大勢の観客の前で見世物にされようとしていたコング。カメラマンのフラッシュに驚いて、遂に鎖を引きちぎって街へ飛び出して行く!
コングが何故ビルに登るのか?
滝口アキラ
街を破壊しながら彷徨うコングの目の前には、世界貿易センタービルが。
そのシルエットに、故郷の山を思い出したコングは、ビルの頂上を目指してドワンを抱えたまま昇って行くのだった。
戦闘用ヘリを片手で叩き落すコング!
滝口アキラ
コング攻撃に向かった戦闘ヘリを、チョップ一発で叩き落す!
出た、この漫画最大の名シーン!
滝口アキラ
続いて攻撃して来たジェット戦闘機も、コングにかかればこの通り!
危ない!もう一機の戦闘機から発射されたミサイルがドワン目がけて飛んで来る。
滝口アキラ
ドワンを助けるため、自分の背中にミサイルを受けながら、ビルの上から身を投げるコング。
滝口アキラ
もう一機の戦闘機が、ビルに向けてミサイルを発射!
ドワンを咄嗟に自分の手の中に隠し、コングはビルの屋上から身を投げた。
地面に叩きつけられたコングだったが、手の中に守られていたドワンは無事だった。
滝口アキラ
やがて力尽きて永遠の眠りにつくコング。ドワンを守ったそのこぶしが開かれた時、そこにはまるでコングの最後の贈り物のように、ドワンが抱えていた花束が・・・。
滝口アキラ
見よ!映画には存在しない、このラストシーンの素晴らしさ!
滝口アキラ
ドワンを最後まで守って死んでいくコング。
その指先には、ドワンが抱えていた花束が・・・。
人間の文明の前に無残に倒されたコングを思って一人涙を流すドワン。
滝口アキラ
人間の文明の前に無残に倒されたコングを思って一人涙を流すドワン。
静かなラストが深い余韻を残す。
いかがだっただろうか?
ご覧頂いたように本作ラストの一連の展開こそ、テレビランド版「キングコング」が映画の100倍素晴らしい!と断言出来る理由だ。
コングを単なるモンスターに終わらせず、人間と共存・共感出来る愛すべき存在として描いた内容と、漫画独自のアレンジによる感動のラストまで、とにかく全編に渡って素晴らしすぎる展開が続くこの漫画を、是非ともそのまま映像化すべきだと主張したい。
しかし残念ながら、これらのコミックは版権の問題もあり、殆ど単行本などには収録されておらず、読むためには現物を入手するか図書館の蔵書を当たるしか無いのが現状だ。
中でもこの一峰大二先生版は、掲載誌がテレビランドの更に増刊号ということで、今や非常に入手困難となってしまっている。市場に出た場合、表紙に切れやダメージがあるなど、多少コンディションが悪い場合でも、恐らく6000円程度の値段が付いてしまうはずだ。
最後に
実は2005年のピータージャクソン監督版「キングコング」も、海外でのコミカライズ版の翻訳が集英社より出版されており、こちらの方は単行本としてアマゾンでもまだ入手可能なので、興味のある方は是非入手されてみては?
キング・コング (ジャンプコミックス)
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