1.原作はコロコロコミック「大長編ドラえもんシリーズ」です。
この映画は、月刊コロコロコミックにて1986年11月から1987年3月までの5カ月間にわたり、掲載された長編作品「大長編ドラえもんシリーズ」をモチーフに1987年に公開されました。

大長編ドラえもんシリーズ

2.藤子・F・不二雄先生の思いがたくさんつまった作品です。
恐竜が大好きだった藤子・F・不二雄先生、恐竜の滅亡などに思いをはせながら、そして病に苦しみながらこの作品に取り組みました。様々な文献を参考に彗星衝突で恐竜が滅亡したという説をモチーフとしてこの作品を作り上げたそうです。いままで思いをはせていた恐竜とその滅亡をやっとの思いで創り上げたのです。

3.はじまりはまたのび太の隠しことから?
ドラえもんの冒険映画の始まりは、のび太の隠しごとから始まることが多いですね。今回も0点のテストをかくすため、のび太は、ひみつ道具の「どこでもホール」を使い、地底奥深くにかくそうとしますが、そこには大空洞が広がっていたのです。ジャイアンやスネ夫にその秘密を話すことになり、皆でその洞窟にむかうこととなりました。

4.行方不明のスネ夫そして地底人に捕まったのび太たち
地底にでむいた、のび太たち、途中でスネ夫だけ行方不明になってしまいます。さらに河童そっくりな地底の野蛮人ナンジャ族に捕まうのです。そして、その地底人の餌として連行されていきます。

スネ夫の探索
ドラえもん のび太と竜の騎士 感想 - 歩兵のブログ

スネ瘀夫を捜査をしなっきゃいけないのに爆睡してしまうドラえもん
ドラえもん のび太と竜の騎士 感想 - 歩兵のブログ

地底人に捕まるのび太たち
ドラえもん「のび太と竜の騎士」を動画・画像で振り返ってみよう!|MARBLE [マーブル]
5.颯爽と現れる竜の騎士
あわや地底人に食べられるという時あらわれたのが、竜の騎士バンホーでした。バンホーは闘いの時だけ仮面をかぶり、勇ましく戦う勇ましい勇士です。ドラえもんたちにとっては、まさに救世主でした。


6.地底国首都エンリルで、スネ夫と再会
ドラえもんたちはバンホーの案内で探していたスネ夫に地底国の首都・エンリルで再会することができました。再会の喜びもつかの間、観光中ののび太は乗っていた恐竜の暴走によってみんなからはぐれてしまうのです。そして偶然に入り込んでしまった施設でのび太は恐竜人たちが不穏な計画を立てていることを知ってしまいまいました。のび太は、勇敢なバンホーやローの兄妹の事を思い困惑してしまうのです。


ハンボーとローの姉妹
7.ドラえもん のび太と竜の騎士を動画でどうぞ
本編の紹介ビデオがあります。やはりドラえもんの映画らしく夢と冒険にあふれています。
後半では、地底人が恐竜の祖先を大絶滅を阻止しようとする計画をドラえもん達が知って、人類の祖先を滅ぼすのではという誤解から、ドラえもんたちは、地底人と対立してしまいます。しかし誤解であることが話し合いの結果理解できて和解するというハッピーエンドです。ドラえもんのエンディングには悪者がいないという典型的な内容ですね。
8.今回使われた秘密道具は?
大長編シリーズの本編にはたくさんの秘密道具が使われました。原作でしか使われなかったもの、映画でしかつかわれなったものなど様々です。奇想天外なドラえもんの秘密道具ですね。
一部を画像付きで紹介します。
①風雲ドラえもん

風雲ドラえもん
ドラえもん のび太と竜の騎士 感想 - 歩兵のブログ
②どこでもホール

地面の中の穴とつながるマンホール。
ドラえもん アニメ動画「のび太の地底国」:ドラえもんの動画をわかりやすく紹介:So-netブログ
③光りごけ

③天地逆転オイル

このオイルを浴びた人や物は、重力方向が上下180度逆転して天に向かって落下してゆき、さらに空中で重力方向が元に戻って地面に叩きつけられる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%81%88%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%AE%E3%81%B2%E3%81%BF%E3%81%A4%E9%81%93%E5%85%B7_(%E3%81%A6)#.E5.A4.A9.E5.9C.B0.E9.80.86.E8.BB.A2.E3.82.AA.E3.82.A4.E3.83.ABドラえもんのひみつ道具 (て) - Wikipedia
9.恐竜つながりで別なドラえもん映画をご紹介
「のび太の恐竜」最初に恐竜を手がけた作品です。
恐竜が友達という作品、藤子先生の恐竜愛が伝わります。

10.惜しまれつつ、お亡くなりになった、藤子・F・不二雄先生
ご本人によると、大人しくて真面目で体が弱かった先生は、小学校時代に壮絶ないじめに遭ったそうです。いじめっ子の少年からは自分が描いた似顔絵を気にいってもらえるまでずっといじめ続けられたそうです。その時の気持ちがドラえもん、のび太に活かされており、弱いものの気落ちに理解することや、優しい心をもつという物語の根底に流れています。

藤子先生がなくなられた時に放送されたTV番組とコメントを詳細します。
子供たちの夢とともに眠っているのでしょうか?