時代劇での、超あるあるお決まりシーン・フレーズのまとめ《遠山の金さん編》

時代劇での、超あるあるお決まりシーン・フレーズのまとめ《遠山の金さん編》

「時代劇での、超あるあるお決まりシーン・フレーズのまとめ《暴れん坊将軍編》」では時代劇の定番中の定番である『暴れん坊将軍』に関するお決まりシーン・フレーズついて、列挙してみたが、今回はこれも定番中の定番である『遠山の金さん』に特化したものを列挙してみようと思う。さて、どのようなものがあるでしょうか?


悪人が連れ出された後は、
「さて△△(被害者)…」となり、被害者が「お奉行様とも知らずご無礼を…」などと言い、平身低頭する。被害者が軽微な犯罪を犯している場合、大概「江戸十里四方所払い(つまり江戸市中からの追放)」「寄場送り」などの温情判決を下す(悪人の手下が遠山に協力した場合は「お前のおかげで事件は解決した。ただし、加担したことは裁かれなきゃならねぇ」などと言う)。最後に、小声で“金さん”になり「達者で暮らすんだぜ」「お父っつぁんを大事にしなよ」「良い大工になりな」などと温かい言葉をかけ(無罪になって江戸市中に留まることになった場合は「俺が金さんって事は内緒にしておいてくれよ」などとも言う)」、

「これにて一件落着」

でお開きになる。
ごくまれに、悲劇的な終焉を迎えることもあるが、概ね以上のような顛末をたどる。
後日、(遠山が妻帯している場合)自宅で嫁と談笑したり、“金さん”として岡っ引きや行き付けの店の町人などと軽口を叩いたり、被害者のその後が語られたりして番組は終わる。

超究極のまんねり!!に対する”つっこみ”

1.TBS系の「江戸を斬る」シリーズでは、遠山の金さん(演:西郷輝彦)が悪者に短銃、又は、火縄銃で狙われいる場面になると、大きな鈴(ピンポン玉大)が飛んできて銃に当たり、銃弾を空に向かってうってしまい、被弾が逸れる。そして白装束に紫頭巾姿のお雪(演:松坂慶子)が駆けつけ、金四郎に加勢する。(鈴は、お雪が投げたものらしいが、投げる場面は映らない)。【コントロールが非常に宜しいね!!】

2.金さんが大立ち回りをしてあらかた敵を倒したタイミングで奉行所同心の笛の音が聞こえてくる。【金さんが逃げる前に同心たちが到着してしまったらどうなるんでしょうか???】

3.大岡越前などでは北町が、金さんでは南町の奉行所がよく問題を起こす。”火盗改め”も無慈悲で容赦のない態度が目立った(鬼平が泣くよ!!)。名奉行のいる奉行所以外では、間違った裁きやひどい裁きが行われていた。【間違って捕まったら、そりゃあ大変だ!!】

4.金さん:「これから、裁きを始める。おもてを上げい!」、
  悪者 :「あっ、金さん!」と即認識するパターンが絶対なかった。
  【時短に便利そうな感じなんですけど・・・?】

5.白州でシラを切る悪人に対し無実の側の人間が「ウソです!」と必死に食らいつくと、遠山はそれをわざと「控えい!」と遮り、悪人を煽り、調子に乗せるように見えるのは私だけでしょうか?。【時間の無駄じゃ!!】

6.証人として「遊び人の金さん」の名が出ると、悪党たちは「金さんとやらを呼んでもらおうじゃあねぇか!」と騒ぎ出すが、奉行(金さん)が豹変し急に江戸言葉で一喝すると5秒ほどの沈黙が起こる。【こいつ気でも狂ったかのような眼差しで奉行を見ている。そりゃそうじゃ!!】

7.白州の人間は桜吹雪を見てから金さんと判断できるまでに数秒かかる。そして善良な娘が「金さん!」、続いて悪人が「こんなバカな!」と言うのが定番!!。【顔見て判んないのかよ!?】

8.遠山の金さんがお白州でどれだけはっちゃけても、背後の侍(机の前で記録を取っているやつ)は動揺しない。ましてや参考人として出廷している武士が、お白洲で悪事が露見し、脇差で金さんに斬りかかっているのに、席を立とうとはせず、そのまま座って書き物をしているのだ。【この人は相当のやり手と見るのだが・・・(笑)】。

私も「これにて一件落着」!!

なお、この大いなる”まんねり”は数々のパロディーやコントにも取り入れられているが、下記に一例を示す。

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時代劇 遠山の金さん

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