
シーブック・アノー&セシリー・フェアチャイルド(ベラ・ロナ)
ストーリー
地球連邦軍

地球連合軍エンブレム
F71 Gキャノン

F71 Gキャノン
機体性能とか本編中どんな活躍をしたかとか語る以前の問題です。後述のジェガンのタイプも同様ですが完全に個体としての戦闘力がCVのものとは比較になっていません。
ガンタンクに乗って避難中のシーブック達、民間人を逆に威嚇するシーンは何をトチ狂ってるのか?本編冒頭より連邦軍のお粗末さが表れていました。
F91 ガンダム

F91 ガンダム
練習艦スペース・アーク内で整備されていましたが、正規の整備マニュアルがほぼ無い状態で、その代わりに残されていた開発者のモニカ・アノーの録画映像によるバイオコンピューター接続方法の口頭説明では理解出来ない部分があり起動すらできませんでした。
その映像をたまたま見せられたモニカの娘リィズ・アノーは、その説明がかつて母に教えられていたあやとりのことだと気付き、無事起動に成功します。
そして、「工学科の学生でモビルスーツ操縦実習の経験がある」上に「母親が作ったコンピューターだから相性がいいだろう」という無茶苦茶な理由でリィズの兄であるシーブック・アノーが
パイロットを任せられることになり、CVとの戦いにのぞみます。
フロンティアⅠでの戦闘中、セシリーと交戦、しかしセシリーがシーブックと気づき
説得に応じた形で投降させることになりましたね。
シーブックのパイロットしての才能は予想を超え、成長とともに多大な戦果をあげ、
大量殺戮兵器バグの掃討に共闘、ついにはラフレシアを撃墜に成功しました。
現在までのところ、地球連邦軍とそれに関係する機関が開発し、連邦軍が自らの為に運用した最後のガンダムタイプです。
RGM-89J ジェガンノーマルタイプ

RGM-89J ジェガンノーマルタイプ
本編冒頭、コロニー内に侵入したCVの部隊と交戦。いきなり頭部を蹴り飛ばされるシーンは印象に深いな~。
第二次ネオ・ジオン抗争から30年後の時代を舞台としているのに未だ現役として配備されていたというのが信じられないと思いませんか?
実は続編でもこの機体だったかその派生型だっだか確認していませんが使われている息の長~い機体です。でも戦闘状態でこの機体に搭乗したパイロットたちはすでに棺桶に入った気持だったんじゃないでしょうか?
RGM-89M ジェガンBタイプ

RGM-89M ジェガンBタイプ
もう完全に秒殺されてました。防衛力としての役目を果たせる機体ではありません。
民間人を守るどころか自分たちが如何にして逃げるか、それのみしか搭乗員は考えられなくなっていましたね。
本来防衛というのは抑止力、民間人の避難、施設の防衛、地域(この場合コロニー)の防衛であったはずですが、何一つできずじまいでした。
RGM-89R ジェガンAタイプ

RGM-89R ジェガンAタイプ
只のロートル機です。もう、言うべき言葉もありません。博物館行決定です。
RGM-109 ヘビーガン

RGM-109 ヘビーガン
型式番号の頭にRGが入ってるってことは製造はアナハイム・エレクトロニクスのはずじゃないのかな~?
リ・ガズィも同じRGから始まる型式だったし・・・アナハイムほどの軍事産業がなんの情報も持っていなかったというのは信じられないし、この機体が比較的新しいものとして配属されていたのは連邦軍の平和ボケのせいだけではなかったのではないんじゃないでしょうか?疑問・・・
唯一フロンティアコロニー守備軍所属の正規軍人ビルギット・ピリヨが搭乗する24番機のみF91やビギナ・ギナ、ダギ・イルスなどと共にスペース・アークの戦力として用いられいたのが救い。
しかしその機体も本編中終盤に登場する殺人兵器バグの集中攻撃により機体の手足を切断されて最終的に機体はビルギットと共に凄惨な最期を迎えていました。
RXR-44 (F50D, RX-107) ガンタンクR-44

RXR-44 (F50D, RX-107) ガンタンクR-44
このロイというおじいちゃんは一体状況がわかっていたのかどうか・・・博物館の予算を心配するより避難することを先に考えなくてはいけないのにご丁寧なことにシェルターまで破壊し、備蓄していたはずの食料までなくしているのだからまともではありませんでしたね。
難民であるシーブックたちを巻き込んで戦闘に参加しようとしたし、モニターが下がらなかったりコックピットハッチが閉じなかったりとろくに整備されていない状態であり、
左キャノンの砲身が発砲の圧力に耐えられず破裂したうえ、
右キャノンもデナン・ゲーの攻撃で爆発、機体は中破。
本人も死亡するがこの時シーブックたちも、友人の1人であったアーサーを失うこととなりました。
その後はシーブックたちがフロンティアIVから脱出するために使用し、スペースポートへ移動中に子供を盾として利用しようとした連邦軍のGキャノンと対峙。(もうデタラメ)何とかかわしスペースポートまでたどりつきました。
しかしここではCVに拉致されるセシリーを奪還するためにシーブックが単独で搭乗。
ベルガ・ダラスのショットランサーを脚部に受け停止してしまいました。
クロスボーン・バンガード

クロスボーン・バンガードエンブレム
XM-01 デナン・ゾン

XM-01 デナン・ゾン
本編冒頭、ベルガ・ダラスの指揮のもとデナン・ゲーと共にフロンティアⅣへの侵入作戦に数はハッキリしませんがおそらく十数機ほどが投入されていました。
やはり連邦軍の旧式機を瞬殺していましたね。ただ後々F91のビームライフルにビームシールドを貫通されている場面がありましたが、ということはIフィールドは実装されていない機体だったと思われます。
コロニー内での戦闘用ということでしたが宇宙戦においてはフロンティアⅠ制圧作戦時、
ドレル・ロナ指揮の隊にかなりの数が見られました。
またザビーネ・シャルの隊にも相当数見られています。
XM-02 デナン・ゲー

XM-02 デナン・ゲー
これも本編冒頭のMS戦闘では、デナン・ゲー対ジェガンが描かれていました。
被弾してシーブックたちの学校の校舎に乗り上げたジェガンの頭部を
デナン・ゲーはサッカーボールのように蹴り、吹き飛ばし、新世代の小型MSがより大型の旧世代MSを圧倒する象徴的なシーンとなっていました。
また劇中で初めてビームシールドを使用し、
20m前後のジェガンが入りきれない隙間に入り込んでその攻撃を弾くなど、
パイロットの技量差もあり当時の連邦軍のMSとは格の違いを見せ付けました。
セシリー・フェアチャイルド(ベラ・ロナ)が訓練用として最初に乗り込んだMSであり、
ザビーネ・シャルもベルガ・ギロスの修理中は代わりに本機に搭乗していました。
XM-03 エビル・S

XM-03 エビル・S
フロンティアⅠ制圧作戦時において数機見られましたが、
さほどの活躍は見られなかったと思います。
この機体は特筆するものはないと思います。
XM-04 ベルガ・ダラス

XM-04 ベルガ・ダラス
指揮官用として活躍。地球連邦軍の旧世代MSを全く寄せ付けない性能を誇っていました。
全編でドレル・ロナの愛機として描かれましたね。
この機体もパイロットは別にして特筆する場面はないと思います。
XM-05 ベルガ・ギロス

XM-05 ベルガ・ギロス
この機体の説明はこれを愛機として使っていたパイロットザビーネ・シャルのことをお話しするべきでしょう。
フロンティアIVの制圧後は、マイッツァーから直々に王女であるベラ・ロナの補佐役を命じられ、ベラにMSの操縦を指導することとなりました。
また、これを期にベラに取り入り、ロナ家の家名を得ようとする面も見られ、その結果、
彼に好意を持っていたアンナマリー・ブルージュの離反を招きます。
その後、フロンティアI内の掃討作戦に黒の戦隊(ブラックバンガード)を率いて参加しました。
ここでの戦闘において、地球連邦軍に寝返ったアンナマリーのダギ・イルスを撃破するも、
乗機であるベルガ・ギロスも損傷、自身も肩を負傷し撤退します。
また、随伴していたベラ・ロナは連邦軍に投降しました。
宇宙世紀0123年3月30日には、フロンティアIにおいてバグによる無差別殺戮が行われ、
総帥であるマイッツァーに知らせずに独断で作戦を実行したカロッゾ・ロナのやり方と、
作戦内容そのものの残虐さ及び作戦について全く知らされていないCVそのもののやり方に
反感を抱いたザビーネは、カロッゾの腹心であり計画の
実行者でもあるジレ・クリューガーを射殺。
また、ラフレシアを撃墜するも半壊状態となったF91と、そのパイロットであるシーブックをあえて見逃しました。
その後、フロンティア・サイドの制圧が完了した宇宙世紀0123年3月31日にはドレル大隊とともにコスモ・バビロニアに凱旋しました。
ちょっと複雑な性格の持ち主と思われます。
XM-06 ダギ・イルス

XM-06 ダギ・イルス
アンナマリー・ブルージュが搭乗し、偵察任務で出撃しています。
後に地球連邦軍に投降し、機体の色をクリーム色に再塗装し、
地球連邦軍機として出撃していました。
パイロットは褐色肌の女性パイロット。
士官候補生ながら偵察小隊長を務める。16歳。
本編初登場はフロンティアⅠ制圧作戦における事前偵察任務。
ザビーネ・シャルに好意を抱いていましたが、彼がベラ・ロナに取り入ろうとする姿を目撃してしまい、失望と嫉妬心から離反、連邦軍に投降。
その後はレジスタンスのメンバーとしてクロスボーン軍と戦いましたが、
フロンティアⅠの制圧作戦でアノー、ビルギットと共に出撃、ブラックタイガー隊と交戦
数機を撃墜するもザビーネとの戦闘で道連れしようとします。
しかし「共に死ねばお前の口惜しさは消えるのか」という
ザビーネの言葉に動揺し、逆にザビーネにコックピットごと撃ち抜かれて戦死しました。
なお、連邦軍内での待遇は少尉。艦内では子供達にも懐かれていました。
ただ連邦軍兵からは厄介者と見られていたようです。
16歳とはいえ、立派に大人になっています。
つくづく女性というのは・・・
XM-07 ビギナ・ギナ

XM-07 ビギナ・ギナ
ベラ・ロナに専用機として与えられ、ザビーネ・シャル率いるブラックバンガード隊と共に出撃。
ガンダムF91と交戦した後、
ベラがシーブックの説得に応じ、機体ごと連邦軍に投降することに・・・
CVを欺くためあえて機体コードを変えずに出撃し、シーブックらとバグの掃討にあたり、
ついにラフレシアと戦うこととなりますが、その攻撃を受け大破。
本人は宇宙空間に投げ出されてしまいます。
F91はこの残骸をビームランチャーで狙撃することでラフレシア攻略の糸口としました。
XMA-01 ラフレシア(モビルアーマー)

XMA-01 ラフレシア(モビルアーマー)
カロッゾが搭乗して地球連邦軍の援護艦隊を一瞬で壊滅させ、
彼の実子ベラ・ロナの搭乗するビギナ・ギナを大破させます。
しかしガンダムF91との戦闘では「質量を持った残像」を捉えきれず、撃破されました。
映像ではどのように撃破されたのかは不明であり、確認できるのは
「F91がラフレシアのコックピットにビームランチャーをほぼ密着させる→すでに爆発を始めているラフレシアのコクピットにラフレシアのビームが撃たれている」というカットだけです。
最後に
キャッチコピーは「人は、いつ戦争を忘れることができるのか?」
人間の進化の過程において文明と文化の進歩は両輪の働きをしていますよね。
僕は、文化は平和の時代に進歩するものですが、文明(技術)の進歩に戦争(冷戦も含む)が
大きく関わってきたことも歴史が示す事実であると思っています。
戦争は確かに忌むべきものですが今、我々人類が驚異的スピードで技術革新を遂げ
その果実を享受することができているのは、大きな犠牲の上に成り立っているとしか思えません。
コンピューターはミサイルの弾道計算のために開発されたものだし、
核エネルギー(是非はともかく)もご存知の通り原子爆弾の開発なくして
現実化は不可能だったでしょう。通信技術、レーダー、映像
どれも戦時中に研究、開発されたものばかりです。もちろん今では民間に転用され
平和的使用をされています。例えば気象衛星、GPSなどをみてもこれらの技術の集大成であることは明らかです。
平和ボケという言葉がありますが人というものは戦いを避けて生きることは
出来ない種なのかもしれません。
実はこのキャッチコピーを映画を見た後に見たもので、この違和感をどうすることもできません。
監督は「この作品はストーリーとして成功した」というような意味の発言をしたと何かの記事で
読んだ覚えがあるのですが、このガンダムシリーズ全般を通して(残酷なシーンも含めて)映像化していたその意図と反するような気がしてなりませんでした。