日本語では「祭典」と訳されるように、アメリカンプロレスの世界においては、年に一度の大一番なのです。
アンダーテイカーは1991年の初出場以来、実に21大会において勝利を重ね続けました。いつしか、その勝利は「不敗神話」となります。
しかし、2014年、ついにその神話が終わる時がやってきます。レッスルマニア、記念すべき30回目の大会のことでした。対戦相手は、ブロック・レスナー。プロレスと総合格闘技の世界を股にかけて活躍するスーパースターです。
20140407 - レッスルマニア30の墓掘り人 - yamablog
おわりに
プロレスには、スポーツとエンターテインメントの要素が複雑に入り混じっています。その中でもギミックは欠かせない要素といえます。ギミックは時に「八百長」などと揶揄される要因となることもありますが、「実は分かってはいるけれども、あえてその『体(てい)』で見てみる」という楽しみ方もプロレスの魅力の一つではないでしょうか。
ジ・アンダーテイカーはその徹底したギミックで一世を風靡しましたが、それを支えていたのはレスラーとしての確かな技量であったことは間違いありません。現在はスポット参戦が多くなっているアンダーテイカーですが、これからも世界中を震撼させる活躍を期待したいものです。