その後もマドンナは女優活動を続けて、今度はコメディ映画となる『Desperately Seeking Susan』(邦題:マドンナのスーザンを探して)にも女優として出演しています。
もっとも、タイトルとは違いこの映画のマドンナは主演ではなく助演女優です。
この映画でも、マドンナは主題歌である『Into the Groove』を歌い、スマッシュヒットを飛ばしました。
マドンナはこの時期、27歳の時に、私生活でも、俳優のショーン・ペンと最初の結婚をしています。
True Blue
True Blue
True Blue / トゥルー・ブルー (Madonna / マドンナ)1986 - 洋楽和訳 (lyrics) めったPOPS
1986年6月にリリースされたマドンナの通算3枚目のスタジオアルバム『True Blue』は、音楽的にもマドンナを神の領域へ引き上げたと言われる素晴らしいアルバムとなりました。
これまでも、アルバムもシングルもセールスは抜群で、世界のトップに君臨する人気者であり、セックスシンボルであり、スーパースターではありましたが、どちらかといえば人気先行のアイドルスターという扱いで、音楽的才能自体はまだそれほど評価はされていませんでした。
しかし、この3rdアルバム『True Blue』において、マドンナはそういった世評をいとも簡単に覆して見せました。
結果として、このアルバムは全世界で大反響を巻き起こし、全米、全英はもちろん、世界28か国で1位を獲得するというとてつもない記録を作りました。
【収録曲】
Papa Don't Preach
Open Your Heart
White Heat
Live to Tell
Where's the Party
True Blue
La Isla Bonita
Jimmy Jimmy
Love Makes the World Go Aorund
Like a Prayer
Like a Prayer
1989年3月に発表されたマドンナ4枚目のスタジオアルバムは、もうずっと前から、世界中どこへ行ってもトップクラスの有名人スーパースターとなっていたマドンナの私生活の変化とともにその心情を吐露したような作品となり、またまた世界中で大反響のアルバムとなりました。
まず、このアルバムリリース直前に、マドンナは4年間ともに生活した夫のショーン・ペンと離婚。
そして、タイトルチューンとなった『Like a Prayer』においては、そのプロモーションビデオの中で、マドンナに聖痕が浮かんだり、十字架を燃やしたり、キリストと思しき黒い男とマドンナが祭壇上で性行為をするという内容から、カトリック教会をはじめ各種キリスト教団体から猛反発を受け、世界的大問題に発展しました。
アルバムは結局、商業的には大成功を収め、全米アルバムチャートでは6週連続の1位を記録、全英はじめ世界の多くの国においても1位を獲得しました。
【収録曲】
Like a Prayer
Express Yourself
Love Song
Till Death Do Us Part
Promise to Try
Cherish
Dear Jessie
Oh Father
Keep It Together
Spanish Eyes
Act of Contrition
激動の1980年代〜1990年代を駆け抜け、今も女王として君臨し続けるマドンナ
その後も、音楽シーンのみならずエンターテインメントの世界のトップで常に大活躍を続けるマドンナ。
1990年には、映画『ディック・トレイシー』に出演、同作のサウンドトラックの中の楽曲としてリリースされたシングル『Vogue』は、世界中で爆発的な大ヒットを飛ばし、ニューヨーク発の新しいダンスムーヴメント「ヴォーギング」の火付け役の役割を果たしました。
このシングルは、全世界のシングルチャートで軒並み1位になり、600万枚以上のセールスを記録。
シングル曲としては、マドンナ最大のヒット曲となりました。
1997年には、主演女優を務めた映画『エビータ』で、第54回ゴールデングローブ賞の「主演女優賞」を受賞します。
これまで、音楽活動に比べて、あまり評価をされてこなかったマドンナの女優活動でしたが、この作品で女優としても一流であると認められました。