過酷な試練をクリアして大ヒットした「ポケットビスケッツ」はモー娘。やAKBにも通じるものがありました。

過酷な試練をクリアして大ヒットした「ポケットビスケッツ」はモー娘。やAKBにも通じるものがありました。

90年代、「ポケビ」の愛称で人気を博したポケットビスケッツ。バラエティの企画にしてはあまりにも過酷な条件下で戦っていた彼らが、ここまで支持を得たのはある意味当然だった気がします。そんなポケビの軌跡を振り返ります。


復活かけた100万人署名運動⇒初の1位獲得

1998年4月、ポケットビスケッツのシングル5作目「My Diamond」と、ブラックビスケッツのシングル2作目「タイミング」のどちらを発売するかを賭けて対決が行われ、ポケットビスケッツが敗北。敗者は新曲のマスターテープを破棄するという条件が付けられていたため、「My Diamond」のテープは破棄された。 その後、新曲の発売を目指して100万人の署名を集める活動が始まり、全国各地の小学校を中心に署名運動が展開された。6月21日には有明レインボーステージに1万人が結果公開を兼ねた無料ライブに招待され、目標を大きく上回る178万4892人の署名が集まったと発表された(締切後に届いたものを含めると200万に達した)。 1カ月後の7月22日にシングル5作目となる『POWER』が発売され、2週目の売上げにおいて初めての週間チャート1位を獲得した。テルは企画について、「もしいったとしても、ギリギリ100万、いかなかったら90万ぐらいと思っていたから、すごい突き抜けた数字で驚きました。ポケビの一連の企画で初めて視聴者の力を借りて、みんなの力がここまで押し上げてくれたと思った。スゴイと思った」と語っている。 なお、販売店の一部には「100万人に到達しなかったら新曲は出ない」という部分が伝わっておらず、店によっては結果発表前から新曲発売が既成事実のように扱われていたため、「出来レースではないのか」という投書もあった。これについて、東芝EMIのディレクター・長井信也は「みんなこんなに一生懸命やっているのに、そう思われてしまうのは、僕としてもすごくイヤでした」と語っている。 長井によれば、結果発表の会場には成功・失敗2種類の台本とくす玉が用意されていたといい、『POWER』の収録も発表当日のジャケット写真撮影をはじめとして、全て結果発表の後に突貫作業で行われた。 同年7月から8月にかけて、100万人署名に対する御礼として全国9か所でのライブツアーを開催。最終地・旭川では5万人以上を集めるなど、各地とも盛況だった。年末にはNHKの第49回NHK紅白歌合戦に「ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツスペシャルバンド」として出場を果たし、「Power」などをメドレー方式で歌った。他のウリナリ出演者も応援に駆け付け、内村が番組の別の企画である「ランキングキャラクターLIVE」のキャラクター・ホワイティに扮したり、最後に「来年は白組で」という幕が現れるなど演出も凝ったものであった。しかし、次の年以降にウリナリの企画グループが紅白に出演することは無かった。 「Power」は累計110万枚を売り上げ、3作目のミリオンを達成。この年はブラックビスケッツの『タイミング』も売上100万枚を達成し、番組プロデューサーの土屋敏男は「2組とも、10何万ならともかく、100万枚以上売れているということはもう、番組を見ない人までが曲に引かれて買ってるとしか思えない」と評した。

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ポケットビスケッツ - Wikipedia

ソロ活動~活動休止まで

翌1999年2月、ポケットビスケッツの活動として、千秋、テル、ウドがそれぞれソロシングルを発売。その内、テルのシングル「青の住人(すみびと)」にてテル本人がピアノを弾いていないという不正が発覚。 「完奏できなければ脱退」という条件でFM横浜の「TheRanking」で生演奏し、これをクリアした。しかしテル本人は演奏の出来に納得せず、自ら進んで仮メンバーとなった。 その後のZepp Tokyoでのライブで上達した演奏を披露し、3人での活動を再開。これをきっかけとして、7月22日にポケットビスケッツとしてのシングル6作目『Days/My Diamond』を発売。オリコンチャート最高4位を記録した(売上45万枚)。 同年末には松任谷由実の年越しライブにゲスト参加し、「Yuming+Pocket Biscuits」として共演作「Millennium」を生中継、生演奏で発表した。同作は翌2000年1月21日に同名義でシングルとして発売された。発売同日の放送において、「ポケットビスケッツが番組の一企画であるため、歌手・千秋の活動を狭めている」とするテルが、千秋にソロ活動を進言。3人の相談の末にこれが受け容れられ、これに伴いポケットビスケッツとしての活動は停止することになった。 2000年3月12日、千秋のソロデビューライブ後、日本武道館でポケットビスケッツとしてライブを行う。これは直前まで千秋には秘密にされ、テレビでも告知されないシークレットライブのスタイルを取った。このライブでテル・ウド・千秋の今後を祈って手作りの幸せの黄色いハンカチが入場者に配られ、ファンの提案で即興の卒業式が行われた。

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活動休止後

番組企画モノとして最高の実績を成し遂げた背景

過酷な試練と驚異的な成功

3曲のミリオンヒットを記録するなど「企画もの」としては異例の人気を博したが、既述の通り、当初はメインであるMckeeの添え物であった。番組ディレクターの塩谷祥隆は、「最初の感触では『売れる』という予感はなくて、あとから人気が追いかけてきたっていう感じだった」と語り、東芝EMIのディレクター・長井信也は「こちらの予想を上回る、大きな成長ぶりを見せてくれた」と述べた。 また内村は「Power」発売前のインタビューにおいて、「普通、企画物は一発で終わるけど、ポケビはもう4年目。こんなに続くなら、念入りなメークにしなかったのにな」とこぼすなど、いずれもポケットビスケッツの活躍は予想外のものだったとしている。 人気の背景について、プロデューサーの土屋敏男は、「ポケビがここまで大きくなったのは、チアキの『ポケビを存続させたい』というダイレクトな気持ちが、視聴者に伝わった結果じゃないでしょうか」と述べている。 スポーツニッポンの特集記事では、「形はちょっと変わっていたが、それでも夢をかなえた千秋に感情移入する視聴者の応援に加え、ポケビはいつも解散の危機にさらされながら活動を続けていたことが周囲の共感を呼んだ」としている。 塩谷は「解散シリーズなんかでは、番組としては、本当にできなかったら解散になってもいいって心づもりがあって、それに対してチアキががんばる。真剣にグループとしての生命がかかっていたという緊張感が、ただの企画ものグループと違うところですね」と述べている。 またスポーツニッポンでは「価格も当時CDシングルの標準だった1000円の半額の500円に設定したことで、小学生ら子どもたちが買いやすかったのもヒットの要因となった」と分析している。この価格は、「もうけるためでなく、少しでも多くの人に彼らの曲を聴いてもらいたい」という考えから設定されたものであった。 パッパラー河合は、「同時期に猿岩石も売れていて、やっぱり企画ものって言われたけど、企画のない音楽ってあるのかな……という気がしますね。音楽をやらない人を集めてグループを作ると企画ものと言われるけど、音楽が良ければいいんじゃないかと思います」との感想を述べ、長井信也は「ポケビは、3人の個性をビジュアル的、かつヒューマンな形で形で表現したグループだと思います。チアキの持つひたむきさと、音楽を愛する気持ち。テルさんの、シビアだけど、暖かいまなざし。ウドちゃんの人がらの良さ。すべてがポケビの力になっていると思います。テレビから生まれたミュージック・グループとしては、最高のグループだと確信しています」と総評している。

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ポケットビスケッツ - Wikipedia

みんなで聞いていた「ポケットビスケッツ」のまた聞きたい名曲5選 - Middle Edge(ミドルエッジ)

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