『ナポリタン・クリームソーダ・プリンアラモード!』あなたはどれが好きだった?昭和の喫茶店のメニュー

『ナポリタン・クリームソーダ・プリンアラモード!』あなたはどれが好きだった?昭和の喫茶店のメニュー

「ナポリタン」「クリームソーダ」「プリンアラモード」わくわくして食べた喫茶店のメニュー。ドアベルや、ちょっと昭和チックな椅子やテーブル。今の喫茶店とどこかなんか違う、あの頃の喫茶店を一緒に振り返ってみませんか?


コーヒーの良い香りが漂う喫茶店。
今も昔もホッとできる憩いの空間ですよね。
明るいデザインのカフェも素敵ですが、昭和の「なぜか落ち着ける」喫茶店も良いものでした。

ちょっとそこでお茶していく?

あの頃は、ちょっとアンティークなデザインの椅子やテーブル、内装のお店が多かったですよね。
画像のような木の椅子だったり、ビニールレザーのどっしりしたソファだったり。

誰かと一緒にではなく、初めて一人で喫茶店に入った時、なんか大人になったような気がしませんでしたか?

お店に入ると、早速コーヒーの良い香りが・・・。
サイフォンのコポコポする様子を見るだけでワクワクしました。

昭和レトロ パイレックスサイフォン式コーヒーメーカー

ゆっくりとした時間が流れています。

何にしようか?

あの頃の喫茶店のメニューは、レザーで作られたどっしりとしたメニューブックか、反対にマスターの手書きで書かれた、味はあるけどぺらっとしたメニュー表に分かれていたように思います。

メニューブック レザー調

BGMもこだわりのセレクトレコード系か、有線放送の流行歌系に分かれていましたね。

なつかしのナポリタン

レストランと違って、喫茶店でできる食事のメニューの数は、だいたい限られていました。

喫茶店と言えば、真っ先に浮かぶのが『ナポリタン』。
ちょっと柔らかめで、ケチャップ感満載でした。
たまたま白い洋服を着ていると「どうしよう?」とためらいましたが、やっぱり頼んでしまいます。
おいしかったですよね。

このナポリタン、元をたどると、横浜市にある『ホテル・ニューグランド』で誕生したものなのだそうです。

なつかしのナポリタン

このナポリタン、家でケチャップで炒めて作っても、なんとなく喫茶店のものと違うような気がしませんでしたか?
なぜ?何が違うんだろう?とずっと思っていました。
すると、こんなコツを書いていらっしゃる方がいました。

昭和の頃、タバスコを使う時、決まって誰かが「タバスコってさ、アントニオ猪木が輸入してるんだって」とうんちく話をすることありませんでしたか?
何も疑問を持たず、「へー、そうなんだ」という会話を何回かしたような記憶があります。

オムライスもいいね

このきれいな形を見るとまさに「オムライス!」という感じがします。
家庭でパセリが添えられることなんてほとんどなかったので、お店の「緑・黄色・赤」のコントラストが目を楽しませてくれました。
ただ当時、レストランと違って喫茶店のメニューで、オムライスはナポリタンほど主流ではなかったような気がします。

ところで、今のオムライスは、食感が昭和と違うような気がしませんか?

しっかり巻いたオムライス

『くらべる時代 昭和と平成』によると

卵でしっかり巻いたのが「昭和のオムライス」
とろとろ卵を乗せたのが「平成のオムライス」

なのだそうです。

オリジナルカレー・モーニングセット・サンドウィッチ

マスターオリジナルのカレーにサラダとお水。
スプーンの先が紙ナプキンでクルクル巻かれているスタイル。
旅先の知らないお店に入っても、これだけはほとんどどこも変わらない、安定のメニューでした。

朝のモーニングセット。
家で焼いた食パンと何ら違いはないのに、喫茶店だと2割増しに美味しく感じるのはなぜでしょうね?

「ジーーーーーー、ガシャン!」
タイマーと食パンが跳ね上がる時の音が、やたら大きかった昭和40年代のトースター。
学校に行く前の、にぎやかでせかせかしていた朝ごはんを思い出します。

昭和40s東芝トースター

やっぱり、盛り付け方もゆったりした雰囲気も、ごちそうなのでしょうね。

会話の合間に

ひとりでお店に来て、注文したものができるまで待っている間や、誰かと来ても連れがトイレなどで席を立っている間、手持ち無沙汰になりますよね。
本を読むほどでもない中途半端な時間。
今なら携帯やスマホで、いくらでも時間をつぶすことができます。
けれどあの頃は、店内や卓上のものや、窓の外の景色でもぼんやり見ているしかありませんでした。

ピンクのダイヤル式公衆電話

卓上にあった星座別占い器。
100円入れて占うものですが、なんとなく気になって、1回はやってみたことがあるのでは?

ルーレット式おみくじ器

喫茶店の店内によく置かれている観葉植物。
これらの鉢植えは見ていて気持ちが休まるからだけでなく、それぞれ縁起の良い由来を持っているので置かれているようです。

葉先が上に向かって伸びる姿が、未来に向かって力強く伸びる若者のようだとして「青年の樹」と呼ばれています。
寒さや乾燥にも非常に強く、病害虫にもかかりにくいため、成長発展の象徴として古くから縁起の良い観葉植物とされているそうです。

ユッカ

別名「幸福の樹」。
ハワイの言い伝えで、この木を垣根に植えると悪霊を防ぎ幸福を呼ぶそうで、とても縁起の良い観葉植物と言われています。

マッサン

別名「発財樹」や「money tree」と呼ばれているパキラは、財力を高める効果があるとも言われています。パキラが健やかに育つ家は、金運がアップし、豊かになるという説も。また、商売繁盛の意味もあるとされているため、風水学的に人気の高い観葉植物だそうです。

パキラ

プリンアラモード食べる?

プリンと生クリームと、たくさんの種類のフルーツが一度に食べられるプリンアラモード。
桃缶ひとつではしゃげる昭和40~50年代の子どもにとって、あこがれの一品でした。
メロンはどんなに薄くてもメロンだし、りんごの飾り切りしたものはもったいなくてすぐ食べたくないし、本当にどこから手を付けようか、あれこれ迷いながら食べた覚えがあります。
大人になっても、喫茶店でプリンアラモードを注文すると、とてもワクワクしました。

ところが今の時代の子どもたちは、他にもおいしいものがたくさんあるため、プリンアラモードに対する反応が今一つ。
「おいしいけれど別にこれが何か?」
・・・温度差を感じますねえ。

ノスタルジックな元祖 プリンアラモード

プリンアラモード。
正確に言うと「プリン・ア・ラ・モード」も、ナポリタンと同じく、考案・発祥は『ホテルニューグランド』だそうです。

終戦後7年間、GHQに接収されていた当ホテルは、その期間、将校とその夫人が宿泊していました。 ホテル内のボールルームでは、アメリカから送られてきた最新の映画が上映されるなど、横浜の中心にありながら、ここだけ外国のような特殊な場所であったため、デザートに関しても、将校夫人が喜ぶ、見た目にも華やかさで満足できるボリュームのものを出す必要がありました。 「お料理好きの奥様から、アメリカの有名なお菓子学校の教科書をいただき、 それでいろいろ勉強したり、サジェスチョンを受けたこともあったようです。 味だけでなく、量もアメリカの方々に合わせないといけません。 向こうのデザートは、 本当にドーンッといった感じで出てきますよね。プリン一個だけというわけにはいきません。そこで、アイスクリームや、アメリカから送られてきた缶詰の果物と組み合わせて出したんです」 ただ、これだけの量のデザートを従来のデザート皿にのせるのは難しかったため、コルトンディッシュという特殊な器に盛りつけて供されました。 この洗練されたスタイルから、このデザートは、“プリン・ア・ラ・モード”と呼ばれるようになりました。 今も、「プリン ア ラ モード」には、その器が使われています。

http://www.hotel-newgrand.co.jp/origin/#about-origin-pudding

ホテルニューグランド発祥 “プリン・ア・ラ・モード”

「器もご馳走のうち」という言葉の通り、この器に乗ってこそプリンアラモード!というイメージが強くインプットされています。

そう言えば、昭和の頃はこうした装飾的なガラスの器が多かったですよね。
コップはもちろん、ところてんやかき氷を食べる器も、キラキラしてとてもきれいでした。

昭和のプリンアラモードグラス

昭和のガラス製品の多くは、プレスガラスといって、デザインが彫刻された金型にガラスを溶かした原料を流し込み、内側からプレスして成形する方法で作られているそうです。
金型に複雑な模様が彫り込めるため、芸術的な模様の製品が簡単に大量にできたのですね。

けれど現在では、プレスガラスは初期投資がかなりかかることと、「みんな同じ」より「みんなと違うものを」「たくさんの種類の中から」選びたいというニーズから、シンプルな回し吹きガラスという製法が主流になっているそうです。

昭和レトロ ガラス鉢

ところでオムライス同様、プリンも昭和と平成で違うような気がしませんか?
レトロプリンと言うけれど、どう違うのでしょう。

あなたはどちらのプリンがお好きですか?

やっぱりクリームソーダも飲みたい!

最後はやっぱりクリームソーダ!
喫茶店の定番でしたね。
舌が緑色になっても気にしない。
そして缶詰の赤いサクランボも大事なポイントでした。

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