1976年のリメイク版「キングコング」の漫画版こそ、正に神レベル!映画を遥かに越える、その感動の内容とは?

1976年のリメイク版「キングコング」の漫画版こそ、正に神レベル!映画を遥かに越える、その感動の内容とは?

過去80年以上に渡って何度もリメイクされて来た怪獣映画のレジェンド「キングコング」!今回紹介するのは、1976年版「キングコング」公開時に発表された、幻のコミカライズ(映画を漫画化した物)版だ!


大勢の観客の前で見世物にされようとしていたコング。カメラマンのフラッシュに驚いて、遂に鎖を引きちぎって街へ飛び出して行く!

この漫画版では、故郷の島でコングが良く登っていた山のシルエットにビルの形が似ていたから、という説明がされている。
こうした漫画版独自のアレンジや、映画では良く判らなかった新たな発見も、映画のコミカライズ版の重要な魅力だと言える。

コングが何故ビルに登るのか?

滝口アキラ

街を破壊しながら彷徨うコングの目の前には、世界貿易センタービルが。
そのシルエットに、故郷の山を思い出したコングは、ビルの頂上を目指してドワンを抱えたまま昇って行くのだった。

とにかく、映画版よりも遥かに強く、自由に暴れまわるコングの雄姿こそ、この一峰大二版漫画の魅力だと言える。

戦闘用ヘリを片手で叩き落すコング!

滝口アキラ

コング攻撃に向かった戦闘ヘリを、チョップ一発で叩き落す!

冒頭でも述べた通り、映画のポスターに描かれているような、コングがジェット戦闘機を握り潰すシーンは映画本編には存在しない。このことは当時から映画ファンの間で語り草になっていたのだが、この漫画ではなんとコングが飛んでる戦闘機を口で咥えて噛み潰す!きっと当時の読者も大いに満足したことだろう。

出た、この漫画最大の名シーン!

滝口アキラ

続いて攻撃して来たジェット戦闘機も、コングにかかればこの通り!

咄嗟にドワンを自分の両手の中に隠すコング。

危ない!もう一機の戦闘機から発射されたミサイルがドワン目がけて飛んで来る。

滝口アキラ

ドワンを助けるため、自分の背中にミサイルを受けながら、ビルの上から身を投げるコング。

滝口アキラ

もう一機の戦闘機が、ビルに向けてミサイルを発射!
ドワンを咄嗟に自分の手の中に隠し、コングはビルの屋上から身を投げた。

駆け寄るドワンに、心配するなと元気に振舞おうとするコングの男気溢れる姿!

地面に叩きつけられたコングだったが、手の中に守られていたドワンは無事だった。

滝口アキラ

やがて力尽きて永遠の眠りにつくコング。ドワンを守ったそのこぶしが開かれた時、そこにはまるでコングの最後の贈り物のように、ドワンが抱えていた花束が・・・。

滝口アキラ

この一コマに込められた一峰大二先生の想いが、時を越えて読者の心を打つ。

見よ!映画には存在しない、このラストシーンの素晴らしさ!

滝口アキラ

ドワンを最後まで守って死んでいくコング。
その指先には、ドワンが抱えていた花束が・・・。

静かなラストが深い余韻を残す。

人間の文明の前に無残に倒されたコングを思って一人涙を流すドワン。

滝口アキラ

人間の文明の前に無残に倒されたコングを思って一人涙を流すドワン。
静かなラストが深い余韻を残す。

いかがだっただろうか?
ご覧頂いたように本作ラストの一連の展開こそ、テレビランド版「キングコング」が映画の100倍素晴らしい!と断言出来る理由だ。
コングを単なるモンスターに終わらせず、人間と共存・共感出来る愛すべき存在として描いた内容と、漫画独自のアレンジによる感動のラストまで、とにかく全編に渡って素晴らしすぎる展開が続くこの漫画を、是非ともそのまま映像化すべきだと主張したい。

しかし残念ながら、これらのコミックは版権の問題もあり、殆ど単行本などには収録されておらず、読むためには現物を入手するか図書館の蔵書を当たるしか無いのが現状だ。
中でもこの一峰大二先生版は、掲載誌がテレビランドの更に増刊号ということで、今や非常に入手困難となってしまっている。市場に出た場合、表紙に切れやダメージがあるなど、多少コンディションが悪い場合でも、恐らく6000円程度の値段が付いてしまうはずだ。

最後に

実は2005年のピータージャクソン監督版「キングコング」も、海外でのコミカライズ版の翻訳が集英社より出版されており、こちらの方は単行本としてアマゾンでもまだ入手可能なので、興味のある方は是非入手されてみては?

フラン・ウォルシュ (著)
コミック: 180ページ
出版社: 集英社 (2006/5/2)
言語: 日本語

キング・コング (ジャンプコミックス)

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