『ロケット弾(ジャンプ弾)』シンプル過ぎる遊び方が楽しかった懐かしの玩具

『ロケット弾(ジャンプ弾)』シンプル過ぎる遊び方が楽しかった懐かしの玩具

駄菓子屋で買えた懐かしの玩具『ロケット弾(ジャンプ弾)』。 上に投げるだけというシンプルな遊び方、心地よい火薬の破裂音と匂い。 今では滅多に見かけないロケット弾(ジャンプ弾)について紹介します。


あぁ、懐かしの『ロケット弾(ジャンプ弾)』

小さい頃に遊んだ懐かしのおもちゃ、ロケット弾。
色んなメーカーから発売され、ロケット弾のほか、ジャンプ弾やジャンピングロケット弾、ミサイル弾という名称でも販売されていた。

今では製造しているメーカーがいないらしく、販売されているのを滅多に見かけないが、この度、貴重なデッドストック品を入手できたので童心に帰って遊んでみた♪

1回20~30円でクジを引くことができ、引いた番号に該当するロケット弾もしくは火薬がもらえた。
番号によってロケット弾の大きさが変わったり、2個もらえるものもあった。

今回は同サイズ3色のバリエーションを入手。

ロケット弾(ジャンプ弾)

ロケット弾(ジャンプ弾)の遊び方

遊び方はいたってシンプル。
先端にある円筒状の金属棒にはバネがついており、引っ張り上げて根元との隙間にちぎった紙火薬1個を挟みこむ。

あとは上に放り投げるだけ。
先端に重心がかかる構造になっているため、ロケット弾を宙に向かって投げると先端から地面に落ち、受けた衝撃が装填した火薬へ伝わり破裂。
音が鳴るようになっている。

ロケット弾(ジャンプ弾)に使用する紙火薬

クジの結果次第でロケット弾専用の火薬が付いている場合もあるが、別途販売されていた紙火薬を購入して遊ぶこともできた。

幅5mm程度の紙テープに小粒の火薬100発を5mm間隔程度で盛り付けたタイプの紙火薬。

薬量:約0.0018g
製造:大谷煙火製造所

紙火薬(巻玉火薬)

ミシン目の入った赤い紙に 5×10列の小粒の火薬を等間隔で配置してある紙火薬。

薬量:約0.01g
製造:山本煙火製造所

紙火薬(平玉火薬)

数十年の時を経て再度遊んでみた…

ロケット弾を入手して、いざ遊んでみようと思ってから悩みが発生した。
遊んでも良さそうな場所がなかなか無いのだ。

子供の頃は人や車を注意しながらも、駐車場や道路など地面がアスファルトであるところでならば所構わず遊んでいた。

しかし、大人になるとそうもいかない…。
いい歳したおっさんが、住宅街で火薬をパンパン鳴らしていたらすぐ通報されてしまう。
かといって、河川敷など地面が土のところでは衝撃が火薬に伝わらない。

人気がないところ、音が気になりにくいところという条件に合致する場所を求めて、自転車でさまようこと1時間。
私はついに見つけた。

高架下のため、騒音が大きく火薬の音も気になりにくい。
十分な広さがあり、遊んでいる人もいなかった。
そして、禁止事項にも該当するものがなかった。

高架下の公園

隣接する歩道を歩いている人がいなくなったのを確認して上に放り投げる。
『パァ~ン』と乾いた音が鳴る。
子供の頃はムキになって本気で投げていたが、ヒョイと下手で軽く放り投げるだけで十分音が鳴ることがわかった。

約30年ぶりに遊ぶせいでドキドキしたが、騒音の多い高架下のせいなのか、火薬がしけっていたのか、思っていたより小さな音で大人が驚くようなものではなかった。

拾ってみると紙火薬の中心は見事に穴が開いていて、火薬特有の香ばしい匂いがする。
いくつ歳を重ねても男はこの匂いが好きなのかもしれない…。

次は高架の柱に向かって2~3mほど離れたところから投げてみる。
力み過ぎたのかロケット弾が回転してしまい、側面が柱にあたって不発…。

そこで、少し近づいてダーツのように手首と肘を使ってヒュンと投げてみる。
今度は見事に音が鳴った。

紙火薬を2重にしたり、色々試してみたいことがあったが迷惑になってはいけないので今回はこれで実験終了~。

もっと人気がなく、迷惑にならない場所を見つけたらトライしてみたい。

なぜ、ロケット弾(ジャンプ弾)は絶滅したのか?

色々と調べてみたが、現在はロケット弾を製造しているメーカーはないらしい。
私が子供の頃にはどの駄菓子屋にもおいてあったロケット弾が絶滅してしまった理由を推測してみた。

1.駄菓子屋の減少

ロケット弾を販売してくれる駄菓子屋自体が、少子化の影響や遊びの変化から1980年代から減少。
子供たちがロケット弾に接する機会が失われていった。

街の駄菓子屋は年々減少を続けているが、ショッピングモールのテナントとして出店する駄菓子屋は増加傾向。
親子で楽しめるスポットに変化している。
(写真はイオンモールつくば ふうりん堂)

ショッピングモール内の駄菓子屋

イオンモールつくば ふうりん堂

2.紙火薬の衰退

紙火薬は台紙から火薬を取り出すことができ、むき出しのため暴発や過剰装填による破損・破裂などの事故もあった。
そのため、合成樹脂製のキャップに1発ずつの火薬を充填した「キャップ火薬」に代替が進んでいった。

1975年から販売されている株式会社カネコのキャップ火薬『カネキャップ』。
従来の紙火薬とほぼ同様の火薬量をプラスチック製のキャップに詰めたものだが、紙火薬と比較して安全性が高く不発が少ない事もあってヒット商品となった。

キャップ火薬『カネキャップ』

3.遊べる場所が無くなった。

昔なら民家の近くで遊んでいて「お~い、うるさいぞ~」とか「危ないよ~」などと近所のおじちゃん・おばちゃんに叱られても、「ごめんなさい~!」と謝れば問題ないことが多かった。
しかし、現在はごめんで済まないことも多いらしい…。

また、最近では公園での禁止事項が多く、ボール遊び・花火・ラジコン・ローラースケートなども禁止されている場所がある。
ロケット弾に限らずだが、火薬を使ったおもちゃで遊べる場所自体が少なくなった。

もしロケット弾をお店で見かけたらゲットすべし。

前述の理由から今では製造しているメーカーがないと言われているロケット弾だが、稀に古くから営業している駄菓子屋やおもちゃ屋、そしてネットオークションで見つかることもある。

もし見つけることができたなら、昭和を代表する貴重なおもちゃだけに迷わずゲットしておきたい。

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