」をご覧になった事がありますか。

まるで夜店のように親しみやすいプロレスから、大会場が騒然となる戦慄のデスマッチ、時代の最先端のVRを駆使したプロレスまで、実に幅広く様々な展開で観客を魅了する大日本プロレス。

大日本プロレス official website

94年に全日本プロレス出身のグレート小鹿選手が設立した同団体を現在率いているのはプロレス業界歴26年、旗揚げからの生え抜きである登坂栄児代表。

91年、最初の就職先がプロレス団体SWSという、当時のプロレスを知るファンにとっては実に興味深い道を歩まれた登坂代表に、ミドルエッジ編集部(ミド編)はお話を伺う機会を頂戴しました。

下町育ちの近鉄ファン!登坂代表の少年時代

大日本プロレスリング興業株式会社代表取締役社長。
1971年3月25日生、東京都足立区出身。

大日本プロレス・登坂栄児代表

ミド編)まさにプロレス一筋で26年、いまや大日本プロレスを率いる登坂代表です。そもそもプロレスの道を志したきっかけは少年時代にあったのでしょうか。

ミド編)まるで「巨人の星」の世界ですね(笑、お父様の影響でやはり巨人ファンでいらっしゃいましたか?

ミド編)東京で近鉄ファンってけっこう珍しかった気がします。

ここからしばらく、往年のプロ野球談議に花が咲く登坂代表とミド編。
当時の選手と出来事、どこが好きだったかなど同世代の他愛もない話が止まりません。

ただ、なんとなく登坂代表によってクローズアップされるポイントには共通点があります。
それは「プロ野球でもっとも印象に残っている名シーン」を熱く語る様に凝縮されているようでした。

【1988年の「10.19」川崎球場で行われたロッテVS近鉄!】

まさに死闘だった「10.19」のダブルヘッダー、読者の皆様でも憶えている方は多いかもしれません。
※「10.19」の詳細については下記Wikipediaをご参照下さい

10.19 - Wikipedia

例えるならそれは「在野精神」か

「野武士球団が管理野球に勝てない!」(1982年、西武VS中日の日本シリーズ)
「負けて負けて…やっぱり負ける…」(阪急、近鉄を率いた西本幸雄監督の日本シリーズ)

登坂代表が挙げられる、印象に残るシーンの多くには”弱者が強者に立ち向かう、でも勝てない”そんな悲哀や哀愁、噛み締める様な男の生き様が多く「柵や定めに抗い散ってゆく美学」に在野の精神とでもいうべき登坂代表の本質が宿っているような気がします。

SWSからNOW、そして大日本プロレスへ。
この道一筋26年の積み上げ、そのキャリアには登坂代表の美学が投影されているのかもしれません。

「散り際の儚さ、美しさ」を語る登坂代表

そんな登坂代表のイメージは好きだった特撮ヒーローやキャラクター、アニメや映画や音楽といった話の隅々からも伝わって来るかのようです。

仮面ライダーならX、ガンダムならドズルにランバラル、特撮ヒーローではアクマイザー3、アニメならサイボーグ009。七人の侍、寅さんに中島みゆき。更にはサッカー日本代表、ドーハの悲劇から4年を経て初のワールドカップ進出決定時のカズ…。

いかがでしょう、まるで滲み出る様な「ソレ」が伝わってくると思いませんか?
ここまでくると「だとすれば〇〇はお好きでしたよね」「□□□といったらやっぱり△△△のシーンでしたよね」そんな会話がそれこそエンドレスに展開します。

野球の話から始まった、少年時代から今に至る「心に残っているモノ」談義。
話は中学卒業後に働いていた後楽園球場での売り子、ゲームセンターでのアルバイト時代へと続きます。

「コーラ売り&ゲームセンター」アルバイト時代の目線

ミド編)幼いころから慣れ親しんだ後楽園球場で、高校時代はコーラ売りのアルバイトをなさいました。

もとより近鉄ファンの登坂代表のこと。「後楽園球場=巨人」ではなく、心躍るのは当時後楽園球場を本拠地にしていた日本ハムの試合でした。

常に球場を満杯にする巨人と対照的に、如何にしてお客様を球場に集めるかに腐心するパ・リーグ球団の企画や施策が気になっていたそうです。

近年のパ・リーグ人気隆盛。その根底にはきっとこの当時の悔しさや必死さ、生み出す為の努力がある訳で、決してただの流れではないんだと登坂代表は熱く語ってくれました。

また一方でゲームセンターのアルバイト時代からは、のめり込んだら一途な「凝り性」な人柄が見て取れるようです。

ゲーム好きは多かれど「ゲーム部屋」を借りて基盤まで買い込んだ人は珍しいのではないでしょうか。

余談ながら、幼いころより「収集癖がひどい」と笑う登坂代表。仮面ライダーやガンダムのメンコなど、買っても使わずに大事に飾っていたそうです。
よく見ると、ツイッターなどには今も仮面ライダーやウルトラマンのグッズがちらほらと…。

登坂栄児(@tosakaeiji)さん | Twitter

「のめり込んだらトコトン」な気性は、やがて身を投じる激動のプロレス業界で26年間も一筋にキャリアを積み上げた根底にあるモノなのかもしれません。

「天龍選手が好き、WWFのゲームが好き」でSWSに一般入社

「そろそろ就職かな」と考えた頃に、SWSの職員募集の広告を見ました。
プロレスラーでは天龍さんが好きだったし、WWFのゲームが好きだったので応募してみたんです。

SWSの第三次職員募集に応募してのプロレス業界入りでした

当時のプロレスを知る人なら「新日・全日・UWF」がメジャー、その他はインディーと位置付ける人が多かったことでしょう。

90年、天龍選手らの全日本プロレスからの大量離脱はプロレス史に残る出来事ですが、その翌年の91年、登坂代表はSWS職員としてプロレス業界のキャリアをスタート。

そこから26年。いわゆる非メジャー、激動の業界にあって登坂代表は一途に勤め続けています。

95年の旗揚げ以降、大日本プロレス一筋のキャリア

「在野精神」「一途な凝り性」

そんな部分に、登坂代表の一貫したキャリアの理由を見出そうとするミド編。しかし当然、傍から考える様な単純な道のりである訳がありません。

では、どうして波乱に満ちたプロレス団体舵取りを一貫して続けて来られるのか。
そこには登坂代表の想いがあります。

噛み締める様な悲哀や儚さ、そういったモノに美しさを感じる登坂代表。
大日本プロレスは決してメジャーでないところから26年、既定路線に抗って進んできたと話します。34、5名のメンバーとともに全国を巡る日々は、決して順調なことばかりではなかったとも。

けれど、そんななかで26年間も一筋に大日本プロレスの物語を紡いで来た。その魂からは登坂代表の凄みを窺い知ることが出来ます。

また、その一方「夜店」のようなコンセプトで親しみやすいプロレスを築き上げてきた大日本プロレス。実にユニークなグッズを販売することでも知られています。その一部をココにご紹介します。

プロレスラーがドット絵でプリンティングされている堤袋

なぜか「玉子」

なぜか「カレー」

なぜか「岩塩」

なぜか「昆布」

最後に「魂」は「鬼が口を閉じている」イメージだと語る登坂代表。
悪に対しての鬼の強いイメージでなく内面の強さ、それが「魂」だと語ります。

まるで浪花節が流れてきそうな人生観、そんななかでも観客を魅了し続ける楽しい仕掛けを考え続け、大日本プロレスの物語を紡いでいく登坂代表。

26年のその先も、不変の「魂」を抱いて歩み続ける登坂代表と大日本プロレスに乞うご期待です!

大日本プロレス official website

関連する投稿


天龍・藤波が激白!「ジャンボ鶴田最強説」の真実に迫るスペシャルトークショーが開催決定!

天龍・藤波が激白!「ジャンボ鶴田最強説」の真実に迫るスペシャルトークショーが開催決定!

プロレス界のレジェンド、天龍源一郎と藤波辰爾が夢の共演!「ジャンボ鶴田は最強だったのか?」をテーマに、かつてのライバルたちが伝説の「怪物」を語り尽くします。トークショーに加え撮影会も実施。昭和・平成のプロレス黄金時代を築いた鶴田の真の姿に迫る、ファン垂涎のメモリアルイベントの全貌を紹介します。


没後30年、俳優・渥美清の軌跡を辿る。神保町シアターで「寅さん」から知られざる名作まで12本を特集上映

没後30年、俳優・渥美清の軌跡を辿る。神保町シアターで「寅さん」から知られざる名作まで12本を特集上映

東京・神保町の名画座「神保町シアター」にて、2026年3月14日より特集上映『没後30年 俳優・渥美清』が開催されます。国民的映画『男はつらいよ』シリーズの人気作をはじめ、主演を務めた貴重なラブコメディや社会派人間ドラマなど、全12作品をフィルムで上映。日本映画界に多大な足跡を残した稀代の名優、渥美清の多才な魅力を再発見する貴重な機会です。


赤ヘル黄金期の伝説が神保町に!髙橋慶彦氏のトーク&サイン会開催、昭和カープの“ヤバい”秘話も解禁

赤ヘル黄金期の伝説が神保町に!髙橋慶彦氏のトーク&サイン会開催、昭和カープの“ヤバい”秘話も解禁

広島東洋カープの黄金期を支えたレジェンド、髙橋慶彦氏の自伝『赤き球団の魂 髙橋慶彦』の発売を記念し、1月29日に神保町・書泉グランデでイベント開催が決定!昭和プロ野球の衝撃的な裏話や、スパルタ指導の真相などが語られる本書。当日はトークショーやサイン会も行われ、ファン必見の一夜となりそうです。


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


【野球選手から俳優!?】板東、長嶋、イチロー・・・人気ドラマに出演した元プロ野球選手!

【野球選手から俳優!?】板東、長嶋、イチロー・・・人気ドラマに出演した元プロ野球選手!

プロ野球選手が引退後、タレントとして新たな道を歩むケースは数多く見られます。その中には、俳優業にまで進出し、映画やドラマで活躍する人も少なくありません。今回は筆者の独断と偏見に基づき、人気ドラマに出演した元プロ野球選手の中から、特に印象に残っている面々をご紹介します。


最新の投稿


楳図かずお生誕90周年!60年代の伝説的「なかよし」付録漫画を完全再現した究極の復刻BOXが登場

楳図かずお生誕90周年!60年代の伝説的「なかよし」付録漫画を完全再現した究極の復刻BOXが登場

ホラー漫画の金字塔、楳図かずお氏の生誕90周年を記念し、1960年代に『なかよし』の付録として人気を博した「なかよしブック」が復刻BOXとして発売される。当時のサイズや色味、さらには広告や読者ページまで可能な限り再現。市場でも滅多に見られない超貴重な少女ホラー傑作5選が、今ここに蘇る。


武豊デビュー40年特別展が銀座三越で開催!日本ダービー6勝の軌跡やAI・AR等の最新コンテンツが集結

武豊デビュー40年特別展が銀座三越で開催!日本ダービー6勝の軌跡やAI・AR等の最新コンテンツが集結

日本競馬界のレジェンド、武豊騎手のデビュー40年を記念した特別展が2026年4月28日より銀座三越で開催される。前人未到の「日本ダービー6勝」に焦点を当てた展示や、AI・ARを駆使した最新デジタル体験、会場限定のオリジナルグッズ販売など、頂点を走り続けるジョッキーの栄光と進化を体感できる貴重な催事だ。


錦織一清、還暦イヤーを飾る初のソロ写真集&カレンダー発売!“ニッキ”の今を詰め込んだ永久保存版

錦織一清、還暦イヤーを飾る初のソロ写真集&カレンダー発売!“ニッキ”の今を詰め込んだ永久保存版

俳優、演出家、シンガーとして活躍する錦織一清が、2025年5月に迎えた還暦イヤーの締めくくりとして、人生初となるソロ写真集&カレンダー『言魂 -10カラットの呟きと共に-』を2026年5月29日に発売。本人プロデュースによる日常の風景や自ら吐露した10の呟きなど、現在の彼の魅力を凝縮した一冊となっている。


世界的ヒット作「テトリス」がボードゲームに!リアルなブロックを“手で積む”新感覚の対戦が熱い

世界的ヒット作「テトリス」がボードゲームに!リアルなブロックを“手で積む”新感覚の対戦が熱い

デジタルゲームの金字塔『テトリス』が、実際にブロックを手に取って積み上げる『テトリスボードゲーム』として2026年4月下旬に発売決定!2〜4人での同時対戦が可能で、カードによる駆け引きや「オジャマミノ」による妨害要素も。デジタルとは一味違う、空間認識力と戦略性が試されるアナログならではの魅力を紹介。


昭和100年の節目に楽しむ「昭和レトロWEEK!」TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』で開催

昭和100年の節目に楽しむ「昭和レトロWEEK!」TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』で開催

TBSラジオの人気番組『ジェーン・スー 生活は踊る』にて、4月20日から「昭和レトロWEEK!」がスタート。昭和100年を迎える今年、家具や漫画、音楽など多彩な視点で昭和の魅力を再発見します。タイガー魔法瓶のレトロ柄製品が当たる豪華プレゼント企画も実施。懐かしくも新しい昭和の世界をラジオで堪能しましょう。