フランク・ザッパ(Frank Zappa)

フランク・ザッパ
そんなフランク・ザッパさんですが、日本においては、何故かそのアルバムや楽曲のタイトルが、おもしろ過ぎだ…ということでも、一部の音楽ファンの間では有名であったりします。
原題が既に「??」の場合もありますが、邦題もちょっとおかしなものもあったり…。
邦題をつけるのは、おそらく日本のレコード会社の方ではないかと思うのですが、果たして、ザッパさんは、「愛されてるが故に…」そのように奇抜なタイトルなのか、それとも「ちょっと嫌われてしまった…」が故に、そんな突飛なタイトルなのか…疑問に思うようなものが多いのです。
年代は前後するかと思いますが、集めてみました。
※下画像は、フランク・ザッパさんのバンドに在籍していたギタリスト、スティーヴ・ヴァイとドラマー、テリー・ボジオです。その他、バンドから著名ミュージシャン多数。元レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテもオーディションを受けるも、年齢が若過ぎたために断られたとか。

スティーヴ・ヴァイ

テリー・ボジオ
ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパ・パ

The Man from Utopia(ザ・マン・フロム・ユートピア)
原題「ザ・マン・フロム・ユートピア(The Man from Utopia)」が、何故に「ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパ・パ」になるのか…とっても不思議ですが、そんなタイトルのアルバムが1983年にリリースされました。
この時期は、確かに、CMで「ハエ・ハエ・カ・カ・カ・キンチョール」が流行っていましたが…。
ザッパさんとどんな関係があるのか…???
イリノイの浣腸強盗

Zappa in N.Y. (アルバム)
このアルバムの6曲目で、原題は「ザ・イリノイ・エネマ・バンディット (The Illinois enema Bandit)」です。 確かに「enema」は「浣腸」、「Bandit」は山賊、盗賊の意味があって、これは直訳なのかどうなのか…? ごろ合わせとしても、もうちょっと考えた方が良かったかも??!!
(「それがザッパさ~!」と言われてしまいそうです)。
既に2曲目から頭痛がしてきたような…?!
鼻クソマン

You Can't Do That On Stage Anymore - Vol. 4
原題は「The Booger Man」です。
確かに、直訳で「Booger 」は鼻クソです。
邦題じゃなくて原題もかなり妙ちくりんなザッパさんです。
そういえば、ザッパさんですが、鼻クソには縁があるようです。
かなり昔、音楽雑誌を読んでいて「今年、来日したミュージシャンについて」書かれた記事があったので、読んでみました。その中にザッパさんも入っていたのですが、その感想が音楽ではなく、
「ザッパは、座っているソファに鼻クソをつけて帰っていった…」
と書いてありました…。
もうかなり昔のことなのですが、その部分だけ何故か鮮明に覚えています。以来、私の中でザッパさんは「鼻クソに縁がある方」になっております。
黄色い雪の下にはウンコがあるから食べちゃだめ

DON'T EAT THE YELLOW SNOW
原題は上記の通りで「黄色い雪は食べちゃだめ」とはありますが…
ウ〇コについては、歌詞を全部見てないのでわかりませんが…そんな内容なのでしょうか?
鼻クソにウ〇コに…ザッパさん、普段はどんな生活をされているのでしょう??
フランク・ザッパの○△□→たどり着くのが遅すぎて溺れる魔女を教えなかった船

Ship Arriving Too Late to Save
最初は「フランク・ザッパの○△□(まる・三角・四角)」というアルバム・タイトルだったのを、さすがに「これは、ないだろ?!」と変更になった後のタイトルが「たどり着くのが遅すぎて溺れる魔女を教えなかった船」?!
タイトル変更となっても、そこはザッパさんなので、やっぱりどこか変です!
そして、アルバム・タイトルも妙ですが、楽曲の邦題もなんかおかしい…、オン・パレードのアルバムです。
順を追って紹介します。
邦題「いまは納豆はいらない」
1曲目の「No Not Now(ノー・ノット・ナウ)」が「いまは納豆はいらない」です…。
まあ、確かに「ノット」がナットと聞こえることが多いので、ノー・ナット・ナウ…いまは納豆はいらない、になるのかな…と思いますが…。
歌詞を見てないのですが、納豆の歌なのでしょうか????
ザッパさんも語呂合わせをよくなさるそうですが、邦題まで語呂合わせ…というべきか、空耳? というべきか…。
邦題はそんな感じですが、この曲、好きです。割と聴きやすいと思います。ぜひ聴いてみてください。
邦題「えー、うっそぉ、ホントー?」
2曲目「Valley Girl」が「えー、うっそぉ、ホントー?」。
どうやら、曲中にザッパさんが喋るシーンがあり、それがギャルぽく聞こえるから…との見解があります。
よく考えたな…というべきか、どうか迷ってしまいますね!

ギャル・ザッパさん
邦題「ア、いかん、風呂むせて脳わやや」
3曲目の原題「I Come From Nowhere」は、「ア、いかん、風呂むせて脳わやや」。
これも語呂合わせ? 空耳というべきでしょうか?
「アイ・カム・フロム・ノーウェア」で、脳わやや…。
ほんとに、なんとなく書いてるだけでも脳が「わややや~」となってきそうな気が…!
邦題「娘17売春盛り」
最後6曲目の「Teen-Age Prostitute」が「娘17売春盛り」です。
十代の売春婦という原題が、なんだか間違って「~盛り」になったようです…。
なんだかこのアルバムの邦題をお考えになったレコード会社の方(でしょうか?)は、案外、邦題をつけていて楽しんでいらっしゃったかも?
黙ってギターを弾いてくれ

Shut Up 'n Play Yer Guitar
1981年リリース当時はLP3枚組という大作です。
「黙ってギターを弾いてくれ」は原題そのままですが、レコード会社の邦題を考える方の願いもこもっていそうな題です。
たくさんの楽曲がありますが、これまた不思議な原題もあり…その中でも「??」なのは…
邦題「舟だがや」
原題は「Ship Ahoy」です。
【おおい、アホイ (ahoj、ahoy、ahoi) は、ヨーロッパのいくつかの言語で使われる挨拶である。(Weblio参照)】
「舟だよ!」みたいな感じでしょうか?
それがなまって「舟だがや」…なるほど…と何故か感心してしまいました。
ザッパさんへ続け!変な邦題のニュー・ホープ(?)
邦題がおもしろい曲もいろいろありますが、アルバム全体的に「何か…おかしい?!」と思うことはそれほどないように思います(ザッパさんのぞき)…と思っていたら、ニュー・ホープ(新しくはないですが)がいました!

ディ・エルツテ
ネオナチ糾弾の歌、22年の時を越え1位に 難民を応援:朝日新聞デジタル
「セクシー不精ヒゲ」「ドラキュラ斜陽族」「持続性陰茎勃起症」をはじめ、「横わけノーフューチャー」「や・ば・い・よ・髪型」「ホモダチS&M」…これは直訳なのでしょうか?
ドイツ語なのでよくわからないのですが、横わけには未来がない歌…だったのでしょうか?
ものすごく不思議な邦題だと思いませんか?

横分金蠅(ボーカルのヒデ)
ちょっとしたまとめ
今回は思わず二度見してしまいそうなほど、変わった邦題として、フランク・ザッパさんとドイツのバンド、ディ・エルツテにスポットを当ててみました。
いかがでしたでしょうか?
70年代~80年代頃の邦題には、「恋の~」というものが多かったように思いますが、今回のタイトルには、まったくありませんでした…ぶっ飛び過ぎなタイトルばかりで…!
もしかしたら、押入れの中で眠っているレコードの中にも、おかしな邦題があるかもしれないですね!
もしあったら、ぜひおしえてくださいね。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました。