元ボクシング世界王者 渡辺二郎の生い立ち


渡辺二郎の戦績は28戦26勝(18KO)2敗。
1981年4月27日、世界初挑戦。WBC世界ジュニア・バンタム級(現・スーパーフライ級)タイトルに挑んだ。試合は15Rに及んだ。 判定は0-3 金喆鎬(韓国)の勝ち、渡辺二郎は、判定負けした。
渡辺二郎は世界チャンピオンになる
1982年に渡辺二郎は、WBA世界ジュニア・バンタム級(現・スーパーフライ級)王者になる。
1982年4月8日、大阪府立体育館でパナマのラファエル・ペドロサ(フェザー級の名王者のエウゼビオ・ペドロサの従兄弟)に挑戦し、大差の判定で圧勝。2度目の世界挑戦でWBA王座を奪取。
以後、グスタボ・バリャス(アルゼンチン)、大熊正二、ルイス・イバネス(ペルー)、仙台ラミレス(メキシコ)、権順天(韓国)、セルソ・チャベス(パナマ)の6人の挑戦を全て退けて防衛に成功した。


渡辺二郎とパヤオ・プーンタラット(タイ)との統一戦

判定に不満だったパヤオ陣営はWBCに提訴。

渡辺二郎がWBA・WBC両王者のタイトルを獲得
1984年に渡辺二郎は、WBCの王者を倒し、WBA・WBCの両王者のタイトルを獲得した。



渡辺二郎対ヒルベルト・ローマン戦

1991年11月8日、引退を発表。生涯戦績は28戦26勝(18KO)2敗。
うち世界戦14戦12勝(8KO)2敗で、世界タイトルマッチ12連勝という記録を残している。
1992年9月に大阪城ホールで渡辺二郎は、ジムの後輩である辰吉丈一郎の世界王座初防衛戦の前に引退セレモニーを行った。
1994年11月に、後楽園ホールでカオサイ・ギャラクシー(タイ)とエキシビションマッチを行っている。
渡辺二郎は、事実上の永久追放処分となる
2007年に日本ボクシングコミッションより、渡辺二郎は無期限ライセンス停止処分とされた。

以後、渡辺二郎を歴代の世界王者に列しない。またライセンスの無期限停止処分中は、事実上の永久追放処分となる。
辰吉丈一郎と渡辺二郎
渡辺二郎のこだわりは「プライド」

写真は「JAPAN PEOPLE 85」(平凡社刊)より
ねみみにミミズ本店新社屋 |羽賀研二・渡辺二郎被告実刑確定、収監へ
渡辺二郎の入場テーマ曲「1980」
トランペット奏者のハーブ・アルパートが奏でる「1980」(1980年のヒット曲「RISE」のアルバムに収録されている最初の曲)は、元世界J.バンタム級チャンピオンで日本人として、はじめてWBAとWBCの王座を統一した渡辺二郎の入場テーマ曲だった。
渡辺二郎『栄光の足跡』|