イタリア代表としてワールドカップに3度出場
1997年6月8日のブラジルとの親善試合でイタリア代表デビュー。
1998年フランスワールドカップ、2002年日韓ワールドカップ、2006年ドイツワールドカップ等に出場。国際Aマッチ57試合に出場し25得点を記録した。
2004年以降、代表からは遠ざかっていたが、クラブで好調を維持した事もあり、ドイツ大会のイタリア代表に選出された。そして、決勝トーナメント進出のかかったチェコ戦で後半42分にハーフライン手前でスルーパスを受け見事に抜け出すと、完全フリーの状態でペナルティエリアまで独走。
最後はキーパーをドリブルでかわし左足で流し込んでゴールを決め、W杯3回目の出場にしてついに初ゴールを決めた。
現役最後の試合でゴール
マンチェスター・ユナイテッドで長年監督を務めた名将アレックス・ファーガソンは、オフサイドスレスレでDFの裏を取るインザーギについて「オフサイドポジションで生まれた男」とコメントしている。
それだけDFとの駆け引きの巧みさが際立っていたという事だろう。
そして、FWにとって一番大事な、得点を決める仕事に専念したゴールゲッターでもあった。
インザーギはインタビューで子供の頃からボールを使った練習を全て楽しんでこなしてきたと答えている。反復し、身体に覚え込ませたボールを扱う感覚は、プロになり実を結んだ。非常に繊細な感覚も持っていたのだろう。
不利な体勢でも枠に飛ぶシュートを打つ事が出来た。
居そうで居ない。そんなFWだった。
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