大名人の内弟子になりながらホームシックで関西に帰ってしまった少年がいた。彼は関西で頭角をあらわし、やがて《いぶし銀》と呼ばれる本格派の棋士となっていく。《世界一将棋が強い男》から冠を奪った男、桐山清澄九段をご存知だろうか。
《受けの魔術師》の異名をとった森雞二(もり けいじ)九段の引退が決定した。 昭和将棋の名人、強豪と名勝負を繰り広げた男、米長永世棋聖とともに現代将棋の終盤を完成させたと言われる彼のことを、ご存知だろうか。
竜王、名人、王将、王位、棋聖、棋王、王座。 将棋界には七つのタイトルがあり、タイトルをかけた戦いが存在する。 戦いにはそれぞれの起源があり、そして、物語がある。ご紹介しよう。