松本零士の美女列伝:ユキ7号・イヴ・魔女シャンブロウ・スターシャ・森雪・メーテル・エメラルダス・有紀螢ほか

松本零士の美女列伝:ユキ7号・イヴ・魔女シャンブロウ・スターシャ・森雪・メーテル・エメラルダス・有紀螢ほか

松本零士の作品に登場する美女たちに共通する、長い睫毛に切れ長の目、瞳の色はブラウン、腰まで伸びた金髪(光沢のある亜麻色)が特徴の美女が勢ぞろいです。松本零士作品の美女たちは、みな、儚くも美しく、謎めいた魅力があります。「落ち着いた大人」「妖艶でミステリアス」「理知的で物静か」な雰囲気を纏う女性たち。1960年代から70年代前半の初期の作品「セクサロイド」や「ミステリー・イヴ」から、70年代半ば以降、人気のテレビアニメ作品・劇場アニメ作品となった「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」ほか。


映画版では、容姿は幼いものの、言動は成人女性のそれであった。また瞳が描かれていないため、仮面のような容姿となっており冷たい印象を与える。地球人や配下である弥生に対しては、基本的に冷酷な態度で接していたが、ラーメタル人の将来を憂い、指導者としての任に殉じる面も多々見られた。また、「知恵の輪」からはレーザーに似た光線を放つ事が可能で、新1000年女王や弥生を攻撃した。負傷した弥生に背中から銃撃されて瀕死の重傷を負った後、歴代の1000年女王の集中攻撃を受けて死亡した。

ラーレラ星の指導者「ラーレラ」 劇場版「1000年女王」(1982年)

OVA「メーテルレジェンド」(2000年) ラーメタルに帰還した雪野弥生が機械帝国の女王プロメシュームへと変貌していく過程が描かれた。

『レジェンド』において、メーテルそっくりの顔をした『新竹取物語 1000年女王』のヒロイン、雪野弥生と『999』のプロメシュームが同一人物という設定が明確にされた結果、『レジェンド』が発表された2000年以降は、機械化人になる前のプロメシュームの容姿をメーテルが受け継いだと解釈されている。

雪野弥生(プロメシューム)の双子の娘「メーテル」と「エメラルダス」姉妹 OVA「メーテルレジェンド」(2000年)

地球から惑星ラーメタルへ帰還した1000年女王ことラー・アンドロメダ・プロメシュームは、帰還後にラーメタルの女王に即位した。ラーメタルは太陽を巡る1000年周期の軌道から離れ、暗黒太陽ラーの超重力により、アンドロメダ大星雲へと導かれてゆく。

太陽系からは遠く離れ、ラーメタルの地表は凍てつき、民衆は飢餓にあえいでいた。そんな中、機械化人の科学者・ハードギアは惑星および住民の機械化を具申。

プロメシュームは飢餓で苦しむ民衆を救うには機械化人になる以外に道はないと考え、自ら機械化人となる道を選ぶ。機械化人となった彼女はラーメタルの民衆に手術を義務づけ機械化政策を推し進めるが、その裏には人間を機械化してこの星を自分の支配下に置こうとするハードギアの企みがあった。それに気付いたプロメシュームの2人の娘・メーテルとエメラルダスは、機械化人と戦うことを決意する。

1000年女王ことラー・アンドロメダ・プロメシュームは機械化人となるが・・・

「宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝」(2004年) 『1000年女王』の雪野弥生=『999』のプロメシューム

1990年代以降の松本による設定変更などに伴い、メーテルの母・プロメシュームは『1000年女王』のヒロイン・雪野弥生(ラーメタル名ラー・アンドロメダ・プロメシューム)と同一人物とされている。

また、かつては一人娘という設定だったが、エメラルダスが双子の姉ということになった。これに伴い、『宇宙交響詩-』などの近年の作品ではエメラルダスは母に反発し、袂を分って機械化世界への抵抗を続ける宇宙海賊の一員となった、とされている。

「宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝」(2004年)

「高雄麻耶(たかお まや)」(漫画『蜃気楼綺譚』)(1990年)

高雄麻耶(たかお まや)
主人公。過去や現代、未来などにスナック「蜃気楼」を出店している謎の女性。キセルを愛用している。作品中では過去アメリカにおいて事故で亡くなっている。
『超時空戦艦まほろば』でも、麻耶というキャラクターが登場している。

「高雄麻耶(たかお まや)」(漫画『蜃気楼綺譚』)(1990年)

『蜃気楼綺譚』(しんきろうきたん)は、松本零士による日本の漫画作品。1990年から1991年までかけて『ビッグコミック』(小学館)に連載された。全9話構成。性描写シーン多数。

時空を超えて存在するスナック「蜃気楼」。ここには高尾麻耶という美しい女主人がいるが、2回訪れた者は死んでしまうため、1度しか来ることはできない。「蜃気楼」を訪れる男たちの数奇な運命を描く。

漫画『蜃気楼綺譚』(1990年)

「羽黒妖(はぐろ よう)」(漫画「超時空戦艦まほろば」)(1993年)

『超時空戦艦まほろば』(ちょうじくうせんかん - )は、1993年から1998年にかけて小学館の月刊誌『ビッグゴールド』に断続的に連載されていた松本零士の漫画作品。短編連作『ケースハード』の1編として発表され、後に一部のエピソードを除き単独作品として単行本化。

ある日、しがない貧乏カメラマンの大山歳郎(おおやま としろう。公的には「土田司朗」と名乗っていた)は、1件のアパートの火災に遭遇、1人の老人を救出する。その際、歳郎は炎上する部屋の中で見たことも無い戦艦の写真をフィルムに収める。

老人は全身大火傷を負い、病床の中で歳郎に、写真の戦艦は大和型戦艦の幻の4番艦「まほろば」であること、そしてまほろばは戦没することなく、降伏することもなく今も人知れず戦い続けていることを告げ、持っていた短刀を歳郎に託し死亡。

そんな歳郎の前に謎の美女・羽黒妖(はぐろ よう)が現れる。それは歳郎がまほろばと遭遇するきっかけとなる。

「羽黒妖(はぐろ よう)」(漫画「超時空戦艦まほろば」)(1993年)

漫画「超時空戦艦まほろば」

『火聖旅団 ダナサイト999.9』(1994年)

1994-1997年に光文社の隔月刊誌『少年王』に連載され、単行本で2巻までが刊行された。その後、これを原作としてアニメが製作される。このアニメ作品は松本零士の漫画家生活45周年を記念して1998年11月2日東京国際ファンタスティック映画祭に出品され、OVAの発売より先に公開された。

西暦2024年、地球は謎の女・フォトン率いる軍事組織トレーダー・フォースに支配されており、黒色彗星の破片等宇宙からの影響で壊滅状態にあった。そこへ、惑星スヴァンから地球再生の使者としてメロウがやって来る。

生き残っている人類の中で、進化生命体ダナサイダーである哲郎達は、メロウの導きでDNAの記憶を自由に操り能力を発揮させるダナサイトに変貌していくのだった。進化しすぎた自分達の運命を悟った彼等は、地球再生の為に宇宙へと旅立ってゆく。

『火聖旅団 ダナサイト999.9』(1994年)の「メロウ」

「エメラルダス」(OVA「クイーン・エメラルダス」)(1998年)

秋田書店発行の『月刊プリンセス』1975年5月号に掲載された読切短編『エメラルダス』が最初である。その後講談社発行の『週刊少年マガジン』創刊1000号にあたる1978年2号より『QUEENエメラルダス』のタイトルで連載開始。

連載第1話は30ページオールカラーであった。講談社から『月刊プリンセス』掲載の読切短編も収録した全4巻の単行本が刊行された。また、連載終了後も番外編が3作発表されたり、他の作品にエメラルダスがゲスト出演するなど、松本零士の主要作品との位置付けとなっている。

主人公のエメラルダスは『銀河鉄道999』や『わが青春のアルカディア』などのアニメ作品にゲストキャラクターとして登場しているが、本作のアニメ化は同時期に連載していた『999』や『ハーロック』よりもずっと後となった。

最初にアニメ化の企画が出たのは1982年ごろで、『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』『1000年女王』『わが青春の‐』と、当時松本零士原作アニメを路線として敷いていた東映動画(現・東映アニメーション)により、1983年夏公開の劇場アニメ映画として企画される。

だが『わが青春の‐』の興行収入の不振やその続編となるテレビシリーズ『無限軌道SSX』が放映される頃には松本アニメブームが終息していたこともあり、この企画は実現しなかった。それから16年後となる1998年にOVAとしてアニメ化が実現した。

「エメラルダス」(クイーン・エメラルダス)

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