パラダイスと思えた島では農民が武装し、不審者の監視を行っていた。大麻畑で身を潜める三人。
それでも、楽園の仲間たちに温かく迎えられ、自給自足の生活を楽しむリチャード。
楽園の施設には調理場や寝床など生活する上で必要最低限なものは揃っていた。たまに街に生活雑貨を買いに出た。
エティエンヌ(左)とフランソワーズ(右)は仲の良いカップルだったが、
リチャードとフランソワーズが徐々に惹かれ合い、恋仲になる。
水着姿のフランソワーズ
サル(ティルダ・スウィントン)は楽園を仕切っており、安住の地である楽園の場所が、地図により外部に漏れるのを恐れている。また、釈迦の涅槃像のように、横たわっている姿が印象的だった。
追放後のリチャードは、精神的に追い詰められ、一時正気を失い、農民に対して敵対心を抱く。
楽園のメンバーでの記念撮影。物語のラストに、フランソワーズから電子メールで添付されてきた。
アレックス・ガーランドの小説「ビーチ」が原作
後にダニー・ボイルの映画「28日後...」(2002年)の脚本を手掛けるアレックス・ガーランドが本作の原作を担当。
小説「ビーチ」が基になっており、映画化にあたってはジョン・ホッジが脚本を務めた。なお、映画「トレインスポッティング」の脚本もジョン・ホッジである。
原作と映画の違いは、リーダーのサルやフランソワーズの人物描写、ジェドという人物と、その活躍が全て削られているなどが挙げられる。
また、ライスランでは、キーティが電池を買ってきてもらって喜んでいたが、原作では、電池がタイ製であった事に文句を言っていた。
小説「ビーチ」