70年代発表された3枚のソロ・アルバムはどれをとっても素晴らしい出来です。時代を超えて今も聴く者の心を鷲掴みにする名盤です。
80年代に入っても質の高いアルバムを発表していきますが、残念ながらセールス的には思わしい結果を残すことは出来ていません。
1980年に発売された4枚目のアルバム「トゥナイト・ユア・マイン」にしてもそうで、非常に意欲的な作品ですが全米アルバム・チャートの最高位は160位にとどまっています。
トゥナイト・ユア・マイン
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再びセルフ・タイトル・アルバム(1枚目のソロ・アルバムの邦題は「サンライズ」ですが、オリジナルは「Eric Carmen」です)を付け1984年に発売された5枚目のアルバムにしてもセースル的には失敗してしまいます。
それだけが原因というわけでもないのでしょうが、次のアルバムは1998年まで待たなければならなくなります。
エリック・カルメン
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80年代以降あまり好調とはいえないエリック・カルメンですが、2004年には実に31年ぶりにラズベリーズが再結成されライブを行っています。オリジナル・メンバーでのラズベリーズのライブは好評で、その年の年間のベスト・コンサートに選ばれました。
繊細なメロディを紡ぐエリック・カルメンの歌。久しくソロ・アルバムは発表されていませんが、またいつの日にか素晴らしい歌声を聞かせてくれることを期待しています。