日本海溝まであと10分というその時、仮死状態だったゴジラの眼が突如として開いた!
滝口アキラ
鎖を引きちぎって暴れ出すゴジラ!
滝口アキラ
人類の予想など役に立たないゴジラの生命力!
滝口アキラ
やっと目的地に着いたタンカー!
ついに海溝の上に着いた!江戸川助教授の合図でタンカーが爆破される。
滝口アキラ
ついにゴジラの最後?
ゴジラを乗せたままタンカーは大爆発!
滝口アキラ
タンカーの残骸と共に、日本海溝の奥底へと沈んで行くゴジラの姿。
滝口アキラ
最後に
ご覧頂いた様に、安易に超兵器やライバル怪獣を登場させること無く、あくまでも生身の人間たちの知恵と工夫により、ついにゴジラを撃退する!という展開は、まさに昨年の「シンゴジラ」を37年前に先取りしていた、と断言できる。
思えば、科学を過信した人類の行動が、ゴジラという「怒れる自然の象徴」を呼び覚まし、自分たちに危機をもたらすという点は、まさに初期ゴジラ映画の重要なテーマだった。ここを忘れずに描いているだけでも、本作の完成度と志の高さがお分かり頂けるはずだ。
だが、この時期にこうした優れたオリジナル作品が発表されていたにも関わらず、この後に製作された「1984年版ゴジラ」には、これらのアイディアがあまり生かされていない。
「1984年版ゴジラ」の次の作品である「ゴジラ対ビオランテ」には、この漫画版にあったテイストがわずかに感じられるのだが、個人的には未だにこの「エネルギー大作戦」を実写化してくれていたら、との想いが消えずにいる。
残念なのは、映画のコミカライズ版に限らず、この手の作品は後に単行本化されることも無いため、多くの場合は雑誌を入手して読まなければならない、ということだ。
幸い、昨年より刊行されている「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX」には、当時雑誌掲載されていたコミカライズ版の復刻が、毎号付録として付いているので、この「エネルギー大作戦」と前作に当たる「東京大襲来」も、出来れば何らかの形で付録として復刻して頂きたいものだ。