アントニオ猪木の燃える事件簿2  政治家編

アントニオ猪木の燃える事件簿2 政治家編

プロレスラーと国会議員二足の草鞋を履いて活躍したアントニオ猪木のまとめ。 1989年に当選し、戦時のイラクに乗り込み、あわや都知事かといわれた後、自らの党の元幹事長と元公設秘書から告発され、1995年に落選するまでの事件簿。


1995年、新間寿は、猪木の出馬する参議院選挙に合わせ告発本の出版を計画していたが、参議院選挙が早まったため、急遽出版時期を繰り上げて本の出版記者会見を開いた。
そして
「女性の方は耳をふさいでください。
アントニオ猪木のPKO。
それはパンパン来い来いオ○ンコやろう。」
と放送禁止用語を発言し、その模様はTBSで全国に生中継された。

「えー皆さんコンニチハ。 まず最初にこういう事態を引き起こし、前々回の選挙で100万票に近い投票をして下さったスポーツ平和党のために応援してくれた人々、そして前回130有余万票を投票して下さったスポーツ平和党をご支援下さった人に対し、党を代表致しまして深くお詫び申し上げます。 本当に申し訳ありませんでした。 そして先日、党幹事会の前におきまして、私が現在の第2秘書の沢野、平手打ち2回致しました件について、またまた世間をお騒がせ致しました。 そして、その後、その夜取り調べの後、私は普段から信仰しております新潟の上越の春日山・上杉謙信公の毘沙門天の林泉寺へ参りました。 ・・・・ では只今から私の記者会見を行いたいと思います。 よろしくお願い致します。 それではまず還付金の問題と東京都知事選のこの2点について私から申し上げたいと思います。 還付金の件については私は細かい金額は知りません。 細かい金額を質問されても私はお答えすることが出来ません。 それよりもなぜ還付金を受け取ることに至ったかということを説明させて頂きます。 猪木議員のほうから還付金という制度があるというお話があり、そして税理士と相談し奥様のほうから佐藤前秘書あてに還付金の話もありました。 私も政治団体に所属しておりましたので還付金の制度は知っておりました。 私も還付金を受けております。 それにもかかわらず猪木議員は昨日の記者会見で、新間や佐藤前秘書も還付金を受けているのではないかと、何か還付金を受けてるのが不正であるかのような言い方をなさっておりましたけれども、私どもは当然寄付をしてそれを受けたのであります。 そしてその手続きをしたのであります。 自分が不正をしたからといって他の人が還付金を受け取ったのがあたかもそれが不正であるというような言い方はちょっと違うのではないかなと。 そしてこの還付金の問題について最高の貢任を取らなきゃいけないのはアントニオ猪木であり、そして渋る佐藤久美子前秘書を説得したのは私であります。 私も奥様から頼まれ猪木議員からも頼まれて佐藤を説得いたしました。 2番目の罪は私にあります。 佐藤秘書も罪があるといっておりますけれども最大はやはり議員と私とが負うことであろうと考えております。 それから次の佐川急便問題・東京都知事選がらみの件でございます。 東京都知事選のアントニオ猪木議員の撤退宣言に至るまで何回もこの状況はおかしな状況だなと思いながらもアントニオ猪木を信じて私は東京都知事選を奔走して参りました。 (略:佐川が猪木の借金を消した話をする) 現時点での話は1000万。 じゃあその1000万をですね、佐川急便が135年かけて返済するということを認めたということは、それだけ余裕のある会社であります。 それだけ余裕のある会社に年間1000万払うお金があるんなら、なぜ国会議員として払わなければならない税金をお支払いにならないのでしょうか。 国税局も世田谷区役所も現時点では、やはり国民からの声が殺到しておるそうでございます。 私もこの東京都知事選の選挙については、色々な人々に、多くの人々に大変なご迷惑おかけしました。 とりあえず還付金の問題と、そして佐川急便がらみの東京都知事選の問題、大筋について私の説明を終わらせて頂きます。」

http://www43.tok2.com/home/shinma3jp/prowh/prowh021.html

アントニオ猪木のPKO

(売春スキャンダルの話) 「2度目に私たちがカンボジアに行ったのは10月でした。 10月にカンボジアヘ行きましてシムロアップヘ。 私と、そのお金を出してくれた私の友人の社長と、それから力道山の秘書をしてた方と3人はアンコールワットヘ行きました。 アントニオ猪木議員が自衛隊の第1陣を迎える時に私たちはシムロアップから帰ってきた。 翌日バンコクヘ帰った。 6月来た時に行ったクラブが物凄く良かったから、もう1度そこに行きたいという議員の言葉があったので頼んだところそこへは行けないと。 しかし日本人があまり行ってないいいクラブがあるからそこへ行こうじゃないかということでそこへ行きました。 まあ豪華なクラブで私は写真撮ろうと思ったけれども写真撮影禁止なんで そして私と猪木議員は先に帰りました そして3人の方が残り そこで同行した社長がお金を払って10月には2人女性を連れ帰って来たそうであります そしてその女性をその仲間の人が猪木議員の部屋に連れ込んだということでございますけれども 私は、そりゃ見たわけではありません しかしここでこういうことがなぜ問題になるのか・・・・ PKOへ行って私は自衛隊の方たちを慰問し、 そして大勢の方々を慰問し、 カンポジアのスポーツ委員会に柔道の畳と柔道着を運んで そしてホッとした その一瞬、アントニオ猪木という人に魔の一瞬が訪れたのかもしれません。」 『幹事長として、議員として恥ずべき行為の売春を、例えばたしなめるとか、事実関係を確認するとか、そういうことはなさったんですか』 「しましたよ」 『猪木さんにですか』 「しましたよ」 『猪木さんは、この間の会見で、俺はそういう趣味はないんだと』 「趣味がなきゃ子供生まれないでしょ」 『いやいや買春についてね 売春に関する話ですよ セックスそのものじゃなくて 確認したときの状況を話していただけますか』 「じゃあねえ、一言だけ言いますよ 「シンマ昨日の女は風邪気味でほんと参ったよ」 これだけですよ」 『Qそれはいつどこでですか』 「翌日そのアロマホテルですよ」 『いつですか』 「10月ですよ」 『去年の10月の時ですか』 「じゃあここでハッキリ言いますよ じゃ女性レポーターの諸君は耳を塞いで下さい そして放送禁止用語を私がいま言います テレビは音声を消して下さい いいですか」 『そんなに気張らないで』 「きめごとを言いましょうか」 『なんて言って、いつどういうかたちか教えて頂きたい』 「だから私はそれを言いたいけれどもテレビの放送禁止用語になるから」 『 それだけ言われちゃどうぞ言って下さい』 「だから女性レポーターは耳を塞いでもらって それでテレビ入ってるようだったら困るんで 私は、いま言うか言うまいかと思っていますけども」 『それじゃあわかりました なんて言ったですか』 「いいですか」 『 ハイ』 「アントニオ猪木のPKO」 『 ハイ』 「Pは何だと思います? P・パンパン K・コイコイ O・・・マンチョヤロウ」 『えっ』 「オ・マンチョヤロウ」 変更 最初へ 上へ 下へ 最後へ 追加

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アントニオ猪木のPKO

落選

1995年7月に行われた第17回参議院議員選挙で、猪木は2期目を目指して再出馬したが、44.2%という低い投票率に加え、金銭スキャンダルのため根、54万票しか獲得出来ずに落選した。
江本孟紀は、猪木へ不信感から離党した。

スポーツ平和党は、江本孟紀副代表が離党し、猪木の実兄:猪木快守が党首に就任した。
前述の暴露によると、猪木快守は、選挙期間中に自民党からもらった選挙資金を持ってきたとき、持って帰り、ブラジルのアントン牧場に流用したという。
また自民党の他の代議士から陣中見舞いやプロレスのプロモーターから祝儀なども勝手に持ち出したという。
快守はブラジルから日本に来て、アントン・トレーディング、アントン・ハイセル、アントン管財、新日本プロレスと渡り歩いていた。
そのたび会社の金を流用して追い出されていた。
しかし弟であるアントニオ猪木、すなわち猪木寛至は「小さいころ、面倒を見てくれた」ということで大目に見ていた。
この後、スポーツ平和党は政治活動はなくなり、2007年3月には公式サイトを閉鎖し、そして政治団体解散届が総務大臣に提出された。

しかし猪木はチャレンジし続ける

1995年4月、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の平壌で行った「平和の祭典」で、猪木はリック・フレアーと対戦し勝利を収めた。
このイベントは延べ38万人を動員し一見成功したかに見えた。
しかし実はこれが原因で新日本プロレスは倒産寸前にまで陥ってしまった。
「平和の祭典」のきっかけは、北朝鮮側からの「2億5000万円の報酬を出すから(平和の祭典を)やってくれ」という打診だった。
新日本プロレスはこのイベントを引き受け、「2億5000万円入るなら」と開催までの費用はひとまず新日本プロレスが負担。
事前に米を送ったり機材を送ったりいろんな物資を北朝鮮に送った。
ところが「平和の祭典」が終わっても北朝鮮側は約束の金を払うどころかなしのつぶてだった。
最終的には猪木事務所と新日本プロレスの幹部が責任を取れというところまでいったが、これもウヤムヤになった。
その結果、新日本プロレスはその負債をまるまる抱えることになってしまった。
当時の坂口征二社長は億単位の赤字を埋めるために奔走した。
坂口は
「血の小便が出るような努力だった。」
という。

1995年10月9日、東京ドームで、新日本プロレスと高田延彦率いるUWFインターとの対抗戦が行われた。
このイベントの成功で新日本プロレスはようやく資金的に息をついたといわれ、これがなければ新日本プロレスは間違いなくつぶれていたという。

1996年、猪木は
「『ロッキー4』の世界を現実化させる。」
といって、勇利・アルバチャコフ(旧ソ連)、オルズベック・ナザロフ(旧ソ連)、崔鉄洙(北朝鮮)など、プロスポーツがない共産主義国の有望ボクシング選手を日本に呼び、親交の深い金平正紀率いる協栄ボクシングジムにあずけ、日本でプロデビューする道を拓いた。
(現在、猪木は薬師寺ボクシングジム後援会名誉会長として、薬師寺保栄を支援している。)
また、同時にソ連のアマチュアレスリングのトップ選手を新日本プロレスでプロデビューさせた。

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