特命リサーチ200X 概要
『特命リサーチ200X』
伊達徹(演:SMAP・稲垣吾郎)
~番組制作の主な流れ~
特命リサーチ200X - フレッシュアイペディア
松岡征二(演:佐野史郎)
調査中の現象等については「真相がわかり次第、追って報告する」と一旦、番組での検証を終了させるパターンがあった。しかし、その後の番組自体の終了に伴い、解明されないままの案件も多かった。
また、シリアスな雰囲気で進んでいた番組も終了間際になると、調査員同士の会話によるオチが付けられることが多く、独特な緩い雰囲気があった。
佐野史郎や稲垣吾郎や菅野美穂、高島礼子ら豪華出演陣
特命リサーチ200Xとは - goo Wikipedia (ウィキペディア)
佐野史郎を取り囲むように、稲垣吾郎や菅野美穂、高島礼子らが並ぶ
こっくりさんやオーパーツの真相にも迫った!
世の中の摩訶不思議な現象に迫り検証していく画期的な番組であった「特命リサーチ200X」。
番組は決して触れてはいけない領域にも踏み込んでいった。
それは「こっくりさん」や「オーパーツ」など、いまだ解明されないミステリーの検証に乗り出したのである。
「こっくりさん」の検証では、専門家として紹介された理学博士が、潜在意識が原因していると述べていた。
番組は小学生と先生の集団で実験を行った。
実験中、小学生でも答えられそうな現象は答えを導き出しているが、そうでないものはずっと紙の上を硬貨が行き来するだけで、確かに潜在意識の影響がうかがえるものだった。
専門家は日常起こりうる自然現象にもなぞらえて、この現象について丁寧に説明をしていた。
「オーパーツ」の検証も行った。
オーパーツとは大昔の技術では到底作り得ないものが、なぜか当時に製造されているというものだ。
これは現代の技術に通じるという点で、未来を何かしら暗示していたのではないかという説を検証していた。
番組はイラクのバグダッドで発見された土器の壺に注目。
壺の中には鉄の棒が入っており、これが電池の役割をしているという説だった。
3つほどの仮説を出したが、どれも確証がないために最終的な結論は謎となっている。
伊達徹(演:SMAP・稲垣吾郎)
特命リサーチ200Xで仮説が立てられた「相撲最強論」
当時、盛り上がりをみせていたボクシングや総合格闘技。
そうした状況の中、番組で紹介された「相撲最強論」。
あらゆる格闘技のなかで、どの競技が最強であるのか仮説が立てられた回であった。
番組では、相撲の力士は豊かな脂肪と筋肉に覆われているため、頭から下への攻撃は全く効かない。
頭部への打撃も太い首のおかげで無効であり、たとえキックボクサーのハイ・キックを受けても失神することはない。
攻撃面でも、体重ののった張手一発でボクサーもキックボクサーも吹き飛ばされる。全身筋肉に覆われた力士こそが最強であると紹介された。
しかし、その後、90年代の相撲界を代表する横綱・曙が2003年大晦日にK-1へ初参戦。
そのデビュー戦となったボブ・サップとの一戦で、1ラウンドKO負けを喫した。
試合終了後、うつ伏せで倒れている曙の姿はあまりにも衝撃的で、相撲ではなく、K-1のルールではあることを考慮しても前述の「相撲最強論」に疑問符がつくこととなった。