ドラマティック・レイン
デビューの年にいきなりブレイク

1982年、デビュー3作目にして早くもブレイク。
斬新なメロディのこの歌は、10月に発売された後、半年に渡ってチャートインするロングヒットになりました。
作詞は秋元康です。曲ができた後、コンペで詩を募集したところ、秋元の詩が採用となったとのことです。このころの秋元康はまだ売れていない頃でしたので、仕事もあまりなかったようです。
そしてこんなエピソードも
夏のぉぉ~~クラクション~
夏のクラクション

1983年7月に発売されたこの曲は、ドラマティックレインとは打って変わったバラード調の歌で、富士フイルムのCMにのってヒットしました。
この歌のレコーディングは、100回以上歌いこまれて行われたそうです。
サビの「夏のクラクション」の独特の歌い方も話題になりましたね。
サヨナラ言うなら、今がきっと最後のチャンスなのに
ロングバージョン

夏のクラクションに続いて、11月に発売された曲。
ヨコハマタイヤのCMにのって流れたのですが、あまりヒットはしなかったのです。
でも、バラード調の耳触りの良い、胸にスーッと入って来る大変いい歌です。
作詞は湯川れい子です。
そしてこんなエピソードも、
雨はこわれたピアノさ
バチェラー・ガール

1985年7月に発売された曲。
デビューから3年が経ち、バラードシンガーとしての地位を築きつつある頃でした。
作詞は数多くの歌手に詩を提供している松本隆、作曲はシンガーソングライターでもある大瀧詠一です。
AH 1ダースの AH 言い訳で
1ダースの言い訳

三洋電機のCMにのって1986年2月に発売された曲。
今までのバラードとはちょっと音色の違う、アップテンポの曲になっています。
唇で謎かける微妙なグラデーション
セブンティ・カラーズ・ガール

1989年1月に発売された曲。
鈴木保奈美が出演するカネボウ化粧品のCMにのって、久々のヒットとなりました。
彼のことをあまりよく知らなかった女性たちを、ファンとして獲得する一因にもなりました。
1969の僕は君を好きになって
1969の片想い

1989年10月に発売された曲です。
企業のCMに起用されることが多い稲垣潤一の歌ですが、この曲もJTのCMにのってブラウン管を賑わせました。
クリスマスソングの定番
クリスマスキャロルの頃には

デビュー10周年の1992年に発売した彼の最大のヒット曲。
シングル170万枚以上売り上げたミリオンセラー。
これまで「ドラマティック・レイン」が代名詞だった彼に、新たな代名詞が生まれた瞬間でした。
ドラマティック・レイン以降、そこそこのヒット曲はあったものの、大きなヒット曲に恵まれなかった彼に、久しぶりに訪れたビッグウエーブでした。
テレビドラマ「ホームワーク」(唐沢寿明、福山雅治出演)の主題歌にもなり、話題になりました。
作詞はBMW「ドラマティックレイン号」のあの秋元康です。
心の隙間を埋められないすれ違う恋人同士、別れの予感を感じながら、クリスマスの頃の2人を想う切ない詩。秋元康ならではという感じですね。
そしてこんなエピソードも、
稲垣潤一 あのヒット曲は秋元康に「逆にこのくどさがいい」 | 週刊女性PRIME [シュージョプライム] | YOUのココロ刺激する
2009年には、ウィンターソングのクイーン「広瀬香美」とデュエットでシングルをリリースしています。
クリスマスの定番男と冬のクイーン、豪華な冬のコラボです。
この歌以降も、ライブにステージにと精力的に活動を続け、シングルやアルバムのリリースも行っている彼も、もう63歳。でも、まだまだ現役です。
ファンのためにも、歌える限り続けてほしいものです。
カーキチ潤ちゃん
実は、稲垣潤一はA級ライセンスを取得しているほどの車好き、「カーキチ」なんです。
プライベートが謎だらけですが、岩城滉一と同じチームでレーサーをやったこともあるほどの腕前のようです。
A級ライセンスですからねぇ、ハンパないです。
このライセンスは1985年、デビューから3年目に取得。富士スピードウェイや筑波サーキット等のレースに出場し、「風」になっていたんですね。
そんな彼は2013年にレーシングチームの監督に就任しました。
ホントに好きなんですねぇ。


会見会場にサプライズで登場した、元F1レーサーの片山右京とのショット。
彼もまたレーシングチームの監督でしたので、ライバル同士のスナップとなったのでした。
レーシング界にいそしんで早30年。父親の影響で幼いころから「車」が夢だった稲垣さん。レーサーとして、チームの監督として、夢が叶えられてよかったですね。