2025年、大阪万博の開催が決まったなら…その時に向けた提言コラム【頑張れ!大阪万博2025(第4回)】

2025年、大阪万博の開催が決まったなら…その時に向けた提言コラム【頑張れ!大阪万博2025(第4回)】

2025年、大阪万博の実現を徹底応援!1970年に開催された大阪万博(日本万国博覧会)当時の熱量と日本の底力を”ディスカバリー&フューチャー(温故知新)”としてコラム上に再現するとともに、2017年から2025年の日本社会を予測。人口構成や自然環境を考慮して大阪万博2025を実現に導く為の提言を展開します。


だからこその苦肉の策ともいえるのが前述の話。

そう、やることが仮に同じなら、もっと高いクオリティともっともっと巨大な、複雑で雑多な見本市にするのだって有りだと思う。

どんなにその場で珍しくともその場で撮影されて、その場で世界発信されるのだからこそ、いささか古典的ともいえる考えをモーレツ的に大規模に展開し、しかも品を次々と替えて乗り越えたいのだ。

ただし現在のアメリカを参考とするなら、ショッピングモール型式(集中型小売店と呼ぶべきか)はやがてピンチに立たされている可能性が高い。しかし、8年後の2025年の日本ならギリギリまだ大丈夫ではないか?……と付け加えておきたい。

諸外国誘致のセールストークはズバリこれだ。

当然日本の万博に限ったセールストークではない。というかフランスのパリだって当然やるだろうってことばかりを書いているのは承知している。しかし、海外へのプレゼンよりも国内企業のパビリオン誘致の方がもっと大変になるのでここは軽く流しておいていただきたい。

なぜ日本開催で日本企業のパビリオン誘致が大変なのか?それは「高齢者大国」だからですよ。

大阪万博1970スタンプ

ここまで熱心に読んで下さった方なら御承知の通り、47年前の1970年は様々な企業が競うように独自のパビリオンを出展しています。
では2025年は、果たしてどんな企業がパビリオンを出展させたいと思うのだろうか?
現在隆盛を誇る巨大メーカーに、2025年時点でパビリオンを出すメリットはあるのだろうか?

進歩の具合がちっともわからない「人類」ならともかく世の中の進歩は早い。
1970年では家庭どころか個人の掌にコンピューターがやってくるなんて誰も想像だにしていなかったのだから……未来は分からないことだらけだ。

ともするとAIもロボットも、2025年には日常生活(お金持ちの)に溶け込んだ世の中となっているかもしれない。
さらにいえば高齢者大国なのだから、労働力不足を補うためにむしろ企業製品として溶け込んでいるべきかもしれない。いやいや生活や社会をデザインするならば、ファイナンシャルプランニングやライフプランニング企業に出展していただくほうがテーマ性にふさわしいのではないだろうか?パビリオン内に申込や商談ブースが併設される可能性すら否めないだろう。

あぁ、やはり企業の話であればあるほど幕張メッセやビッグサイトでなんとかなるから、わざわざ万博である必要を感じなくなる。
そう!つまりここが国内企業パビリオン出展のネックだと思うのだ。

だとすれば高齢者大国として国内で出展すべきは「段差はもちろん天候、悪路だってヘッチャラの最新型車イス」や「多機能ステッキ」、さらにはベッドやおむつ、肌着など、来るべき世界的な超高齢化社会のニーズに応えられるノウハウや戦略を持った企業・・・・・・もしくは、これらのジャンルへの参入を担う企業である可能性が高い。

高齢者大国はすなわち長寿大国であり、健康大国、医療大国なのだ。
海外に見せたい、伝えたい、感じていただきたいモノが山ほどあるはずの2025年なのだ。

いずれにせよ開催期間「半年間」の万国博覧会に出展し続けるには、ここでも体感型に結び付けた創意工夫が不可欠なのだ……。
なんとしても映像・画像だけではわからないという点で頑張っていただきたい。(開催が決まっての話だが)

大阪万博1970スタンプ

もう一度書いておきたいが、我々は65歳以上が3人に1人だからと言って2025年に車イスや杖を持った人が急増したりすると言いたいわけではない。しかし、その万博の後3年、5年、10年先の日本はどうなるのだろうか?と考えるにつけ高齢者に対する産業やテクノロジーまで視野に入れるとともに、保険産業まで一応は考えるべきだと思うのだ。

万博の謳う「未来社会」とは必ずしも「未来福祉」や「未来介護」の姿を含んではいないだろう。とはいえ世界中の人々が集い国民も多く集まる中で、全く触れなくて良いのかどうかが2017年の現在は不明のままだ。

だからこそ書いておきたかったのだ。
大ゲサな話ではない。開催国を競う相手はフランスだ。
テーマで謳っているのだから自国の現状、未来をデザインしないわけにはいかない。その上でフランスに勝たねばならないのだ。

話を戻してまとめよう。移動に優しいいくつかの総合ビルディング型、その場で食事、買い物を可能としたショッピングモール型のハード構成と、体感展示主体型と記念品・グッズ購買型で来場者を満足させるソフト構成。さらに日本政府・企業には「高齢者が輝く未来社会」にマッチしたパビリオンの出展を各国に求めるべきであろう。(ように思う)

大阪万博1970スタンプ

ここでまた視点をちょっと変えてみたい。次は駐車場だ!!(なんでこうも話が散らばるのだろう……)

2025年の日本は、かなりの電気自動車(EV=エレクトリックビークル)が普及している社会の可能性が高い。
大阪万博の駐車場には当然、充電用電源がフル装備で備わっていなければならない。さらに高齢者にやさしい駐車場であることは言うまでもない。

つまり駐車場は広々としていて駐車台数のみを気にしている時代ではなくなっているといいたいのだ。先に述べた駐車と充電の両方を満たす必要もそうだがさらなる問題が……ここでまた高齢者大国問題を考慮する必要があると思うからだ。

平地の広大な駐車場の端から長い距離を高齢者に歩かせては会場に着いた時点で体力がなくなってしまう可能性が高い。(会場に続くモノレールの駅までとしても)
ましてや天候だってある。海上の人口島ならば風だって強い日も少なくはない。

会場近くに併設された、地下から地上までのいわゆる高層型駐車場だ。土地の多い人口島であるメリットを生かしてはいないと思うが、後々解体される可能性が高い運命のパビリオンに対して、跡地を何に使うにしても独立した島に電源を配備した駐車場は必要だ。

高齢者には駐車場から天候に関係なくフラットな通路を通ってモノレールに乗り換え、会場にスムーズインしていただきたいと考える程に、軽く考えてはいけない建築物といえよう。

未来型駐車場もこれまた「立体型」が然るべき型

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