はじめに
ロンド・ベル(地球連邦軍)

5thルナ

5thルナ
元々は地球圏で連邦が管理していた隕石(小惑星?)でした。それをグリプス戦役以降行方不明だったシャア・アズナブル率いる難民用コロニーのスウィートウォーターに拠点を置く新生ネオ・ジオンの少数精鋭の電撃作戦により占拠され、当時の連邦本部のあるラサに落下させることに成功しました。ロンド・ベルによる抵抗は空しく失敗し、戦力差をハッキリ浮き彫りにした結果でした。連邦軍にすればグリプス戦役時のティターンズの様に一部隊に強大な戦力を与えることによりその跳梁を許したことへの反省か、ロンド・ベルの兵力増強依頼に応ずる事はなく、Zガンダムクラスの機体を補給することはありませんでした。アムロはシャアのサザビーの性能に圧倒されMS性能差を痛感し、おそらく独自にアナハイムエレクトロニクスに開発依頼をしたvガンダムを受領するために月のフォンブラウンに向かうことになりましたね。
クラップ

クラップ級軽巡洋艦(宇宙巡洋艦)
クラップ - Wikipedia
サラミス級に代わる地球連邦軍の主力艦艇クラップ級1番艦。MS搭載数もサラミス級の4機から6機に増えMS運用面が増強されています。この後に記載する新型戦艦「ラーカイラム級」と艦隊を組まねばららないことから、推進機関やブリッジが2つある構造、武装などラーカイラム級に酷似していたり、同じものを流用している部分が多いようです。アクシズを金で譲渡した連邦政府はネオ・ジオンとの和平交渉が現実のものと受け取っていて(かなり頭があったかい人達です)ルナツーでの武装解除にこの艦も立ち会っていたところ、案の定ネオ・ジオンの騙し討ちにあいこの艦もブリッジをクエス・パラヤのヤクト・ドーガに襲われクエスの父、アデナウアー・パラヤごと破壊されていましたね。まぁ反撃でヤクト・ドーガの片腕を破壊しているところは流石に新型艦というところですか・・・その後、ロンド・ベル本隊と合流しています。
このクラップ級は息が長くUC150年代にはビームシールドを装備するなど長らく主力艦艇として運用差されています。
この第二次ネオ・ジオン抗争においては同型艦としてラー・カイム、ラー・キェム、ラー・チャター、ラー・エルムがロンド・ベルに編入・運用されていました。
89式ベースジャバー

宇宙用サブフライトシステム
この機体は有人機で複座になっているようです。もちろん搭載MSからのコントロールが可能ですが本機はMSの行動範囲を拡大することに特化している設計のようで、武装はありません。アムロはこれの事を「ゲタ」(下駄?)と呼んでいます。
ブースター・ベッド

89式ベースジャバー用ブースター
フォン・ブラウンで完成したνガンダムを輸送するため、ベースジャバー用のブースターを流用して作られた急造品。
https://plaza.rakuten.co.jp/pandg/diary/200612190001/MIA FA-93 νガンダム&ブースターベッド 画像&レビュー | アクションフィギュア情報サイト ポーズ&ギミック -限定フィギュア予約・通販格安購入ガイド - 楽天ブログ
話しは本筋から離れますが、以前、アメリカ版MIAとしてFA-93HWS νガンダムヘビーウェポンシステム装備型とセットで発売されています。単体でベースジャバーとも接続可能なキットだったようですね。本編ではほんの少しの時間の登場で、このキットの事を知るまで気が付きませんでした。
ラー・カイラム

ラー・カイラム級戦艦(宇宙・大気圏内用戦艦)
第一次ネオ・ジオン抗争後、ガンダムチームのMSは連邦軍に秘匿扱いとされ、パイロット達も分散転属してしまい大幅に戦力ダウンを余儀なくされたネェル・アーガマはその後の作戦で成果を上げられず、ブライトはまたしても引責という形で艦長を降ろされ、左遷され閑職についていましたが、ネオ・ジオンの勃興に危機感を持った連邦内高官がロンド・ベル編成時に旗艦ラーカイラム艦長兼指揮官として配属させていました。アクシズの地球落下作戦時には核攻撃を辞さなかったり、それでも破壊に失敗すると、本人自ら少人数でアクシズに潜入、破壊工作を行うなど、以前のブライトとは違う一面を見せていました。特にアクシズの破片が地球落下コースを取っていた時、vガンダムが単機でこれを押し返そうと取り付いた時には「ラー・カイラムでアクシズを押せ」というかなり無茶な発言までしていましたね。まぁ周囲のクルー達に止められていましたが・・・
ネオ・ジオン

アクシズ

小惑星(宇宙基地)
グリプス戦役の頃から、大質量を利用した作戦が何度か試みられていましたが、劇場版最終章でアクシズそのものが消えていく運命であるとは想像もしていませんでした。ジオン軍残党にとっては色々な意味で重要な役割を果たしていましたからね。それにしてもニュータイプの能力とそれと共振するサイコフレームというのはアムロ以外でも発現することになりますが、この時の奴は物凄いものだったんでしょう。後々まで語り継がれています。
シャクルズ

宇宙用サブフライトシステム
ムサカ

ムサカ級(M級)軽巡洋艦(宇宙巡洋艦)
同型艦が13隻建造されたという資料がありますが、本編中で確認できたのはネームシップである本艦と艦名不明の4番艦のみでした。艦体色はレウルーラと同じく赤系統の色でしたが、個体識別のため艦体にそれぞれ違う色のラインが引かれていたそうです。この4番艦はアクシズと共に地球に降下し、核の冬を引き起こす役目でしたが、vガンダムに撃沈されていました。
ムサカ自身は最終場面でロンド・ベル隊に突撃していましたが、その後はどうなったのか・・・
レウルーラ

レウルーラ級大型戦艦(宇宙戦艦)
作戦士官としてナナイ・ミゲル大尉が同乗していましたね。ルナツー奇襲作戦(連邦軍から言えば騙し討ち)時は当艦のダミーバルーンを参加させ、他の多数の艦艇と共に、スウィートウォーターに温存されました。数さえ合っていれば信用してしまう地球連邦軍の不用心さが如実に表れていましたね。アクシズ付近の決戦に出撃。地球寒冷化に失敗した後は本編中では描かれていません。
あとがき
劇場版という事で限られた時間の中で登場する兵器は限られています。TV版の作品などに比べれば4分の1程度でしょうか。それでも新型が多く登場していて楽しめる作品だったと思います。この3年後の「0096UC」についてもMSや艦艇、兵器たちを紹介してみたいと思っているのですが・・・
機動戦士ガンダムZZ(第一次ネオ・ジオン抗争)で使用された艦艇・兵器たち - Middle Edge(ミドルエッジ)
機動戦士Zガンダム(グリプス戦役)で使用された艦艇・兵器たち(エゥーゴ、カラバ、アナハイム・エレクトロニクス社編) - Middle Edge(ミドルエッジ)
機動戦士Zガンダム(グリプス戦役)で使用された艦艇・兵器たち(ティターンズ、地球連邦軍、ジオン共和国、ネオ・ジオン編) - Middle Edge(ミドルエッジ)
機動戦士ガンダム(一年戦争)で使用された艦艇・兵器たち(連邦軍編) - Middle Edge(ミドルエッジ)
機動戦士ガンダム(一年戦争)で使用された艦艇・兵器たち(ジオン公国軍編) - Middle Edge(ミドルエッジ)