アラン・ドロンが映画と舞台にあと1本ずつ出演し、引退!!
60年代から80年代初めにかけて、美男子の代名詞的存在だったアラン・ドロンが、間もなく俳優業から引退すると宣言した。

アラン・ドロン
アラン・ドロンは取材に対し、「もう年を重ねた。人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ」と語ったという。
映画と舞台の作品に各一本出演後に引退する予定で、最後の映画出演作は、パトリス・ルコントが監督を務める。
脚本はほぼ出来上がっており、アラン・ドロン自身に似た役柄であり、気まぐれで怒りっぽい男性の人生最後のラブストーリーが描かれている。

1967年制作の映画「サムライ」。代表作のひとつ。
過去にも銀幕の世界から引退を宣言したことがあるアラン・ドロンだが、その後復帰し、「考えを変えないのは愚か者だけだ」と語っている。ただ、今回の引退は年齢的にも本当の引退とみられている。
映画での最後の相手役に、世界三大映画祭のすべての女優賞を受賞した女優、ジュリエット・ビノシュが選ばれている。アラン・ドロンは「素晴らしい女優」と評価している。

ジュリエット・ビノシュ
アラン・ドロン
1935年11月8日生まれ。フランス人。
日本での人気は絶大で、美男子の代名詞ともなった。
「太陽がいっぱい」(1960年)「サムライ」(1967年)「さらば友よ」(1968年)などで幅広い層のファンを獲得した。
1976年の太田裕美のヒット曲「赤いハイヒール」では、少女がボーイフレンドをアラン・ドロンと比べるという描写があり、1977年の榊原郁恵のヒット曲「アル・パシーノ+(たす)アラン・ドロン<(より)あなた」でも名前が登場している。