究極ハリキリスタジアムとは?

カートリッジです。
1986年にファミスタが発売されています。と言うことはこのゲームは後追いな訳です。
どれだけ対抗できるか?っていうのが色々と考えらていたんだとおもいます。
開発中のタイトルは「ハリキリスタジアム究極の野球狂」だったそうです。
発表当初はゲーム雑誌上でもこの名前で発表されていたようですね。
究極ハリキリスタジアムはタイトーとしては初の野球ゲームです。
内容的には基本は「ファミスタ」まあ当然でしょうね。ピッチングは「燃えプロ」のセンター側視点、そして「EXベースボール」の選手育成などを上手く組み合わせた野球ゲームになっています。
簡単に言ってしまえば各野球ゲームの良いところ取りです。
でも、実際はファミスタの牙城を崩すことはできませんでしたね・・・。
ファミスタ面白かったですもんね・・。
ハリスタならではの特徴は?
ファミスタ全盛期の作品なので差別化を図ろうとしたんでしょう。
それなりに違いがあります。特徴と言っても良いですね。
そんな「ハリスタ」ならではを紹介していきましょう。
野球ルールが若干違う・・・。
実際の野球とは違うルールが存在します。ただのバグかもしれないけど・・
・ファウルチップが捕球と見なされアウトになる
・インフィールドフライがない
・ハーフスイングが全て空振りと見なされる。
なかなかシビアですね。ハーフスイングが空振りは結構イタイです。
コンピューターの頭がいい!
初代任天堂のベースボールしかり、ファミスタしかり、対戦は面白いけど、対コンピューターとなると穴じゃないですけど、自分が攻撃の時とかのコンピューターの守備はざるでしたよね。
しかし、この「ハリスタ」は結構守備でがんばってました。
ランナー2塁からのシングルヒットで、実際の野球と同じように、二塁ランナーがきわどいタイミングでホームに突入するとかありましたしね。
守備でも、バント作戦が通じなかったり、賢いって感じがしました。
これは「ハリスタ」の良いところだと思います。
球団・選手名

選手名
実在のプロ野球の球団をモデルにした12球団に加え、女性選手のみで構成される球団「アイドール」の全13球団が登場します。
選手名はプロ野球選手の本名の使用許諾を得ていなかったため実在選手の名前を代えて使用しています。
例えば・・・ 小川淳司→おがわじ 杉浦亨→すきうら 古田敦也→ふろた
まあ、ファミスタとかもこんな感じですからね・・・。
選手の能力強化ができる!
ファミスタと違い、ペナントモードでは選手の能力強化が行えます。
打者は成長の度合いにより、体型が変化し、投手は成長すると魔球が投げれる!
これは「ハリスタ」の特徴だと思いますよ。
乱闘シーンがある!?
デッドボールのときに、ABボタンを交互に20回連打すると乱闘が発生します。
これはファミスタには無い要素ですよね。
動画は清原乱闘です。乱闘のイメージありますよね。今は清原容疑者ですね・・。
ズームモード搭載!
動画の最初の方でズームシーンがあります。
ズームモードってやつですね。取れそうに無いボールでもファインプレーでとることができます、。
クロスプレイもズームされますね。これは迫力もあってイイと思います。
グラウンドに酔っ払いが出現!?
これも斬新でしょう!野球ゲームに全く関係無い演出だと思いますよ。
一定条件で酔っ払いがグラウンドに乱入するということですが、どんな条件なんだろうか?
上の動画でも確認出来ますが、実況アナウンサーと解説者の絵が合間に挿入されます。
登場するアナウンサーは徳光和夫さん似の人と長嶋茂雄さん似の二人ですね。
観客席がガラガラ!?

パリーグの試合の観客が少ない!
今現在はパリーグが盛り上がっていますから人気がないってことはないですよね。
観客もセリーグよりも多いぐらいでしょう。
しかし、この1988年当時はパリーグの人気がない時代です。
なので、人気のないカード、し合いの開始直後は客席がガラガラになっています。
変にリアルなのも「ハリスタ」の特徴ですよね。
アイドルチームがある!?

せんこうの方に女性アイドルの名前が・・。
オリジナルチームで「アイドール」という当時の人気アイドル目白押しのチームが選べます。
でも弱いです。女性ですしね・・・。
「こいすみ」「おきのめ」「なんの」「まとんな」「みほ」「きくち」「こくしよ」「ひばり」「やくしま」「ゆき」「ごくみ」「ゆい」「せいこ」って名前が並んでます。これ全部わかるひとは私と同じ同年代の人ですね。
でも「ひばり」はアイドルじゃないだろーって思います。

アイドルチームの能力完全版パスワード
上の画面のパスワードはアイドルチームの能力完全版パスワードです。
良かったら使用してくださいね。
他にも少しあります
・ピッチャーのスタミナがつきた時にBボタンを2回押すと、タイムがかかりキャッチャーが駆け寄り
ピッチャーのスタミナが回復します。→これはなかなか憎い演出だと思いますね。
・ランナーのリードが段階制になっていて大幅なリードがとることができる。
でもその代わり牽制は画面を切り替えて行うので、アウトになる確率もあります。
ようは駆け引きが面白いって事ですね。
最強パスワード!
ファミコン裏技データベース 究極ハリキリスタジアム
各チームごとにパスワードが違います。
パスワードが長いですから、間違えないように打ち込んでくださいね。
ちょっとした小ネタ!
・ホームランレース中止 投手を2Pで操り、デッドボールを当てると、中止になります。
・早口になる 十字ボタンの上をおすとアナウンサーと解説者が早口になる
・乱闘回避 デッドボールを当ててしまったら、十字ボタンのどこでも良いから3回押すと乱闘を回避できます。
究極ハリキリスタジアムのみんなの評価は?
究極ハリキリスタジアムはシリーズ化してます!
1988年に発売された「究極ハリキリスタジアム」
その後にも平成元年版、「究極ハリキリスタジアムⅢ」「究極ハリキリ甲子園」
そしてスーパーファミコンでも
「スーパー究極ハリキリスタジアム」→このゲームは球団名、選手名が実名になりました。
「スーパー究極ハリキリスタジアム2」等も発売されています。
野球ゲームでもやっぱりグラフィックは大事ですかね?
最後のSFC版はやっぱりカッコいいです。
人気のあった「ハリキリ」ですけどそれでもやはり「ファミスタ」には叶わなかったということですよね。
その「ファミスタ」も「パワプロ」に負けるわけですからね・・・。
そうやって野球ゲームが進化していったということでしょう。
1度はプレイして欲しいゲームですね。