80、90年代国民栄誉賞受賞者を振り返る
政治の人気取りなんて揶揄する声もあるが、やはり国民栄誉賞は、その名の通り栄誉なもの。次は誰が取るかなんて話題になると十人十色白熱しそうですね。そこでここでは80年代、90年代に国民栄誉賞に輝いた英雄たちを紹介します。

長谷川一夫(1984年受賞)

職業:俳優
受賞年齢:満76歳没の18日後
受賞理由:演劇・映画界への貢献
代表作:銭形平次シリーズ
植村直己(1984年受賞)

職業:冒険家
受賞年齢:満43歳没の2ヶ月後 ※遭難のため、認定死亡
受賞理由:世界五大陸※最高峰登頂
功績:ヨーロッパ(モンブラン)、アフリカ(キリマンジャロ)、南アメリカ(アコンカグア)、アジア(エベレスト)、北アメリカ(マッキンリー:現デナリ)の五大陸最高峰を世界で初めて登頂成功
山下泰裕(1984年受賞)

職業:柔道家
受賞年齢:27歳
受賞理由:柔道界への貢献・記録達成
功績:ロサンゼルス五輪でのケガをおしての金メダルで日本国民じゅうが感動を呼んだ
山下泰裕 - Wikipedia
衣笠祥雄(1987年受賞)

職業:プロ野球選手
受賞年齢:40歳
受賞理由:連続試合出場世界記録達成
功績:鉄人・衣笠として今も語り草となっている
衣笠祥雄 - Wikipedia
美空ひばり(1989年受賞)

職業:歌手
受賞年齢:満52歳没の翌月
受賞理由:歌謡曲を通じて国民に夢と希望を与えた
功績:昭和を代表する歌姫として「愛燦燦」や「川の流れのように」など数々の名曲を世に生み出す
千代の富士(1989年受賞)

職業:力士
受賞年齢:34歳
受賞理由:通算勝ち星最高記録更新
功績:通称・ウルフとして、今までの力士にはない筋肉美が凄かった
藤山一郎(1992年受賞)

職業:歌手
受賞年齢:81歳
受賞理由:歌謡曲を通じて国民に夢と希望を与えた
功績:代表曲「青い山脈」は戦後日本を象徴するくらいブームとなった
藤山一郎 - Wikipedia
長谷川町子(1992年受賞)

職業:漫画家
受賞年齢:満72歳没の2ヶ月後
受賞理由:漫画(サザエさん)を通じて社会に潤いとやすらぎを与えた
功績:サザエさんは、未だにアニメ放送が続く誰もが知る国民的アニメ
服部良一(1993年受賞)

職業:作曲家
受賞年齢:満85歳没の翌月
受賞理由:作曲により国民に希望と潤いを与えた
代表曲:「青い山脈」「東京ブギウギ」など多数
渥美清(1996年受賞)

職業:俳優
受賞年齢:満68歳没の翌月
受賞理由:映画(男はつらいよシリーズ)を通じて国民に喜びと潤いを与えた
代表曲:「男はつらいよ」など
吉田正(1998年受賞)

職業:作曲家
受賞年齢:満77歳没の翌月
受賞理由:映作曲により国民に夢と希望と潤いを与えた
功績:「ムード歌謡」というジャンルの第一人者
黒澤明(1998年受賞)

職業:映画監督
受賞年齢:満88歳没の翌月
受賞理由:世界の映画史に輝かしい足跡を残した
代表曲:「七人の侍」「影武者」「用心棒」など
まとめ
いかがでしたでしょうか?思ったより少ない印象があるのは、2000年代は連発したと言われているからでしょうか。しかも、没後での受賞が多いので、やはり生前に英雄にはなって欲しいですね。