フランケンシュタイン家には、アイゴールの他に老家政婦フラウ・ブリュッハー(クロリス・リーチマン)と小間使いのインガ(テリー・ガー)がいた。
フランケンシュタインは、数日この不思議な城に滞在するうちに、祖父ビクターがモンスターを造った実験記録を読み、自分も実験してみたいと思うようになった。
それにはまず大男の遺体が必要だった。彼はアイゴールと、処刑された大男の遺体を墓地から盗みだす。
そして、次に優秀な頭脳を捜すようアイゴールに命じた。
ところが、彼が研究所から盗み出した頭脳は精神異常者のものだった。フランケンシュタインはそんなことは露知らず何とかモンスターを作りあげた。
動きだしたモンスターは持ち前の異常性を発揮して屋敷を飛び出した。
そして、さまよい歩き、盲目の男(ジーン・ハックマン)の家に入り込んだ。
孤独な盲人は相手がモンスターだとは知らずに親切にするが、モンスターはその家を飛び出し、行方がわからなくなってしまう。
その頃、フラウから、彼女が祖父ビクターと恋人同志でモンスターは二人が協力して作ったものであり、モンスターはバイオリンで弾く子守唄が好きであるということを聞かされたフランケンシュタインは、バイオリンでモンスターをおびきだし、実験室に閉じ込めた。
彼はモンスターをこれ以上生かしておけないと主張したが、それに反対したフラウは銃を持ちだして制止した。
そうこうしているうちにフランケンシュタインは、モンスターの頭脳の主が甘言に弱いことを知り手なずけることに成功。
彼はこの実験の成果を学界に発表するため、ある劇場に多数の学者たちを集めた。
無事発表は終わったが、余興としてタップを踊らせていたとき、突然ライトの一つがショートして放電した。
びっくりしたモンスターは暴れだしたために警官に捕らえられ留置場につながれた。
だが、そこから脱出したモンスターはちょうどやってきていたフランケンシュタインのフィアンセのエリザベスを誘拐、森の中に逃げ込んだ。
彼女はモンスターの強さに感激、次第にひかれていった。
そんなモンスターに、フランケンシュタインは自分の頭脳の一部を移植した。
そのために口のきけなかったモンスターは人並みに口がきけるようになった。