痛くなさそうなプロレス技 【関節技・絞め技】編

痛くなさそうなプロレス技 【関節技・絞め技】編

プロレスラーが繰り出すダイナミックなプロレス技。でも「痛くなさそうじゃん」と思う技も中にはあります。そんな痛くなさそうなプロレス技の関節技・絞め技を特集してみました。


大きなレスラーたちが繰り出す「うわ~!痛そう」と思うプロレス技。
でも、素人ならともかくプロレスラーの鍛え抜かれたカラダなら、実は痛くないんじゃないの?という技も中にはありますよね。

そんな技を独断と偏見でチョイスしてみました。

ロメロ・スペシャル

吊り天井固め、メキシカン・サーフボードとも呼ばれる。
うつ伏せに寝ている相手の腿の外側から、自分の足で巻き込むように挟み、その状態で自分の両手で相手の両手を持ち、そのまま後方に自ら倒れこみマットに寝るようにして、相手の体を吊り上げる。

昭和31年、国際プロレスに来日したラウル・ロメロが公開スパーリングで披露したのが日本初公開。
日本人レスラーでは初代タイガーマスク(佐山聡)、ザ・コブラ、獣神サンダー・ライガーあたりが主な使い手である。

技に入るタイミング、技の安定性ともに非常にうまく、現在もっともロメロ・スペシャルがうまいプロレスラーとも言われている。

獣神サンダー・ライガーのロメロ・スペシャル

水曜日のダウンタウンで「ロメロスペシャルを整体中にかけられても気付かない」について検証。獣神サンダー・ライガーが整体師に扮して一般人にロメロスペシャルをかけてみたが、結果は5人中5人がロメロスペシャルに気付かなかった。

ライガー整体中に突然ロメロ・スペシャル

この結果からも、見た目は非常に派手さがあるがダメージを与えるには至らないと言える。

スピニング・トーホールド

仰向けに寝ている相手の片足のひざ裏部分に対面にある自分の足を差込んで相手の足を地面と水平に折りたたみ、両手で相手の足首とつま先をつかんでそこからテコの要領で膝と足首を極めるという足関節技の一種。
この体勢から差し込んだ足を軸にして自ら回転し、その勢いでさらに極めると強さを増すという技である。

日本人ではジャンボ鶴田がよく使っていた。

もともとはカウボーイでもあったというドリー・ファンク・シニアが編み出した技であるという。
その息子であるドリー・ファンク・ジュニア、およびテリー・ファンクが使用した。

ドリー・ファンク・ジュニアのスピニング・トーホールド

テリーマンのスピニング・トーホールド

技をかけている側が正面を向いたときに空いている足で蹴飛ばせば簡単に返すことができる。
また、回転する時にどうしても一瞬手が相手の足から離れるので、その隙を利用してロープブレイクを狙うという脱出法もある。

返し技や脱出法が多くある隙だらけの技なので、結局は痛くなさそうな技である。

ベアハッグ

立位対面からのクリンチ状態より両腕で相手の胴回りを抱き込み、絞り込むように締め付ける事で相手の背骨から肋骨にかけてを圧迫する。
相撲の決まり手の一つ「鯖折り」と類似しているため、鯖折りと呼ばれることもある。プロレスでは熊式鯖折りともいう。

近代プロレスではジョージ・ハッケンシュミットが得意とした。
ハッケンシュミットは帝政ロシア期のエストニア出身であるが、その故郷では挨拶の際に非常に強く抱き合う習慣があったことからハッケンシュミットが得意とした締め技として「熊の抱擁」という呼称が付いたと言われる。

日本人選手では坂口征二、ストロング小林などが得意とした。

アンドレ・ザ・ジャイアントのベアハッグ

ゲームではスケベな技として定着。

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