【第10位】I Heard A Rumour / Bananarama

I Heard A Rumour / Bananarama
I Heard a Rumour - Wikipedia, the free encyclopedia
先日、27年ぶりの来日公演を行ったバナナラマの大ヒット曲。全英では14位止まりでしたが、全米では最高4位まで上昇し、彼女たちの代表曲となりました。
当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったストック・エイトキン・ウォーターマンによるプロデュースで、コード進行やメロディーの一部はマイケル・フォーチュナティの「Give Me Up」そのまんまという、なんとも大胆なことをやってのけてます(笑)。
【第9位】Paper In Fire / John Cougar Mellencamp

Paper In Fire / John Mellencamp
Paper in Fire - Wikipedia, the free encyclopedia
アルバム『スケアクロウ』のビッグ・ヒット後、よりカントリー色を強めた『ロンサム・ジュビリー』をリリースしたジョン・クーガー・メレンキャンプ。そのアルバムからの1stシングルとなったこの曲は、全米最高9位、カナダでは1位となるヒットに。
フィドルやアコーディオンといったアコースティックな楽器を効果的に取り入れたアパラチアン・ミュージックでありながら、しっかりロックしてるのは、さすがですね。社会の不平等や貧富の格差などを訴えかける、メッセージ性の強い歌詞が印象的で、田舎の若者の代弁者というスタンスが、かっこいいじゃないですか!
【第8位】Casanova / Levert

Casanova / Levert
Casanova (LeVert song) - Wikipedia
オー・ジェイズのメンバー、エディ・リヴァートの息子であるジェラルドとシーンらによる三人組、リヴァートが放った、最初のそして唯一の全米トップ10ヒット。同年、ウーピー・ゴールドバーグ主演の映画『Fatal Beauty』のサントラにも収録されました。
ダサい男が主人公のラヴ・ソングなのですが、サウンド的にはニュー・ジャック・スウィングを先取りしたかのようなカッコイイ楽曲!ジェラルドは、後にソロ・シンガーとしても実力派として名作を多数残してくれたのですが、2006年に40歳という若さで死去。心臓発作だったそうですが、早すぎる死は残念でなりません・・・
【第7位】Who Will You Run To / Heart

Who Will You Run To / Heart
Who Will You Run To - Wikipedia
アルバム『バッド・アニマルズ』からのセカンド・シングルで、全米で最高7位まで上昇しました。この曲は、スターシップやエアロスミスのヒット曲なども手掛けたソングライター、ダイアン・ウォーレンによる作曲。彼女は、それぞれ異なるアーティストがレコーディングした異なる楽曲で、同時に7曲をチャート・インさせた記録を持つほどの、80年代~90年代の超売れっ子ソングライターでしたね~。
【第6位】Here I Go Again / Whitesnake

Here I Go Again / Whitesnake
Here I Go Again - Wikipedia, the free encyclopedia
元々は1982年のアルバム『セインツ・アンド・シナーズ』に収録された楽曲でしたが、1987年にセルフ・カバーし、全米1位の大ヒットとなりました。ちなみに、ややこしい話なのですが、1987年のアルバム『白蛇の紋章~サーペンス・アルバス』収録のヴァージョンと、シングルでリリースされた「radio-mix」ヴァージョンとでは、演奏しているメンバーが違っているので、ちょっと注意が必要だったりします。
尚、ホワイトスネイクのフロントマン、デヴィッド・カヴァーデイルは、このプロモーション・ビデオで共演している女優タウニー・キタアンと後に結婚しますが、すぐに離婚してしまいましたね~。この時は、こんなにラブラブな雰囲気だったのに・・・(苦笑)
【第5位】Causing A Commotion / Madonna

Causing A Commotion / Madonna
Causing a Commotion - Wikipedia
マドンナ自身が主演した映画『フーズ・ザット・ガール』のサントラから2枚目のシングルとしてリリースされ、全米2位・全英4位のヒットに。
当時の結婚相手であった俳優ショーン・ペンの暴力的な性格(家庭内暴力、DV)に触発され、書かれたとも言われている歌詞が悲しくもありますが、この曲をリリースした数年後に、離婚することになったわけですから、この時点で既に夫婦関係は壊れていたのかもしれませんね。
【第4位】Bad / Michael Jackson

Bad / Michael Jackson
アルバム『バッド』のタイトル・ナンバーであり、全米で3週連続1位となるヒットになりました。まさにモンスター級のアルバムとなった『スリラー』で頂点を極めたマイケルでしたが、この『バッド』も負けず劣らない傑作と言えますね!
元々、あのプリンスとデュエットすることを想定して書かれた楽曲とのことですが、このデモを聴いたプリンスが、「自分とデュエットしなくても、マイケルだけでヒットする曲だ」と評し、結局夢の共演は実現しませんでした・・・。
このプロモーション・ビデオは、マーティン・スコセッシが監督するなど、ミュージック・ビデオとしては贅沢すぎる内容となっており、あのアル・ヤンコヴィックをはじめ、多くのパロディーも生んだ傑作です。
【第3位】Carrie / Europe

Carrie / Europe
Carrie (Europe song) - Wikipedia, the free encyclopedia
「ファイナル・カウント・ダウン」のヒットで知られるスウェーデンのハードロック・バンド、ヨーロッパによる、全米最高3位を記録した大ヒット曲。
激しい音楽を売りにしているバンドらしくないバラード・ナンバーではありますが、80年代にはこうしたハードロック・バンドがバラードを歌ってヒットするケースが多発してましたからね~。これはこれでアリでしょう!
【第2位】U Got The Look / Prince

U Got The Look / Prince
U Got the Look - Wikipedia, the free encyclopedia
全米最高2位ということで、2枚組の大作『サイン・オブ・ザ・タイムス』からのシングルの中では最大のヒットとなりました!シーナ・イーストンとのデュエットというのも新鮮でしたが、サウンド的には、リン・ドラムと、シ-ラ・Eによるパーカッションが特徴的でしたね~
また、テープの速回しによって声のトーンを意図的に上げてしまう、いわゆる「カミール」の声でプリンスは歌っており、そんな遊び心も楽しめるナンバーです!
【第1位】Lost In Emotion / Lisa Lisa & Cult Jam

Lost In Emotion / Lisa Lisa & Cult Jam
Lost in Emotion - Wikipedia
この前のシングル「ヘッド・トゥ・トー」に続いて、2曲連続で全米1位となった、リサ・リサ&カルト・ジャムのヒット曲。プロデューサーのフル・フォースによると、この曲はモータウンを代表するシンガー、メリー・ウェルズの「Two Lovers」と「You Beat Me to the Punch」という2つのヒット曲のフレイバーを取り入れたのだとか。
そういえば、80年代当時に彼らが来日して「ベストヒットUSA」に出演した際、司会の小林克也がヴォーカルのリサ・リサに「ダイアナ・ロスに似ていると言われるのは、どんな気分?」と質問して、リサ・リサが照れていたのを思い出してしまいました(笑)。
以上、懐かしいチャートをご紹介してみましたが、いかがでしたか?
プリンス、マイケル・ジャクソン、マドンナ、1958年生まれの同級生でもある3人のスーパースターが、同時にトップ10にランクインしていた、なんともゴージャスなチャートですよね!
↓この週のTOP100リストは下記のサイトでご確認ください!
The Billboard Hot 100 | Charts | Billboard JAPAN