Members
1975年に大音量で演奏するフリークアウト・ミュージックをコンセプトにモーターヘッドは結成されました。
創設者にしてリーダーだったのが、ヴォーカル、ベースを担当し多くの作品の作曲をしたレミー・キルミスターです。
日本では、その風貌から“極悪ロッカー”というイメージが定着していますが、イギリスではテレビCMに出演するなど、お茶の間でも親しまれる存在です。
1975年から2015年まで長きにわたり活動を続けたモーターヘッドですが、その黄金期となると70年代後半から80年代初頭といえます。
ヘヴィメタルやスピードメタルなどにカテゴライズされることの多いモーターヘッドですが、ジャンルを超えて多くのミュージシャンや音楽ファンに愛されたモーターヘッドの黄金期を振り返ります。

レミー・キルミスター
レミー・キルミスター以外のメンバーは入れ替わりますが、この時期は、レミー・キルミスター以下ギターに"ファスト"・エディ・クラーク、ドラムスにフィルシー・"アニマル"・テイラーと最高のメンバーが揃っています。

"ファスト"・エディ・クラーク&フィルシー・"アニマル"・テイラー
Motörhead

Motörhead
ファースト・アルバムです。粗削りではありますが、そこがまた魅力ともいえます。
収録曲「White Line Fever」。この曲を聴けばモーターヘッドがどういった感じの音楽かということが分かるのではないでしょうか。
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Overkill

Overkill
全英24位、シルバー・ディスク獲得。
このアルバムにおいて独自の音楽性を確立したといえます。その独自性とは、大音量でハイスピードの爆走型ロックンロールです。
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Bomber

Bomber
初期の代表作である前作と次に発売されるモーターヘッドの全キャリアを通しての代表作の間に挟まれていることで地味な存在となっている本作「Bomber」ですが、これまた侮れません。
それは、タイトル・ナンバーを聴いてもらえればすぐに分かります。
Ace of Spades

Ace of Spades
アルバム・ジャケットから彼らのキャラクターであるウォー・ピッグがなくなり、すっきりとしたデザインになった本作こそが、モーターヘッドを代表する大傑作アルバムです。
ジャケット写真そのままに、埃っぽく疾走感あふれるロックンロール!
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Iron Fist

Iron Fist
タイトルナンバーを聴くと分かるように、前作からの勢いをキープした聴きどころの多いアルバムです。全英6位とヒットしました。
しかし、本作を最後にギターのエディ・クラークが脱退し、後任のブライアン・ロバートソンが加入します。
ブライアン・ロバートソンは次作でメロディックなギター・プレイを披露しますが旧来のファンからは受け入れてもらえず、バンドは方向性を修正する事態となります。
初めてモーターヘッドを聴かれた方はあっけにとられてしまうかもしれませんね。
しかし、それこそがモーターヘッドです。
2015年レミー・キルミスターの死によってモーターヘッドは解散してしまいますが、最後の最後まで信念を貫き通した音楽には素晴らしいものがあります。
それでは最後にレミー・キルミスターを偲んで美しいアコースティック・ナンバーを1曲!
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