スタジオジブリ作品のヒロイン(20作品)

スタジオジブリ作品のヒロイン(20作品)

ジブリ作品の主人公の多くは女性であり、それぞれが個性的で魅力的なヒロインです。ジブリ作品を彩る魅力あふれるヒロインたちを振り返ってみましょう。


ナウシカ 『風の谷のナウシカ』(1984年)

『風の谷のナウシカ』(かぜのたにのナウシカ)は1984年にトップクラフト制作の日本のアニメーション映画で宮崎駿監督の長編アニメーション映画第2作。『アニメージュ』に連載していた宮崎の同名漫画(『風の谷のナウシカ』)を原作とする。原作の単行本全7巻から見ると、序盤に当たる2巻目の途中まで連載された時点での作品であり、映画公開後に連載を再開した漫画とは内容が異なる。

アニメージュを発行する徳間書店と広告代理店の博報堂による製作委員会方式で映画化され、宮崎自身が監督・脚本を手がけた。高畑勲・鈴木敏夫・久石譲ら、のちのスタジオジブリ作品を支えるスタッフが顔を揃えている。

『風の谷のナウシカ』(1984年)

ナウシカ
声 - 島本須美
本作のヒロインである16歳の少女。風の谷の族長ジルの末娘で、母や10人の兄・姉たちは腐海の毒で亡くなっている。

父には深く愛されていたが、10人の兄弟を失ったがゆえか母から愛情を受けずに育った。谷の少女達を妹のように可愛がり、「姫姉さま」と慕われている。

愛とやさしさで子どもたちや人々を引き付け、強いリーダーシップで人々を導くカリスマ的ヒロイン。
「風使い」として大気の流れを読み、凧(メーヴェ)を自在に乗りこなす。「腐海辺境一の剣士」ユパ・ミラルダに師事し、トルメキアの精鋭装甲兵や土鬼の僧兵(原作のみ)を一騎討ちで倒すほどの剣術の腕前をもつ。トリウマのカイに乗り、キツネリスのテトを可愛がっている。

腐海にある生命も等しく愛しい存在である。密かに腐海の植物を城の地下で育て、腐海から出る毒は大地と水の毒を吸っているからだということに気付いている。生き物の心を理解し、テレパシー(念話)の能力も持つようになる。

同盟国トルメキアから出兵要請を受けて、病床の父ジルに代わり風の谷の代表となり、クシャナ率いるトルメキア軍の作戦に従軍する。敵対する土鬼(ドルク)の人々とも手を取り、持ち前の行動力とまっすぐな心で多くの困難に立ち向かい、世界の秘密に迫っていく。

母性的な性格で、覚醒した巨神兵を諌めるために「オーマ」の名を授け息子とした。土鬼の聖都シュワの墓所において、墓所の主から世界再生のシナリオを知らされるが、協力を拒み、汚れた大地に生きてゆく決意を示す。その後は土鬼の地で暮らし、チククの成人後風の谷に戻った、あるいは森の人の元へ去ったとも伝えられる。

ナウシカ

ナウシカにとって人間も動物も同じく大切な命。ナウシカは生きとし生けるものを包み込む母性を持っている。

族長の娘であるナウシカは、住民から深く敬愛されており、人が恐れる腐海の虫とも心を通わせる少女だった。

攻撃的だったキツネリスのテトもナウシカに心を許しなつきはじめる。

メーヴェで風に乗るナウシカは、風のような自由な心を持つ少女。

ナウシカと幼生は、疾走してくる王蟲に跳ね飛ばされて姿が見えなくなるが、間もなく王蟲の前進が止まり、王蟲の群れはナウシカを囲むようにして動きを止める。

倒れているナウシカは死んでいるかのように見えるが、王蟲の触手がナウシカを包むとナウシカが蘇る。その光景は、風の谷に昔から伝わる救世主伝説を具現するかのようであった。クシャナらは呆然とその光景を眺め、住民達はナウシカに走りよって、彼女を抱きしめ歓喜する。

地上を前進する王蟲の群れの前方に、王蟲の幼生とともにナウシカが空から降り立つ。

シータ 『天空の城ラピュタ』(1986年)

『天空の城ラピュタ』(てんくうのしろラピュタ)は1986年に制作されたスタジオジブリ初制作の宮崎駿監督の長編アニメーション作品。

空に浮かぶ伝説の島、ラピュタを発見したものの、人々に信じてもらえないまま亡くなった父を持つ、見習い機械工のパズー。

彼はある日、空から落ちてきた少女シータと出会う。彼女は胸に青く光る石のペンダントを身につけていた。実は、彼女はラピュタの王位継承者であり、そのペンダントこそが空に浮かぶ力を持つ“飛行石”だったのだ。

ところが、二人はラピュタを捜索している国防軍に捕まってしまい、シータを残してパズーだけが釈放されることに。彼は、同じく飛行石を手に入れようとしていた空中海賊ドーラ一味の協力を得て、シータを国防軍の手から救い出す。そして、とうとう伝説の島ラピュタと遭遇することになるが……。

『天空の城ラピュタ』(1986年)

シータ (Princess Sheeta) / リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ
声 - 横沢啓子/アンナ・パキン
本作のヒロイン。はるか北方にあるゴンドアの谷に住んでいる。ラピュタを狙うムスカの特務機関に拉致され、飛行船で運ばれているところ、ドーラ一家の襲撃に遭い、逃げ出そうとして飛行船から転落、パズーに匿われることになる。

10代前半。長い黒髪を二本の三つ編みおさげにし、先祖秘伝の飛行石のペンダントを首から提げている。継承名は「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」。かつて、天帝としてラピュタに君臨した王族の宗家たるトエル家の末裔。ラピュタ語でウルは「王」、トエルは「真」を意味し、彼女が真のラピュタ王である事を意味している。

淑やかで心優しい少女だが、一方でムスカを背後からワイン瓶で殴る、ドーラの制止を振り切りパズーと暴風荒ぶ見張り台に残る等、アグレッシブな一面も持つ。山育ちで、視力は良い。彼女も天涯孤独であり、両親や祖母の残した畑やヤクを飼って生活していた。

家事全般が得意。名の由来は、宮崎自身が学生時代に書いた人形劇のヒロインであるシータ(ギリシャ文字のθ)から。構想段階では、シータも海賊の娘であり、風の谷のナウシカ(ワイド漫画版)同様、シータの命によってロボット兵がラピュタを破壊するラストシーンにする予定であった。

シータ 『天空の城ラピュタ』(1986年) ラピュタの空中庭園に着いたシータとパズー。

ハトと戯れるシータ

シータが大量の料理を作る。

パズー (Pazu)
声 - 田中真弓/ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク
本作の主人公。スラッグ渓谷の鉱山で働く見習い機械工で、明るく元気いっぱいで正義感と行動力あふれる10代前半の少年。

天涯孤独で、両親の残した家で一人暮らしをしている。ラピュタの発見に関して詐欺師の汚名を着せられたまま死んだ父のため、自作の飛行機(オーニソプター)でラピュタの実在を証明することを夢見る。

シータと出会ったことで、飛行石を狙っていたドーラ一家に入り、ラピュタを巡る冒険の旅へと出る。体は頑丈で、親方のゲンコツよりも硬い石頭だと自称するほど。とてつもなく視力が良く、その視力は空中を飛んでいて視界が不安定な状態にありながら数百メートルは離れているであろう位置から塔の上に居るシータに一瞬で気付くほど。

日の出と共にトランペットで『ハトと少年(スラッグ渓谷の朝)』を演奏し、飼っている鳩に餌をやるのが日課。ドーラ一家に迎え入れられた際に、その鳩達を全て逃がしている。
小説版のラストではラピュタでの一件の後、シータとは別々に暮らし、彼女とは文通をしている。

機動力抜群の「フラップター」を駆るシータとパズー

パズーとシータはグライダーで城から離れ空でドーラ一家と再会して喜び合う。彼らと別れ、二人は灯がともり始めた港町へ、ゆっくりと降りていった。

シータはムスカから飛行石を奪って逃げ、昔教わった滅びの言葉「バルス」をパズーと共に唱える。すると城は崩壊し、ムスカは瓦礫と共に海へ落ちる。

草壁サツキ 『となりのトトロ』(1988年)

『となりのトトロ』はスタジオジブリの長編アニメ映画。宮崎駿監督作品。1988年初公開。昭和30年代前半の日本を舞台にしたファンタジーである。

物語は、田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキ・メイ姉妹が、“もののけ”とよばれ、子どもの時にしか会えないと言われる不思議な生き物・トトロとの交流を描いていくというもの。

『となりのトトロ』(1988年)

サツキ(草壁サツキ)
草壁家の長女。黄色いシャツにオレンジ色のオーバーオール。当初は10歳の小学4年生という設定だったが、あまりにしっかりしているので12歳の小学6年生に変更された。

親思いで聞き分けがよく、妹の面倒を見たり、寝坊する父親に代わって家事もこなす。トトロとは、雨の日にバス停留場で初めて対面した。名前の由来は皐月(5月)から。

サツキ(草壁サツキ)

サツキは、優秀すぎる。すばらしい。

草壁サツキは、親思いで聞き分けがよく、妹の面倒を見たり、寝坊する父親に代わって家事もこなす。

メイ(草壁メイ)
草壁家の次女。白いシャツにピンク色のオーバーオール。4歳。姉のサツキと同じく親思い。努力家で聞き分けのいい姉とは対照的に、聞き分けが悪く言い出したら聞かない頑固な性格。

幼稚園には通っていない。好奇心の強さや観察眼は姉以上で、初めて見た中小トトロを追ってトトロの棲家までたどり着いている。物語の終盤、家からかなり離れた母の入院先へトウモロコシを届けようとして迷子になってしまい、サツキがトトロの力を借りて探しに出ることになった。名前の由来は英語で五月を表すMayから。

トウモロコシをちゃんと言えずトウモコロシと言ったり、オタマジャクシをオジャマタクシと言ってしまったりする。またこの作品では何もない所でよく転んでいて、大雨の中では転んだ拍子に服が泥だらけになったりするなど、幼児らしい所をしばしば見せている。顔のモデルは宮崎自身である。

サツキ(草壁サツキ)と妹のメイ(草壁メイ)

梅雨の季節となったある夜、サツキとメイが森にあるバス停で父の帰りを待っていると、そこにトトロがやって来る。

サツキがトトロに傘を貸してやると、トトロはお礼に木の実を渡し、バスの姿をしたネコ(ネコバス)に乗って行ってしまう。

二人は木の実を庭にまいたが、なかなか芽が出ない。すると二人はトトロの夢をみる。夢の中で木の実は巨木へと育ち、二人はトトロと共に空を飛ぶ。目が覚めると巨木は消えていたが、かわりに小さな芽が生えていた。それを見た二人は、夢だけど夢ではなかったと大喜びする。

サツキとメイが森にあるバス停で父の帰りを待っていると、そこにトトロがやって来る。サツキがトトロに傘を貸してやる。

夏となったある日に、二人がトウモロコシを収穫していると、病院から突然の連絡が入る。母が体調を崩してしまい退院が延びるというのだ。不安になったサツキは母が死ぬかもしれないと泣き出し、それを見たメイは1人で病院に向ってしまう。村中でメイを探すが見つからない。途方にくれたサツキがトトロに助けを求めると、トトロがネコバスを呼んでくれる。サツキを乗せたネコバスは風のように走り、道に迷っていたメイを見つける。メイは母にトウモロコシを持って行きたかったという。

ネコバスは二人を病院に連れて行く。そこには元気そうに父と話す母の姿があり、それを見た二人は安心する。母が二人の気配に気づくと、そこにはメイが持ってきたトウモロコシが置かれていた。

サツキを乗せたネコバスは風のように走り、道に迷っていたメイを見つける。ネコバスはサツキとメイを母が入院する病院に連れて行く。

節子 『火垂るの墓』(ほたるのはか)(1988年)

『火垂るの墓』(ほたるのはか)は、野坂昭如の短編小説。野坂自身の戦争原体験を題材した作品である。兵庫県神戸市と西宮市近郊を舞台に、戦火の下、親を亡くした14歳の兄と4歳の妹が終戦前後の混乱の中を必死で生き抜こうとするが、その思いも叶わずに栄養失調で悲劇的な死を迎えていく姿を描いた物語。愛情と無情が交錯する中、蛍のように儚く消えた二つの命の悲しみと鎮魂を、独特の文体と世界観で表現している。

同名のアニメ映画『火垂るの墓』(英題:Grave of the Fireflies)が、新潮社の製作で1988年(昭和63年)4月16日から東宝系で公開された。制作はスタジオジブリ、監督・脚本は高畑勲。挿入歌としてアメリータ・ガリ=クルチの「埴生の宿(原題:Home, Sweet Home)」が使われた。

原作同様に清太の死が冒頭で描かれ、幽霊になった清太の「僕は死んだ」というナレーションから始まってカットバックしていき、神戸大空襲から清太が死地となる駅構内へ赴くまで原作の構成をほぼ忠実になぞっているが、後半部分の演出、特に節子の死のシーンの描写(原作では清太が池で泳いでいる間に死んでいる)や、ラストで清太が去って行った後の山から見える景色が現代の神戸の街のシルエットに繋がる構成などはアニメオリジナルである。

『火垂るの墓』

節子
声 - 白石綾乃
4歳。清太の妹。母の言葉や着物のことを覚えている。清太から母が亡くなったことは聞かされず、病院に入院していると誤魔化されていたが、中盤で、実は叔母から母が既に亡くなったことを聞き、知っていたことが判明する。

栄養失調のため体に汗疹や疥癬ができ、髪には虱がついていた。その影響で徐々に目も虚ろになり焦点もあっておらず、死の直前は清太の言葉もほとんど通じていなかった。

この際、おはじきをドロップと思って舐めたり、石を御飯だと勘違いするほど思考力が落ちていた。スイカを食べた後、目を覚ます事はなく遺体は清太によって大事にしていた人形、財布等と共に荼毘にふされ、遺骨はドロップの缶に納められた。

ドロップが好きで全てなめ終わり、衰弱し何を食べたいかを聞かれ最後に「またドロップ舐めたい」と語っていたが叶うことはなかった。アニメ絵本で清太は節子を荼毘に付す直前、「もう一度ドロップ舐めさせてあげたかった」と述壊している。モデルは、戦時中に栄養失調で亡くなった原作者の妹である。

節子 『火垂るの墓』(ほたるのはか)(1988年)

清太
声 - 辰巳努
主人公。14歳(中学3年〔旧制〕)。劇中で、通っていた神戸市立中〔旧制〕は空襲で全焼したことが清太により言及。家も焼け出され、母も死去し、幼い妹・節子と共に西宮の親戚の家に行くが、叔母と折り合いが悪くなり自由を求めて節子と共にその家を出る。衰弱する節子に食べ物を与えるため必死になるが、栄養失調で節子を失い、清太自身も三宮駅構内で衰弱死した。同時に節子の遺骨が入ったドロップの缶は駅員に放り投げ出されていった。

清太は衰弱する節子に食べ物を与えるため必死になるが、栄養失調で節子を失い、清太自身も三宮駅構内で衰弱死した。

キキ 『魔女の宅急便』(1989年)

『魔女の宅急便』(まじょのたっきゅうびん、英題:Kiki's Delivery Service)は日本で1989年にスタジオジブリで制作された長編アニメーション映画作品である。監督は宮崎駿。宮崎が監督を務めたスタジオジブリの長編映画としては初の、他者の原作による作品であり、宮崎が『ハウルの動く城』の監督に就くまで15年間にわたって唯一の作品であった。主題歌には荒井由実の楽曲が採用された。

アニメ版では、原作に見られた童話ならではのファンタジー性は抑えられ、作中における魔法はあくまで「個人の特技の一種」という位置づけで描かれている。「田舎から都会へ上京してきた少女が特技を活かして独り立ちしていく」という点を強調して前面に押し出しており、その中で思春期を迎えた少女の感情の機微を描写していく現実味漂う作風となっている。

『魔女の宅急便』(1989年)

キキ
13歳になり魔女の掟である独り立ちの日を迎えた活発な女の子。飛ぶことだけが魔女としての唯一の取り柄。

おソノの店で「魔女の宅急便」を開業し、様々な経験を通じて成長していく。原作ではロングヘアーであったが、こちらはショートヘアーで、原作よりも快活さやオテンバな一面が強調されている。

キキのモデルとして宮崎がヒントを得たのは、当時ちょうど13歳だった鈴木の娘とされている。また、キキの髪型については当初原作のイメージを重視しロングヘアーであったが作画が難しいという事で様々な髪型が試され、最終的にはショートヘアーとなった(初期イメージボード等では髪を2つに分けていたり、三つ編み等もあったほか金髪もあった)。

赤い大きなリボンについて、後年に鈴木が製作当時、宮崎と共に「思春期」というイメージに迷っていた最も初期にとある喫茶店で宮崎が手近にあった紙ナプキンに大きなリボンを描き、「これだ!」と形のない思春期を具体化したところからすべてが始まったと語っている。

キキ

キキの相棒の黒猫の「ジジ」
ちょっぴり生意気な性格。喋れる猫というわけではなく、キキが魔法の力でジジと会話をしている。

原作によると、魔女の家に女の子が生まれると同じ月日に生まれた猫を探し、大切なパートナーとして共に育てるという風習がある。

映画版では後半からキキの魔法の力が弱まって会話が不可能になる(原作では最後まで可能)映画版終盤では鳴き声で話すジジにキキが微笑みで返す描写がされているが、明確に会話ができるようになったのかどうかはハッキリしていない。

とあるのどかな田舎町に住むキキは、魔女の血を受け継ぐ13歳の女の子。古くからのしきたりに従って旅立ち、海の向こうの町コリコにたどり着く。

キキは、おソノさんの好意でパン屋の2階に居候し、空飛ぶ魔法を活かして『魔女の宅急便』を開業する。

そんなある日。キキは突如、魔法の力を失い、飼い猫のジジとも会話を交わすことができなくなってしまう。魔女の証である魔法の力、唯一のとりえである空を飛ぶ能力を失い途方に暮れる中、かつて森の中で出会った絵描きの女性ウルスラと再会したキキは、少しずつ元気を取り戻していく。

ある日、キキは突如、魔法の力を失う。

そんな時、飛行船『自由の冒険号』の航海開始の生中継を放映していたテレビで、トンボが暴風に煽られて吹き飛ばされた飛行船のロープにしがみついたまま空中にさらわれてしまったところを目撃したキキは、無我夢中で現場へと急行する。

現場の近くにいた掃除夫のデッキブラシを借り受け、必死の思いで魔法の力を奮い起こし、キキはついに再び大空へと飛び出した。しかし、戻ったばかりの魔法の力と乗りなれないデッキブラシに翻弄されて思うようにトンボに近づくことができず、ついにトンボがロープから手を離してしまう。後を追うようにキキはデッキブラシに乗ったまま急降下し、見事トンボをキャッチして救出することに成功した。

キキは、デッキブラシで飛び、トンボをキャッチして救出する

再び魔法の力を取り戻したキキは街の人たちともすっかり打ち解け、今日も元気にコリコの街を飛び回りながら、宅配業に精を出すのだった。

岡島タエ子  『おもひでぽろぽろ』(1991年)

『おもひでぽろぽろ』(英題: Only Yesterday)は、岡本螢・刀根夕子の漫画および、それを原作としたスタジオジブリ制作の劇場アニメ作品。

1982年の夏。27歳になるOL岡島タエ子は、勤務先で休暇を取得。姉、ナナ子の夫の親類の家に2度目の滞在をさせて貰う事になった。

タエ子は、山形へ向かう寝台特急「あけぼの3号」の車中で、田舎が無いことで寂しい思いをした小学5年生の自分を思い出す。その後、滞在先の家の息子、トシオや農家の人々と交流するうちに次々と幼いころのおもいでがよみがえる。

淡い初恋の記憶、分数の割り算、パイナップルの味、たった一度だけお父さんに殴られたこと、同級生の「あべくん」―――。そんな中でタエ子は農家の人々の暮らしに強い魅力を感じるようになり、少しずつトシオにも惹かれ始めていた。

タエ子の心境を見抜いたトシオの祖母は、トシオとの結婚を思わせる発言をするが、タエ子は自分の本当の気持ちを言うことができない。そのまま東京に帰ってしまおうと列車に乗ったタエ子だったが、車中で今までの人生の記憶があふれる中で、トシオともっと話がしたいと思ったタエ子は、途中で列車を降り、トシオの元へと戻っていく。精神的に自立し始めたタエ子を小学5年生のタエ子とその同級生たちの面影がしずかに見守るのであった。

27歳のタエ子は、山形に行くにあたって、10歳の頃の自分を思い出す・・・

タエ子は、山形へ向かう寝台特急「あけぼの3号」の車中で、田舎が無いことで寂しい思いをした小学5年生の自分を思い出す。

淡い初恋の記憶、分数の割り算、パイナップルの味、たった一度だけお父さんに殴られたこと、同級生の「あべくん」―――。

10歳の頃のタエ子と家族の風景

岡島タエ子(小5時代)
声 - 本名陽子
1966年当時のタエ子。岡島家の三女として育った。作文は上手だが、算数(特に分数の割り算の計算)が苦手。ごく普通の明るい女の子だが、やや意固地で我侭な一面も持っており、次姉のヤエ子とは反発し合うことが多い。

小5時代(10歳頃)の岡島タエ子

よそ行きの服を着て家族とおでかけ・・・楽しいはずの日が・・・

岡島タエ子 (27)
声 - 今井美樹
本作の主人公。東京の会社に勤めるOL。東京で生まれ育った事もあり、田舎に憧れていた。山形にあるナナ子の夫の親戚の家に滞在する。1955年生まれ。映画版では、1956/2/22という設定あり。本作から。

27歳の岡島タエ子

タエ子は農家の人々の暮らしに強い魅力を感じるようになり、少しずつトシオにも惹かれ始めていた。

トシオ (25)
声 - 柳葉敏郎
ミツオとカズオの又従兄弟に当たる。サラリーマンから農業に転身。有機栽培農業を目指している。冬の時期にはスキーのインストラクターを引き受けている。

精神的に自立し始めたタエ子とトシオを小学5年生のタエ子とその同級生たちの面影がしずかに見守るのであった。

フィオ・ピッコロ 『紅の豚』(1992年)

『紅の豚』(くれないのぶた)は、スタジオジブリ制作の日本の長編アニメーション作品。アニメーション映画として1992年7月18日から東宝系で公開された。
監督は宮崎駿。前作の『魔女の宅急便』に続いて劇場用アニメ映画の興行成績日本記録を更新した。

世界大恐慌時のイタリア・アドリア海を舞台に、飛行艇を乗り回す海賊ならぬ空賊(空中海賊)と、それを相手に賞金稼ぎで生きるブタの姿をした退役軍人操縦士の物語。

『紅の豚』(1992年)

フィオ・ピッコロ(Fio Piccolo)
1912年 - 1913年生まれの17歳。“ピッコロのおやじ”の孫娘で飛行機設計技師、アメリカでの修行経験がある。ポルコが高く評価するほどの腕前。

秘密警察に追われ復活したサボイアの飛行テストもままならずにミラノを去ろうとするポルコに「自分の仕事に最後まで責任を持ちたい」という理由で同行し、自身を掛け札にしてカーチスと再戦させる。彼女の父親はポルコと同じ部隊に所属していた。後にジーナと親しくなり、ピッコロ社を継ぐ。

フィオ・ピッコロ

フィオ・ピッコロ「私が女だから不安なの?」

ポルコが大破した愛艇をミラノの工房ピッコロ社に持ち込むと、待っていたのはピッコロの孫で17歳の少女フィオだった。ポルコは驚くがフィオの熱意に絆されて設計を任せる。

マダム・ジーナ(Gina)
ポルコの昔馴染みで、ホテル・アドリアーノを経営する美女。空賊達を含めた飛行艇乗りのマドンナであり、「アドリア海の飛行艇乗りは、みんなジーナに(一度は)恋をする」と言われている。これまでに三度、飛行艇乗りと結婚したものの、全員と死別している。空軍内部をはじめ幅広い情報網を持っているようである。ポルコを本名で呼ぶ数少ない人物であり、密かに彼を愛していた様子。後にフィオと親しくなる。

マダム・ジーナ(Gina)

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