日本語で歌っちゃいました!懐かしの80's洋楽カバー!

日本語で歌っちゃいました!懐かしの80's洋楽カバー!

80年代、キャッチーなメロディーの洋楽に日本語の歌詞をつけてリリースされたレコードが、数多くヒットしました!テレビドラマの主題歌に使われた曲も多く、相乗効果で原曲も広く知られるようになりましたよね。そんな印象に残っているカバー曲をご紹介します!


What a feeling~フラッシュダンス(1983年)

 テレビドラマ『スチュワーデス物語』の主題歌としても知られるこの曲を歌っていた麻倉未稀といえば、とにかく洋楽日本語カバーを得意としていた歌手でした!これ以外でも、ボニー・タイラーの「Holding Out for a Hero」や、ボン・ジョヴィの「夜明けのランナウェイ」などをカバーしていたことでも有名ですよね!

 この「What a feeling~フラッシュダンス」、原曲はアイリーン・キャラが歌う映画『フラッシュ・ダンス』の主題歌で、1983年に全米1位のヒットとなりました。

雨音はショパンの調べ(1984年)

 松任谷由実が日本語詞をつけ、小林麻美が歌ってヒットしたこの曲は、オリコン週間チャートで3週連続1位のヒットになりました。

 原曲は、イタリアのアーティスト「ガゼボ」がクラシックの作曲家ショパンをテーマに書いたラブソング。本国イタリアはもちろんのこと、ドイツやオーストリアなどでも1位を獲得したヒット曲。日本のオリコン洋楽チャートでも1位となりました。

NEVER(1984年)

 テレビドラマ『不良少女とよばれて』の主題歌だったこの曲は、元ピンク・レディーのMIE(未唯)がソロとして放った最大のヒット曲(オリコン週間チャート最高4位)。日本語詞は松井五郎。

 原曲はオーストラリアのバンド、ムーヴィング・ピクチャーズが映画『フットルース』に提供した楽曲。意外なことに、このオリジナル曲はシングル・カットされてないのですが、あえてそのようなマイナーな曲を日本でヒットさせたレコード会社(CBS・ソニー)はすごいですね。

DESERT MOON(1984年)

 テレビドラマ「青い瞳の聖ライフ」の主題歌としてリリースされ、谷山浩子が自ら日本語詞を書き、歌った楽曲。

 原曲は、「ミスター・ロボット」などのヒットで知られるスティクスのメンバー、デニス・デ・ヤングのソロデビュー曲で、全米最高10位のヒット。

ネバーエンディング・ストーリー(1985年)

 いいとも青年隊として知名度もあった羽賀研二(当時は健二)が、なぜか日本語詞で歌いリリースした、この曲。最近ではE-girlsも日本語でカバーしていることで知られていますね。

 原曲は、元カジャ・グーグーのヴォーカリスト、リマールが歌った、同名映画の主題歌でした。ドナ・サマーなどのディスコ系ヒットで有名なジョルジオ・モロダーがプロデュースし、全英4位、全米10位を記録。

 ちなみに羽賀の日本語ヴァージョンは、オリジナルの歌詞とは異なり、映画と全く関係の無い男女の恋愛がテーマとなっています。かなり恥ずかしい日本語詞なので、今聴くと笑えること必至。

ハートブレイカー(1985年)

 「ボヘミアン」などのヒットで知られる、ハスキーな声が魅力的な葛城ユキ。この曲は、テレビドラマ『スタア誕生』の主題歌になりました。

 原曲は、1979年にアメリカの女性ロッカー、パット・ベネターがサード・シングルとしてリリースした楽曲で、全米最高23位を記録。パットも葛城も、どちらもこのようなハード・ロック調のナンバーが似合いますね!

今夜はANGEL(1986年)

 テレビドラマ『ヤヌスの鏡』の主題歌としてヒットした、椎名恵のデビュー曲(オリコン週間チャート最高7位、日本語詞は椎名本人が書いたもの)。ちなみに、このシングルのB面は、これまた洋楽カバーでした(ヒューバート・カーの「エンジェル07」)。

 原曲は、映画『ストリート・オブ・ファイヤー』の挿入歌「今夜は青春(Tonight Is What It Means to Be Young)」。ダイアン・レインが演じた女性ロッカー、エレンが劇中終盤で歌う印象的な楽曲でした。ダイアン・レイン本人は自分で歌いたかったそうですが、残念ながら実際はホリー・シャーウッドによる吹き替え。 

ヴィーナス(1986年)

 現在は演歌歌手として知られる長山洋子が、80年代のアイドル時代にリリースした楽曲。オリコン週間チャートで最高10位、初のトップ10にランクインするヒットとなりました。

 元々の原曲は1970年に全米1位となったショッキング・ブルーなのですが、この長山洋子のヴァージョンは、1986年に全米1位となったバナナラマによるカバーをさらにカバーしたもので、ディスコ調のダンサブルなアレンジで人気となりました。

CHA-CHA-CHA(1986年)

 テレビドラマ『男女7人夏物語』の主題歌としてリリースされた、石井明美のデビュー曲。1986年オリコン年間チャートで1位となる大ヒット!日本語詞は今野雄二。

 原曲はイタリアのフィンツィ・コンティーニの楽曲で、こちらも石井のヒットとの相乗効果で、オリコン洋楽チャート9週連続の1位を記録。海外よりも、日本で売れた曲と言えるでしょう。このようなラテン調の曲がヒットチャートの上位に入るのは珍しかったので、新鮮でしたね!

Give Me Up(1987年)

 テレビドラマ『あまえないでヨ!』の主題歌としてリリースされた、女性デュオBaBeのデビュー曲。日本語詞は森雪之丞が手掛け、オリコン週間チャート8位にランクインするヒットとなりました。

 原曲は、ユーロビートを代表するマイケル・フォーチュナティーが1986年にリリースしたデビュー曲で、オリコン洋楽チャートで4週連続1位のヒットに。バブルを象徴するかのような華やかなサウンドが、いかにも80年代らしいですよね!

彼と彼女のソネット(1987年)

 大貫妙子が日本語詞をつけ、原田知世がカバーしたこの曲。オリコン週間チャート最高19位にランクインしました(大貫妙子自身も、この曲をレコーディングしてます)。

 原曲は、フランスの女優・シンガーのエルザが、自身出演の映画『悲しみのヴァイオリン』の主題歌としてリリースした「T'en va pas(哀しみのアダージョ)」。フランスでは8週連続1位となり、ミリオン・セラーを記録したヒット曲でした。日本では、エドウィンのCMで使われたことでも有名ですね。

愛が止まらない~Turn It Into Love~(1988年)

 女性デュオWink3枚目のシングルで、初のオリコン1位を獲得した楽曲。テレビドラマ『追いかけたいの!』の主題歌でした。無表情で踊りながら歌う姿が、斬新でしたね~

 原曲は、「ロコモーション」や「ラッキー・ラヴ」などで知られるオーストラリアのシンガー、カイリー・ミノーグ。この曲は日本だけでシングル・カットされ、オリコン洋楽チャートで1位を記録。日本だけで売れる洋楽も多かった、80年代ならではのヒットと言えるかもしれませんね!

以上、80's洋楽日本語カバーを集めてみましたが、どれも懐かしいですよね~。
他にもいろいろありますので、ご興味ある方は、ぜひ探してみてください!

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