『渡る世間は鬼ばかり』、約1年半ぶりの新作放送が決定!!
脚本家・橋田壽賀子氏によるTBS系人気ドラマシリーズ『渡る世間は鬼ばかり』のスペシャルドラマが、今秋に放送されることが明らかになった。昨年の2月以来、約1年半ぶりの新作で前後編計4時間で放送される。タイトルは「橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』2016年スペシャル(仮)」。

『渡る世間は鬼ばかり』、約1年半ぶりに新作放送!新たに問題勃発!!
前編では、女優・泉ピン子演じる小島五月が、夫の勇(角野卓造)と切り盛りしてきた中華料理店・幸楽の改装が持ち上がり、五月と、吉村涼を演じる娘の田口愛が対立してしまう。
泉は「幸楽も自分たちの時代から娘夫婦の代に移っていく。世代交代は仕方がないけど、長い間親しんできた店が改装で変わってしまうのは寂しいですね」と感慨深くコメントする。なお、「幸楽」の改装を描くため、20年以上にわたり登場してきたおなじみの「幸楽」のセットは今回で見納めとなる。
スペシャル前編には、泉のほか、長山藍子、中田喜子、藤田朋子、角野卓造、えなりかずき、植草克秀、三田村邦彦らおなじみのキャストが出演する。

長年、ドラマで親しまれてきた幸楽がついに改装に!!

約40年以上、幸楽を切り盛りしてきた小島夫妻。(左:五月を演じる泉ピン子、右:勇を演じる角野卓造)
幸楽は、5階建てのビルの1階で営業しており、2階に五月たちの住まいがあるという設定。
今回のスペシャルドラマでは、2階の住まいの一部も店舗にする大規模改装が行われるといい、改装後の新装「幸楽」は後編で登場する予定だ。
(あらすじ)
今は使わなくなった住居部分を客席にし、店を大きくするため幸楽の改装を持ちだした、勇の跡を継ぐ誠(村田雄浩)と娘の愛(吉村涼)夫婦。何の相談もされず、すべてが決まったあとに聞かされた五月は激怒するが、愛から「皆から嫌われていることがわかっていない」と言われショックを受ける。しぶしぶ改装を受け入れた五月のため、工事の間中に今まで働きずくめだった両親にのんびりとした生活を送ってほしいと、愛は30万円という小遣いまで用意する。勇は誠と愛に理解を示し、この機会に「おやじバンド」の練習に精を出す。しかし、五月は何もすることがなく孤独を味わう事に。
気がつけば気軽に話ができる仲間も、愚痴をこぼせる友達もおらず、独りで旅行に行く気にもならない五月は、姑や小姑で苦労を重ね、必死で子どもたちを一人前に育て、働きずくめでここまでやってきたのは何のためだったのかと呆然とする。五月はこの孤独と失望にどう立ち向かっていくのか。そして久々の岡倉家5姉妹の暮らしぶりも明かになり見所満載のストーリーになっている。

改装を持ちだした小島家の長女・田口愛を演じる吉村涼。

愛の夫・誠を演じる村田雄浩。

五月は、幸楽で働きずくめの毎日を送って来たからこそ、思い入れが沢山あるのだが・・・。

幸楽は、新しくなってさらに拡大する事に!!
泉は、「今回の物語は五月が孤立してあちこち訪ねる話なので、出番はものすごく多いです。全体の9割以上は出ているんじゃないですか。まさに『渡る世間は五月ばかり』。今までで初めてです。せりふもたくさんあるけど、91歳の橋田(壽賀子)先生が一生懸命書かれたドラマだし、自分としては今までの集大成だと思って初心に返って演じています」と語る。
渡る世間は鬼ばかり

『橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり』
(幸楽について)

中華「幸楽」
小島五月 - Wikipedia
家族をテーマに長年繰り広げられた、橋田 壽賀子のヒットドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(第一シリーズ) - Middle Edge(ミドルエッジ)