「夕立」の定義
夕立 - Wikipedia
入道雲
夕立 - Wikipedia
こういう雲を見ると、「ん、一雨来るな」と思いますよね。
2008年に年末恒例の『新語・流行語大賞』にノミネートされた。
かつては「夕立」という言葉は一種の「清涼剤」。
私たちが子供の頃の「夏」と言えば、だいたい日中に気温が33度くらいまで上がり、夕方になると雷がゴロゴロ鳴って、ザーッと雨が降って、夜になると涼しくなる、というようなパターンが多かったような気がします。
今のように最高気温が41度になったり、「1時間当たり雨量が100ミリを超える」などということは、少なくともニュースではほとんど聞かなかったと思います。また、夜通しクーラーをかけないと眠れない、ということもあまりなかったでしょう。
ゲリラ豪雨
ゲリラ豪雨 - Wikipedia
「夏は暑くなっているのか?」気象庁の統計から見てみると。
気象庁では、過去30年間の平均気温を統計で取っています。
ここでは、東京の気温を見てみることにします。
東京ですと、平均気温で1年で1番暑い時期は、8月の2日から9日までで、最高気温が31.1度、最低気温が23.3度となっています(1981年から2010年までの平均)。
平均で見ると、大した暑さではなさそうに見えますね。
もっとも平均気温という指標なので、これより暑い日も涼しい日もあるのはもちろんですが。
気象庁|過去の気象データ検索 1970年8月
気象庁|過去の気象データ検索 2016年8月
現在は長期的な「温暖期」に入っているという説。
夕立の和歌。平安末期の気候は今と似ていた?
長期的な温暖期に入り、高温で入道雲が発達しやすい環境にある、という説があります。上のサイトによると、平安時代の初期にはあまりなかった「夕立」の和歌が、平安時代末期には増えているという傾向と、平安時代末期から温暖化気候になった時期が一致しているという現象から、現代も温暖化になってきていて、それにつれてゲリラ豪雨も増えているという説です。
アスファルト舗装が進んだためという説も。
道路の整備とともに、都心では空き地が次々宅地化され、アスファルト舗装が進み、土の地面が減っている傾向にあると言われています。アスファルトは黒い色なので、日光の熱を吸収しやすく、広い面積が熱せられた結果、上昇気流が起こりやすく、入道雲を発達させやすくなっているのでは、という説があります。