「体育嫌い」の直接のデメリット
私たちの世代の学校の科目は、9科目でした。(地域によって違うのかもしれませんが、私の住んでいた所の話です。)国語、数学、理科、社会、英語の「詰め込み5科目」と、音楽、美術、技術、そして体育の「天賦の才能4科目」です。入試には、「内申点」というのがあり、「天賦の才能4科目」は、内申点が「詰め込み5科目」の1.3倍の数値に掛け算されていました。今は違っているでしょうし、地域によっても全然違うと思うので、ネタ程度に読んでください。
そのため、体育の成績が低いと、全体の内申点にかけるダメージが大きくなります。
「体育嫌い」の真のデメリット
しかし、体育嫌いの真のデメリットは、成績以外のところにあります。
それは、何といっても、「モテない!」ことです。
そりゃあ、女子にとっては、動作ののろいモタモタした男より、さっそうとサッカーでシュートを決めたり、俊足で100メートル走を駆け抜ける男子のほうに憧れを持つでしょう。
女子は体育ができる男の子が好きだ!その証拠のSONG。
クラスメイトの男子からはののしられ、隣のクラスからは喜ばれる。
共学の学校では、体育は2クラス合同で行われ、男子、女子に分かれます。
そして、男子は隣のクラスといろいろな球技で壮絶なタグマッチを繰り広げます。
体育のできる大勢の皆さんは、なんとかして隣のクラスに勝ちたいと燃えています。
そこに、どんくさい奴がいると、足を引っ張られます。
「いくらなんでもこのボールは取れるだろう」というボールを無残にミスするどんくさい奴。
「ああ、こいつさえいなければ・・・」という気持ちとともに、罵声が飛び交います。
そして、隣のクラスの生徒も、当然勝ちたいので、どんくさい奴にボールが行くようにコントロールするので、隣のクラスからは非常に喜ばれます。
こうして、体育の時間が終わると、クラスメイトからは冷たい目で見られるのです。
これが小学校から高校まで6・3・3の12年続きます。
「体育」嫌いだった方!特に嫌いな種目は何でした? 私は体育が大... - Yahoo!知恵袋
全国柔道事故被害者の会
柔道も私はやらされましたが、あんな危険なもの、よくやるなあと、投げられ専門でしたが、実際に事故も起きているようです。シャレになりません。被害にあった方に心からお見舞い申し上げます。
嫌いな体育の種目
長距離走

マラソンなんて気が遠くなります。
マラソン - Wikipedia
これは、体育好きの人の中でも、嫌いな種目によく上がりますね。
特に体重の重いおデブな人にはきついです。
しかしこの種目は、体育の中でも、「才能半分・努力半分」の世界で、努力すれば運動音痴でもトップには入れませんが、真ん中あたりまではいける種目なんです。

お正月の花・箱根駅伝
東京箱根間往復大学駅伝競走 - Wikipedia
箱根駅伝があれだけ人気なのも、まったくの天賦の才能だけでできるわけではなく、チームプレイの連携なども含め、努力の要素が大きいので、努力好きの日本人に受けるのではないでしょうか。
バレーボール

バレーボール
バレーボール - Wikipedia
バレーボールは、学校の体育では、背の高さより、ボールに反応するスピード、俊敏さが要素になります。
ローテーションで守備位置が変わったり、運動音痴にもサーブをする順番が回ってくるので、万が一にもあと1点で負けるなんて時に、自分にサーブの順番が回ってきたら超・大変です。
逆に、計算の中に入っていないので、まぐれでサービスエースを取ったりすると、敵・味方ともにビックリします。一番ビックリするのは本人ですが。
サッカー・ソフトボール

サッカー
サッカー - Wikipedia

ソフトボール
ソフトボール - Wikipedia
この2つは、一番できる人とできない人との差がつく競技ではないでしょうか。
サッカー部と野球部・ソフトボール部は、リア充男子に一番人気のある部活なので、毎日練習している人で、なおかつ生まれつき運動神経のいい人は、超人的なプレーをします。
なので、運動音痴は、サッカーではボールなんて試合中1回も触らない時がほとんどですし、ソフトボール(野球をやった覚えはないです。)では、とても打てない剛速球を投げ込まれてきて、バットを振る隙さえ与えられないものです。
体力測定はハナからあきらめている。
100メートル走、ソフトボール投げ、反復横跳び、垂直跳び・・・などは、個人の種目なので、他の人たちに勝とうなどとはハナから思っていないので気楽です。
しかし、今度は、体育教師からの冷酷な目が痛いんです。
たぶん学校平均数値などで、学校ごとに教師が競っているのでしょう、その足を引っ張る生徒に対して怒りの感情がわくのもわかります。
中には神対応をしてくれる人もいた。
運動音痴に対して、気を使ってくれる「神対応」をしてくれる人もいましたね。
そういう人は、たいがい、超人的にズバ抜けてうまい人でした。
スポーツはやっぱりやっておいたほうがいい。
大人になり、体育の授業が消えると、これほどのパラダイスがあるのかという気持ちになります。
しかし、多くの企業が「体育会系」の人材を欲しがるように、学生時代にスポーツをしていたかしていなかったかは、その後のビジネスにも少なからず影響すると私は思います。
上下関係、粘り強さ、同僚との連携(コミュニケーション能力)などを鍛えているかどうかと、有能な組織人になれるかは、相関関係があるように感じます。
いろいろなスポーツがありますので、自分が少しでも活躍できるスポーツがあれば、クラブに入っておくべきだったかもと思います。
もし体育嫌いのお子さんがいらっしゃるミドルエッジ世代のビジネスマンの方は、どこかのクラブに入ってもらって、このような能力を身につけてもらうことをおすすめします。

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