これも本編冒頭のMS戦闘では、デナン・ゲー対ジェガンが描かれていました。
被弾してシーブックたちの学校の校舎に乗り上げたジェガンの頭部を
デナン・ゲーはサッカーボールのように蹴り、吹き飛ばし、新世代の小型MSがより大型の旧世代MSを圧倒する象徴的なシーンとなっていました。
また劇中で初めてビームシールドを使用し、
20m前後のジェガンが入りきれない隙間に入り込んでその攻撃を弾くなど、
パイロットの技量差もあり当時の連邦軍のMSとは格の違いを見せ付けました。
セシリー・フェアチャイルド(ベラ・ロナ)が訓練用として最初に乗り込んだMSであり、
ザビーネ・シャルもベルガ・ギロスの修理中は代わりに本機に搭乗していました。
XM-03 エビル・S
XM-03 エビル・S
フロンティアⅠ制圧作戦時において数機見られましたが、
さほどの活躍は見られなかったと思います。
この機体は特筆するものはないと思います。
XM-04 ベルガ・ダラス
XM-04 ベルガ・ダラス
指揮官用として活躍。地球連邦軍の旧世代MSを全く寄せ付けない性能を誇っていました。
全編でドレル・ロナの愛機として描かれましたね。
この機体もパイロットは別にして特筆する場面はないと思います。
XM-05 ベルガ・ギロス
XM-05 ベルガ・ギロス
この機体の説明はこれを愛機として使っていたパイロットザビーネ・シャルのことをお話しするべきでしょう。
フロンティアIVの制圧後は、マイッツァーから直々に王女であるベラ・ロナの補佐役を命じられ、ベラにMSの操縦を指導することとなりました。
また、これを期にベラに取り入り、ロナ家の家名を得ようとする面も見られ、その結果、
彼に好意を持っていたアンナマリー・ブルージュの離反を招きます。
その後、フロンティアI内の掃討作戦に黒の戦隊(ブラックバンガード)を率いて参加しました。
ここでの戦闘において、地球連邦軍に寝返ったアンナマリーのダギ・イルスを撃破するも、
乗機であるベルガ・ギロスも損傷、自身も肩を負傷し撤退します。
また、随伴していたベラ・ロナは連邦軍に投降しました。
宇宙世紀0123年3月30日には、フロンティアIにおいてバグによる無差別殺戮が行われ、
総帥であるマイッツァーに知らせずに独断で作戦を実行したカロッゾ・ロナのやり方と、
作戦内容そのものの残虐さ及び作戦について全く知らされていないCVそのもののやり方に
反感を抱いたザビーネは、カロッゾの腹心であり計画の
実行者でもあるジレ・クリューガーを射殺。
また、ラフレシアを撃墜するも半壊状態となったF91と、そのパイロットであるシーブックをあえて見逃しました。
その後、フロンティア・サイドの制圧が完了した宇宙世紀0123年3月31日にはドレル大隊とともにコスモ・バビロニアに凱旋しました。
ちょっと複雑な性格の持ち主と思われます。
XM-06 ダギ・イルス
XM-06 ダギ・イルス
アンナマリー・ブルージュが搭乗し、偵察任務で出撃しています。
後に地球連邦軍に投降し、機体の色をクリーム色に再塗装し、
地球連邦軍機として出撃していました。
パイロットは褐色肌の女性パイロット。
士官候補生ながら偵察小隊長を務める。16歳。
本編初登場はフロンティアⅠ制圧作戦における事前偵察任務。
ザビーネ・シャルに好意を抱いていましたが、彼がベラ・ロナに取り入ろうとする姿を目撃してしまい、失望と嫉妬心から離反、連邦軍に投降。
その後はレジスタンスのメンバーとしてクロスボーン軍と戦いましたが、
フロンティアⅠの制圧作戦でアノー、ビルギットと共に出撃、ブラックタイガー隊と交戦
数機を撃墜するもザビーネとの戦闘で道連れしようとします。
しかし「共に死ねばお前の口惜しさは消えるのか」という
ザビーネの言葉に動揺し、逆にザビーネにコックピットごと撃ち抜かれて戦死しました。
なお、連邦軍内での待遇は少尉。艦内では子供達にも懐かれていました。
ただ連邦軍兵からは厄介者と見られていたようです。
16歳とはいえ、立派に大人になっています。
つくづく女性というのは・・・
XM-07 ビギナ・ギナ
XM-07 ビギナ・ギナ
ベラ・ロナに専用機として与えられ、ザビーネ・シャル率いるブラックバンガード隊と共に出撃。
ガンダムF91と交戦した後、
ベラがシーブックの説得に応じ、機体ごと連邦軍に投降することに・・・
CVを欺くためあえて機体コードを変えずに出撃し、シーブックらとバグの掃討にあたり、
ついにラフレシアと戦うこととなりますが、その攻撃を受け大破。
本人は宇宙空間に投げ出されてしまいます。
F91はこの残骸をビームランチャーで狙撃することでラフレシア攻略の糸口としました。
XMA-01 ラフレシア(モビルアーマー)
XMA-01 ラフレシア(モビルアーマー)
カロッゾが搭乗して地球連邦軍の援護艦隊を一瞬で壊滅させ、
彼の実子ベラ・ロナの搭乗するビギナ・ギナを大破させます。
しかしガンダムF91との戦闘では「質量を持った残像」を捉えきれず、撃破されました。
映像ではどのように撃破されたのかは不明であり、確認できるのは
「F91がラフレシアのコックピットにビームランチャーをほぼ密着させる→すでに爆発を始めているラフレシアのコクピットにラフレシアのビームが撃たれている」というカットだけです。
最後に
キャッチコピーは「人は、いつ戦争を忘れることができるのか?」
人間の進化の過程において文明と文化の進歩は両輪の働きをしていますよね。
僕は、文化は平和の時代に進歩するものですが、文明(技術)の進歩に戦争(冷戦も含む)が
大きく関わってきたことも歴史が示す事実であると思っています。
戦争は確かに忌むべきものですが今、我々人類が驚異的スピードで技術革新を遂げ
その果実を享受することができているのは、大きな犠牲の上に成り立っているとしか思えません。
コンピューターはミサイルの弾道計算のために開発されたものだし、
核エネルギー(是非はともかく)もご存知の通り原子爆弾の開発なくして
現実化は不可能だったでしょう。通信技術、レーダー、映像
どれも戦時中に研究、開発されたものばかりです。もちろん今では民間に転用され
平和的使用をされています。例えば気象衛星、GPSなどをみてもこれらの技術の集大成であることは明らかです。
平和ボケという言葉がありますが人というものは戦いを避けて生きることは
出来ない種なのかもしれません。
実はこのキャッチコピーを映画を見た後に見たもので、この違和感をどうすることもできません。
監督は「この作品はストーリーとして成功した」というような意味の発言をしたと何かの記事で
読んだ覚えがあるのですが、このガンダムシリーズ全般を通して(残酷なシーンも含めて)映像化していたその意図と反するような気がしてなりませんでした。