ヒット曲のタイトルそのままに、リマールの物語は終わらない。

ヒット曲のタイトルそのままに、リマールの物語は終わらない。

1984年に映画の主題歌「ネバーエンディング・ストーリー」を歌い大ヒットさせたリマール。最近はあまり目にする機会はなくなりましたが、頑張っています。リマールの物語はまだまだ途中です。いえ、終わりなどないのです。きっと。


Limahl

リマール (Limahl)ことクリストファー・ハミル(Christopher Hamill)
生年月日:1958年12月19日
出身:ウィガン

リマール

リマールといえば、やはりカジャグーグーを抜きに語ることは出来ません。
1980年、俳優と歌手を目指していたリマール(当時はクリストファー・ハミル)はマイナーレーベルからとはいえ既に「It's Christmas」や「Angel」などといったシングルを発表していました。 
また、Krisという名前でデュエットした曲などもありましたがどれもヒットに結びつかなかったことでバンドのボーカリストとして新たな道を探っていました。

そこに後のカジャグーグーのベーシストとなるニック・ベッグスが送った「Fear Machine」と言う曲を聴き一発で気に入ったリマールは彼のいるバンドThe Handstandsに参加することになります。

The Handstandsはリマールが参加した後にバンド名をカジャグーグーと改め、リマールもクリストファー・ハミルからリマールへと名前を変えています。

Kajagoogoo

当時はデュラン・デュランなどと比較されていたカジャグーグーのデビューアルバム「君はToo Shy」です。オリジナル・タイトルは「White Feathers」ですが、言わずと知れた彼らの代表曲「君はToo Shy」の大ヒットにより邦題も同様になったのでしょう。

デュラン・デュランなどと比較されていたのは音楽性というよりもビジュアル的なことからでしょう。共にイケメン揃いです。

いかにもアイドルといった感じで扱われていますが、本作は悪くないです。いえ、むしろ弾けたポップ・ミュージックは心地よく、そこにリマールの陰りを帯びたボーカルがいい感じでからんでおり素敵なアルバムに仕上がっています。

1983年リリース

【収録曲】
1. ホワイト・フェザーズ
2. 君はToo Shy
3. ライズ&プロミセズ
4. マジシャン・マン
5. カジャグーグー
6. ウー・トゥ・ビー・アー
7. エゴノミックス
8. ハング・オン・ナウ
9. ハイウェイをぶっ飛ばせ
10. フレイヨー

君はToo Shy

Don't Suppose

アルバム1枚のみであっさりとカジャグーグーを脱退したリマール。

しかし、ソロ活動の開始は早く、全英4位、スウェーデン1位、ノルウェー1位、ドイツ2位、オーストリア2位、スイス3位、フランス7位、全米17位、オランダ28位、ニュージーランド28位と大ヒットを記録したシングル「ネバーエンディング・ストーリー」を含む1984年発売のソロ第一弾アルバム「Don't Suppose」です。

「ネバーエンディング・ストーリー」は映画の主題歌ですが、映画と共に日本でもかなりヒットしています。そしてリマールのソロとしての代表曲といえば、やはりこの曲になるのでしょうね。

1984年リリース

【収録曲】
1. Don't Suppose
2. That Special Something
3. Your Love
4. Too Much Trouble
5. Never Ending Story
6. Only For Love
7. I Was A Fool
8. The Waiting Game
9. Tar Beach
10. Oh Girl

Don't Suppose

Colour All My Days

セールス的には今一歩といったアルバム「カラー・オール・マイ・デイズ」。現在ではなかなかに入手困難となっていますが、全英80位の「ラヴ・イン・ユア・アイズ / Love in Your Eyes」やチャートにはランクインしなかったものの「インサイド・トゥ・アウトサイド / Inside to Outside」といった良い曲が入っています。

ジャケットを見れば、カジャグーグー時代にパイナップル・ヘアと呼ばれた髪をバッサリ切ってすっきりしています。音楽的にもイメージチェンジを図りたかったのかもしれませんね。

1986年リリース

カラー・オール・マイ・デイズ

ホントに良い曲です。もっとヒットしてもおかしくないですよね。
「インサイド・トゥ・アウトサイド」も軽快なダンスナンバーです。これも悪くないです。
やはりプロモーションが足りなかったのでしょう。

Love Is Blind

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